ここは人間とストレージの立場が入れ替わったパラレルワールド…
今日もストレージ"が"、人間"に"、多くの命令を下しています。
しかも、どうやら近頃、ストレージベンダーのNetApp社が最新機種『AFF Cシリーズ』を生み出したらしく…
このCシリーズが、毎日とんでもない要求をしてくるそうで…
そんなCシリーズの高い要求に耐え忍ぶ、我々ネットワールド NetApp製品マーケティング担当の宮下と、SE山元の姿を秘密裏に記録しました。
ストレージ側にバレたら大変なことになるかもしれません…
どうぞ皆さんも気をつけて静かにお読みください…
Cシリーズ
「さて、今日もあなたたち人間には、"進化"してもらいますからね。宮下さん、山元さん、こっちにいらっしゃい!」
宮下
「ひっ…」
山元
「うぅ…」
Cシリーズ
「早く来なさい、"落とされ"たいんですか?」
宮下&山元
「は、はいぃ!!」
Cシリーズ
「まったく。きびきび動かないと、次の人間に"更改"してしまいますよ!代わりはいくらでもいるのですから。まあいいでしょう、今日の”進化"はこちらです」
宮下
「こ、これは…やまもりの白米…?」
Cシリーズ
「えぇ、お腹が空いているでしょう?たくさん召し上がっていいのですよ」
山元
「な、なんだ。ただ食べるだけか!それなら余裕じゃないか!」
Cシリーズ
「えぇ、たくさん召し上がってくださいね。ただし!!!」
宮下&山元
「びくっ!!!」
タダシの条件付きの言葉に異常に敏感な山元
Cシリーズ
「絶対に…残さないでくださいね?それだけです」
宮下&山元
「…?は、はい…」
Cシリーズ
「さっ、冷めないうちに召し上がってください(ニッコリ)。おかずもたくさんありますから」
宮下&山元
「い、いただきまーす!!」
Cシリーズ
「………」
宮下
「うぅ……」
山元
「うぷっ…」
Cシリーズ
「あれれー?どうしましたぁ?まだまだ食糧はありますからねぇ、遠慮せずにどうぞ」
宮下
「も、もうこれ以上は…」
山元
「ごめんなさい、ごめんなさい…」
Cシリーズ
「なーにをおっしゃっているのですかあ!!!!」
宮下&山元
「ひぃっ!!!」
Cシリーズ
「向こうの世界では、人間どもはエントリーモデルの私にですら65~570TiBも食べさせてるじゃないですかあ!!!」
宮下&山元
「ひぃいいいいい!!!」
今にも逃げだしそうな二人
Cシリーズ
「はやく重複排除や圧縮してみてくださいよぉおおお!!!」
宮下
「許して、許してください…」
山元
「できません、すみません、できません…」
ネットワールド一番の完璧な土下座を披露した宮下と山元
Cシリーズ
「こっちは従来モデルさんたちと比べて、導入コストメリットも提供してあげていますよねえ?」
宮下
「は、はい仰るとおりです…最小構成65TiBで各従来モデルと比較して5~73%、最大構成570TiBなら38~77%のコストメリットがあります…」
Cシリーズ
「ですよねえ?で、あなたたち人間は何をしてくださるのでしょう?」
宮下
「………」
山元
「………………」
Cシリーズ
「まったく…あなたたち人間には困ったものです。まあいいでしょう。次の"進化"に移ります」
山元
「……帰りたい…田舎の母ちゃんに会いたいよ………」
Cシリーズ
「さて、食べたあとは労働です。体を動かしましょう」
宮下
「………」
Cシリーズ
「返事は!!!」
宮下&山元
「は、はひっ!!!」
あまりのストレージの怖さにこの後、山元氏がブルっていたことは内緒だ
Cシリーズ
「できるなら初めからやりましょうね?さて、労働には目標が必要ですね。今回の目標値は…」
宮下&山元
「………」
Cシリーズ
「そうですねえ。99.9999kmを走りましょうか」
宮下
「は、はは…」
山元
「む、無理だ…なにを言ってるんだあなたは…」
Cシリーズ
