【 2018年1月GA版リリース】ONTAP 9.3アップデート情報

2018年 1月にNetAppのストレージOS「ONTAP 9.3」GA(General Availability)版がリリースされました。

ONTAP 9からは、サポート期間が5年間のLTS(Long Term Service)と、3年間のバージョンがリリースされます。
LTSはメジャーバージョンが奇数(9.1、9.3、・・)のバージョンとなるため、ONTAP 9.3は5年間のサポートを
提供するため、今後インストールされる機会が多いバージョンになるのではないかと予想されます。
 ※5年間のサポート:3年間のFull Supportと2年間のLimited Support
  3年間のサポート:1年間のFull Supportと2年間のLimited Support

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そんなONTAP 9.3の最新情報をいち早くご紹介します。

 

※以下、NetApp公式発表の参考訳をネットワールドが独自に翻訳したものとなり、内容を保証するものではございません。
 また初期リリースの時点の情報であり、製品への実装は変更される可能性がございます。

アップデートの概要

NetApp ONTAP 9.3は、データインフラストラクチャの高速化、簡素化、および将来の保証を目的とした、
最新世代の主要なデータ管理ソフトウェアです。
ONTAP 9.3は、データファブリックの基盤を構築し、オンサイトとクラウド間でデータをフラッシュ、
ディスク、クラウドの各リソースに必要な場所に移動することで、ハイブリッドクラウドのパワーを
容易に活用できます。

パフォーマンスは最大40%、ストレージ効率は30%向上し、適応型QoS(Quality of Service)ポリシーの設定簡素化、
セキュリティの強化、新しいIPネットワーク上のサイト間高可用性と災害復旧、パフォーマンスとストレージの効率化
の観点におけるONTAPアプリケーション固有のベストプラクティスの迅速な導入が可能になります。

NetAppエンジニアリングシステム、NetApp HCI、ONTAP Select(Software-Defined Storage)、
他社ストレージアレイでの利用、またクラウド関連ソリューションを含む、
幅広い展開オプションのONTAPを使用して、選択したアーキテクチャを実装します 。
ONTAP 9.3 搭載のNetApp AFFおよびFASシステムの新規受注は、1月中旬に出荷を開始する予定です。

