ILMT (IBM License Metric Tool) 概要

IBMソフトウェアのご利用状況を計測するツールであり、サーバおよびクライアントが存在します。クライアントは、対象となるサブキャパシティー・ライセンスのソフトウェアが稼動するOSに導入します。

新規にILMTを導入される際には、原則として、導入時点の最新バージョンおよび修正パッチを使用してください。
ILMTは、サーバとクライアントから構成され、バージョンによって仕組みが異なります。

  • サブキャパシティー・ライセンスのご利用状況を計測し、監査用レポートを作成します。監査用レポートは、3ヶ月間に最低1回取得いただき、最低2年間保管いただきます。
  • ツールの提供・保守(ソフトウェアサブスクリプション&サポート)は無償となります。ただし、ILMTのライセンス・保守をオーダーいただくことが必要です。
  • サブキャパシティー・ライセンスの導入後、90日以内に導入いただく必要があります。
  • ILMTサーバ用の機器、ILMTサーバおよびクライアントの導入、ILMTの運用に掛かる費用はお客様にご負担いただきます。また、ILMTを運用し、ご利用ライセンスが正しくレポートされていることを確認する要員を確保いただきます。

ILMTで管理するソフトウェア・ライセンス

PVU(Processor Value Unit)

pro_image01.jpg

導入するサーバプロセッサコアに基づくライセンス数を決定する課金単位

RVU(Resource Value Unit )

アクティベートされたサーバプロセッサコアに基づくライセンス数を決定する課金単位

Tier数量下限数量上限係数
1 0 2,500 1
2 2,501 10,000 0.8
3 10,001 50,000 0.6
4 50,001 150,000 0.4
5 150,001 - 0.2

例外条件

ILMTの導入が免除され、手作業(マニュアル)によるレポーティングが許可される条件は下記の通りです。下記のいずれかに該当する場合は、ILMT導入が必須ではなく推奨となります。(PAご契約条件1.14 レポーティングに関するお客様の責任)

  • ILMT が「対象仮想化環境」または「対象サブキャパシティー製品」をまだサポートしていない場合。
    • 対象環境が、最新バージョン時の対応処置。ILMTが該当の環境をサポートした場合には、90日以内に導入しなければなりません。
    • 対象環境が旧バージョンであり対応していない場合、対応しているレベルに対象環境を上げる必要があります。
  • お客様の「エンタープライズ」の従業員 (契約社員を含む) が 1,000 人未満で、さらに、「サブキャパシティー・ライセンス」条件で使用許諾を受けているが、「フルキャパシティー」を元に算出したお客様の「エンタープライズ」 サーバーの物理キャパシティーの合計が 1,000 PVU 未満の場合。
    • お客様は「サービス・プロバイダー」 (直接またはビジネス・パートナーを通じて、情報技術サービスをエンド・ユーザーのお客様に提供する事業者) ではなく、かつ、お客様が「対象製品」が導入されるお客様の環境の管理を「サービス・プロバイダー」と契約していない前提です。
  • お客様のサーバーが「フル キャパシティー」で使用許諾されている場合。

サブキャパシティ・ライセンスの適用に関する詳細はこちら

ILMT導入不要でご利用いただけるライセンスはこちら

ILMT 7.5 と ILMT 9.2 の違い

現時点のILMTの最新バージョンは、ILMT9.2です。原則として最新バージョンをご利用いただきます。ただし、クライアントを導入するプラットフォームがILMT9.2をサポートしていない場合は、一つ前のバージョンであるILMT7.5をご利用いただきます。

 ILMT7.5ILMT9.2
機能 バンドル機能 手動および自動 手動および自動
レポート ・PVU&RVUレポート
・CSV&PDF出力
・署名
・PVU&RVUレポート
・CSV&PDF出力
・スナップショット
スキャン ・スキャンスケジュール
・CPU使用率上限設定
・除外ディレクトリ設定
・スキャンスケジュール
・CPU使用率上限設定
・除外ディレクトリ設定
サーバ コンポーネント DB2&ILMTサーバ(eWAS) DB2&ILMTサーバ + IEMサーバ&コンソール
HW最少要件
(All-in-one構成)
CPU:2core
Mem:4GB
CPU:4core
Mem:8GB
SW要件 DB2 9.1、9.5、9.7 ESE
Tivoli Integrated Portal
DB2 10.1 FP2 or higher, 10.5 FP5 or higher (WSE, ESE, AESE) (Linux or AIX)
SQL Server 2008, 2008 Express, 2008 R2, 2008 R2 Express, 2012, 2012 Express, 2014 Express (Windows)
IEM 9.0, 9.1, 9.2
サポート
プラットフォーム
Windows Server 2003, 2008
AIX 5.3, 6.1, 7.1
RHEL 5, 6
HP-UX 11i v2 and v3
Solaris 10
SUSE Linux ES 10, 11
RHEL6.3 x86 (64-bit) or higher 6.X version
Windows 2008 R2(64-bit), 2012(64-bit), 2012 R2(64-bit)
クライアント サポート
プラットフォーム
Windows, AIX, Linux, zLinux, Solaris, HP-UX, i5, pLinux Windows, AIX, Linux, zLinux, Solaris, HP-UX, pLinux

ILMT9.2の仕組み

ILMT9.2は、ILMT/IEMサーバーおよびサブキャパシティー・ライセンス対象のシステム上に導入するIEMクライアントにより監査レポートを作成します。

ILMT導入前にお客様に実施いただくこと

ILMT導入前は、以下についてご検討いただきます。

  • ILMTバージョンの選択
  • ILMTサーバー用のマシンの用意
    ILMT9.2導入に必要なリソースや対応OSについては動作要件をご確認ください。
  • ILMTおよびライセンス管理の担当者をアサイン
  • ILMTの導入計画を立てる
    誰が、いつ導入するか
  • ILMTのライセンス(次年度以降は保守)をオーダー、ILMT導入イメージの入手
  • 対象サブキャパシティー・ライセンスのソフトウェアを、クラウド環境(IaaS)でご利用される場合は、以下リンク先の条件をご確認ください。

ILMT導入後にお客様に実施いただくこと

ILMT導入後は、以下について実施いただきます。また、監査レポートが正しいかご判断いただくために、ご利用のIBMライセンスの種類・数について把握されているご担当者をアサインいただくことをお勧めいたします。

  • スキャンとレポートの作成、署名
    少なくとも3ヶ月に1回、ILMTから監査レポートを作成し、ライセンスの照合を行います。 
    内容確認後、管理画面から「監査スナップショット」を取得し保管します(*1)。
  • ファイルでの監査レポートの保管
    上記で取得した監査レポートのファイルを、管理端末などに保管いただきます。
  • 保管期間を過ぎたレポートの削除
    ご契約上の保管期間は2年間です。2年以上経過したレポートは削除いただくことができます(保管されたままでも結構です)。
  • ソフトウェアカタログ、PVUテーブル、システム層テーブルの更新
    ILMT運用環境は最新の状態を維持していただく必要があります。
  • フィックスパックの最新情報の入手と適用
    新規のバージョン、リリース、修正の導入。

*1 ILMT9.2の場合。ILMT7.5の場合は、管理画面から「署名」を実施し保管します。

参考リンク集

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