NetApp FASシリーズ
NFSプロトコルは主に、UNIX系サーバやVMwareサーバ接続時に使用されます。
NFS プロトコルを使用すると、信頼性と拡張性に優れた NetApp の NAS ソリューションに、先進的なテクニカルアプリケーションやビジネスアプリケーションを確実に導入できます。ファイルサービスに NFS プロトコルを使用すると、NAS ストレージソリューションのメリットを享受できます。NetApp プラットフォームはさまざまな NAS接続プロトコルをサポートしているので、データベースやテクニカルアプリケーション、さまざまな環境での仮想化など、重要なアプリケーションに対して NFS プロトコルを利用できます。
またNetApp製品と既存のサービスを迅速に統合して、導入時間を短縮することができます。 NFS のような業界標準は、システムの標準化とコストの削減に役立ちます。
NetApp のソリューションは、包括的なテストを受けており、標準準拠が保証されています。
NetApp は、Fibre Channel で期待できるソリューションに加えて、慣れ親しんだ IP 管理環境のメリットを提供します。
優れたパフォーマンスを誇る SAN の場合、選択肢は Fibre Channel だけではありません。NetApp の堅牢な iSCSI ストレージと強力なデータ管理ソフトウェアを組み合わせると、両方のメリット、つまりパフォーマンスと使い慣れた IP プロトコルの使用を実現することができます。
NetAppでは、IPベースストレージの導入に関して十数年の実務経験があり、現在、1 万社以上がNetApp の iSCSI ソリューションを利用して、 高いデータ可用性、シンプルなデータ管理、高いストレージの利用率を実現しています。
NetAppのFASシリーズは、独自のファイルシステムであるWAFLと、独自のRAID方式であるRAID-DPによって 優れたパフォーマンスと可用性を実現しています。
WAFL(Write Anywhere File Layout)ファイルシステムとは、一般的なファイルシステムと異なり、ディスクへの書き込みの際に、効率的にデータを書くことができる場所にデータを配置することが可能なファイルシステムです。その仕組みはNVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)によって実現されており、NVRAMがディスクへの書き込みデータを一時的にキャッシングします。読み取り/変更/書き込み処理の代わりに書き込み要求を一括処理することで、パリティを含む多くの データを効率よくストライピングして、大幅に処理時間を短縮できます。また、ディスクのメタデータとデータを同じディスクに 保管することによってもパフォーマンスの向上を実現しています。
他社ストレージが採用する RAID方式の問題点
- RAID 5
→ディスクの2重障害は、数学的にも起こりえることが確実であり、もはや十分な保護ではない - RAID 10
→全てディスクをミラーリングするため2倍のコストがかかる - NetApp以外のRAID-6
→Writeの度にバリティディスクに書き込むため、パフォーマンスが劣化
NetApp RAID-DP
- ディスクの2重障害からデータを保護
- 独自のNVRAMを使用したWrite方式により、パフォーマンスを犠牲にしない、特許取得済みのRAID-6を採用
- RAID10の半分のコストで、より高い保護力
こんなお悩み・要件にピッタリ!
- サーバやストレージのディスク障害によるデータ損失を防ぎたい。
- 既存ファイルサーバやストレージのパフォーマンスに満足していない。
独自の仕組みで高速かつ無駄なくオンラインバックアップを取得
Snapshotは名前の通り、ある時点におけるデータの状態を保存するオンラインバックアップ機能です。 Snapshot機能を採用しているストレージは他社にもありますが、NetAppのSnapshotはポインタ情報のみを 取得する方式なので、瞬時に取得でき、パフォーマンスにも影響を与えず、また少ないバックアップ領域でOK と三拍子揃ったSnapshot機能です。
Snapshotは1,023世代まで取得することができ、取得したファイルはユーザ自身でリストアすることが可能なので管理者の運用負荷も軽減できます。
こんなお悩み・要件にピッタリ!
- バックアップの時間が非常に長くかかるため、短縮したい。
- 沢山の世代数のバックアップを取得したい。
障害時もメールで連絡が入るから安心
AutoSupport(通称ASUP)機能は、NetApp FASシリーズに障害が発生した際に事前に指定した宛先に Eメールで通知を行います。 そのためより迅速に障害対応を行うことが可能です。