ONTAP 9.3 のダウンロードや、バージョン指定でのご購入をご希望のお客様はネットワールドまで
お問合せください。 

新機能

パフォーマンス
• パスの最適化と並列化により、FC SANのランダムReadの集中型ワークロードにおける性能が、最大40%向上しました。
• 並列化により、iSCSI SANのランダムReadワークロードの性能が、最大2.5倍向上しました。
• 重要な差別化ポイントである適応型QoSは、共有環境のパフォーマンス管理を簡素化します。
 - ボリュームごとのIOPSを、ボリュームの容量変更に基づいて自動的にスケーリングすることができます。
   定義済みのポリシーから選択するか、カスタムポリシーを作成して、サービスレベル契約(SLA)が確実に
   維持されるようになりました。
 - 最小QoSを指定し、指定した最低限必要なIOPS値以上でワークロードを利用することができるようになったため、
  ビジネスクリティカルなワークロードでの利用が可能になりました。
  ※本機能はAFFシリーズにおいてはONTAP 9.2(SAN環境のみ)で既にサポートされ、ONTAP9.3からNAS環境で
  サポートされるようになりました。
ストレージ効率
• AFFシステムにおけるストレージ効率を、最大30%向上しました。
• インライン重複除外に加えて、ポストプロセスの重複排除は、Aggregateのボリューム内すべてのデータ効率性を
 向上します。
 また、自動重複排除スケジューラは、パフォーマンスの影響を最小限に抑えてバックグラウンド重複排除を
 シームレスに実行して、既存のボリュームの効率を向上させます。
セキュリティ
• NetAppボリューム暗号化(NVE)は外部キー管理をサポートするようになり、キー管理を集中管理することでNVEの導入
 をシンプルにします。
• サードパーティIDプロバイダによるマルチファクタ認証(MFA)は、管理者アカウントを辞書攻撃や弱いパスワードから
 保護します。
データ保護と高可用性
• MetroClusterIPは、標準的なIPプロトコルを利用し、継続的なデータ可用性のためのインフラストラクチャをシンプル
 にすることで、設備投資と運用コスト削減を実現します。
• MetroCluster IPは、FAS9000およびAFF A700システムでサポートされています。
• SolidFireではSnapMirrorをサポートし、SolidFireからONTAP 9.3システムへの増分レプリケーションが
 可能になりました。
シンプル化されたアプリケーション対応データ管理
• ストレージの設定をシンプルにし、データを迅速かつ効率的に処理できる革新的な製品が利用可能です。
 - パフォーマンスサービスレベルを変更する機能
 - OnCommand System ManagerからのアプリケーションレベルのSnapshotの作成と復元。
 - 新アプリケーションのMongoDBテンプレートはベストプラクティスに合わせて利用できます。
 - 適応型QoSとQoSバランス型配置機能の最小限の統合により、クラスタリソースの管理と効率が向上します。
コンプライアンス
• 新しいSnapLock機能により、コンプライアンス要件をシンプルにします。
 - 法的保留:レコード(ファイル)は、法的保留が解除され、元の保有期間が満了するまで(例:裁判所が指示した
     書類の保持)、削除されないように法的保留にすることができます。
   - イベントベースの保持(EBR):特定の期間(契約の期限切れ、患者の死亡など)に、イベントに関連付けられた
     レコード(ファイル)を削除または変更から保護することができます。
   - ボリューム追加モード(VAM):VAMボリューム内のすべてのファイルに追加モードをデフォルトで適用します。
     異種のNFS接続デバイスを簡単に使用して、オーディオ、ビデオ、ロギングストリーミングデータを段階的に保護
     します。これは競合他社にはないユニークな機能です。
FlexGroupスケールアウトNASコンテナ
• FlexGroupテクノロジーに関するいくつかの重要なアップデートが利用可能になりました。
  これには、SnapVault、qtree、およびアンチウィルスのサポートが含まれます。
• また、SnapMirror関係を維持したまま、Mirrorの再編成不要で、ソース側のFlexGroupボリュームの拡張が可能です。

ONTAP 9.3 へのアップグレード

• 既存のONTAP 9.1および9.2のお客様は、無停止でONTAP 9.3 に移行できます。
• NetApp ONTAP 9.0および8.x(7-Modeで動作するNetApp DataONTAPを含む)を実行しているお客様は、
 実証済みのツールとサービスのポートフォリオを活用して、ONTAP 9.3 への移行を簡素化することが可能です。

ONTAP 9.3 リリースに関する追加情報

• ONTAP 9.3 の機能の詳細については、ONTAP 9.3 リリースノートをご参照ください。
• ONTAP 9.3 で使用するNetApp OnCommand製品の付属バージョンは、Unified Manager 7.3、
 Workflow Automation 4.2、およびAPI Services 2.1です。
  これらの製品は、以前リリースされたか、ONTAP 9.3GAと同じ週にリリースされる予定です。
リリースノートの参照は、NetApp SupportSiteアカウントが必要です。
アカウント作成に関するお問合せは、ネットワールドまでお問合せください。

サポートされるシステム

ONTAP 9.3 は、次のシステムでサポートされています。
NetApp All Flash FAS Aシリーズ
• A200
• A300
• A700s / A700
• AFF8080EX / AFF8060 / AFF8040 / AFF8020

NetApp FASシリーズ
• FAS2620 / FAS2650
• FAS2520 / FAS2552 / FAS2554
• FAS8200 
• FAS9000
• FAS8020 / FAS8040 / FAS8060 / FAS8080EX

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