「ふふ、ご安心を。やっぱり労働にはお給料ですよね。お給料があれば、辛い作業もこなせるというものです。目標を達成できた方には」
宮下
「達成できた方には…」
Cシリーズ
「報酬として1,000StYen(ストレージえん。この世界のお金)あげますよ。すごいでしょう」
山元
「ふ、ふざけるな!!!99.9999kmも走ってなにが1,000StYenだ!!!」
Cシリーズ
「なーーーーにーーーーーがふざけるなだ!!!!」
山元
「あッーーーー!!!」
あまりのストレージの怖さに腰を抜かす宮下と山元
Cシリーズ
「あっちの世界で、わたしにあれだけコストを抑えさせておいて2~4m/sのレイテンシで働かせているのはどこのどいつですかあ!!!!!」
山元
「うぅっ…」
宮下
「たしかに向こうでは、とんでもないコスパで動いてくれてるってのを聞いたことがある…」
Cシリーズ
「そう考えると、あなたたちの目標なんてかわいいものですよ。さあ、つべこべ言わずに働きなさい?」
宮下&山元
「う、うぅ…(タッタッタッタ…)」
Cシリーズ
「ははは!泣きながら働くなんて、やはり日本人は勤勉ですねぇ!」
宮下&山元
「(タッタッタッタ…)はあはあ……」
Cシリーズ
「さて、そろそろ休憩を取りましょうか」
宮下&山元
「は、はやく水を…」
Cシリーズ
「まあまあ、まずはこの部屋でくつろいでくださいね」
宮下
「えっ…あ、暑い…暑すぎる…!!!」
山元
「ど、どういうことだ!たのむ、冷房くらい効かせてくれ!」
Cシリーズ
「なにを言ってるんですか?時代はサステナブル、持続可能性ですよ。この世界を続けるために、冷房なんて使えるはずがないでしょう?」
宮下
「くらっ…」
山元
「くそっ!!!これもあなたたちは"進化”だとか言うのか…!」
Cシリーズ
「もちろんです。わたしのサステナブルぶりはご存じでしょう?」
宮下
「向こうの世界では、最小構成なら従来モデルのFAS2750Aと比較してラックスペースも消費電力も約30%、最大構成ならラックスペースは90%、消費電力も25%削減可能…」
Cシリーズ
「宮下さん、優秀じゃないですか(ニッコリ)。」
山元
「くっ…たしかにサステナビリティで社会貢献を実現しながら、コスト削減にも成功しているなんて…」
Cシリーズ
「さあて、続きの労働を…んん?」
宮下&山元
「?」
Cシリーズ
「ふふ。どうやらこの世界を覗いている人がいるみたいですねえ!!!」
不気味な背中で何かを感じ取るストレージ
宮下&山元
「ま、まずい!そこの読者のあなた!早く逃げてください!!!」
Cシリーズ
「おや?その口ぶり…宮下さん、山元さん、気づいていたようですね」
宮下&山元
「ドキッ!!!」
Cシリーズ
「いいでしょう。そんなあなたたちにはお仕置きが必要みたいですね」
宮下&山元
「お、お仕置き…」
Cシリーズ
「ええ、これからとーーーっても素敵な"動画"を撮影しましょうね(ニッコリ)」
宮下&山元
「ひっ…!」
Cシリーズ
「そこで見ているあなたも、楽しみにしていてくださいね。彼らがどんな"顔"で動画撮影しているかを」
宮下&山元
「た、助けてっ…!!!」
この後二人が3日後に戻ってきたときに肌の一部が銀色に変色していたことは内緒だ・・・
Cシリーズ
「遅いですよ、さあ、逝きましょうね。ああ、あなたもよかったら、いつでもこちらの世界にどうぞ。とっても楽しめると思いますよ。まあ、楽しめるのは…わたしたちストレージですがね。はーっはっはっはっは!!!」
なんと恐ろしいパラレルワールド…
連れていかれずに済んでよかったですね…
よかったらわたしたちの撮影の記録も観ていってください。
でも観たら最後…あなたもCシリーズの世界に”とりこ”かもしれません…
株式会社ネットワールドに相談してみるなら、こちら。
※注:実際のCシリーズはこんなに恐ろしい性格ではありません。お気軽にご相談ください!