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CHAPTER 2 まだまだあります!ネットワークの在り方を変えるCisco Nexus シリーズの優れた 機能

イーサネットと Fibre Channel をシンプルに統合
ケーブルを接続したポートで利用されるプロトコルを自動判別して、最適なスイッチングを実現します。イーサネット、ファイバ チャネル(FC)、FCoE(Fibre Channel over Ethernet)に対応しており、1台のスイッチで LAN と SAN を統合できます。LAN スイッチと SAN スイッチという従来の縛りをなくし、柔軟なポート運用によってスイッチあたりの集約率を高められるのもポイントです。

対応モデル:Cisco Nexus 5500 シリーズ(第二世代)

FEX 技術をサーバや仮想マシンまで拡張━アダプタ FEX(Adapter FEX、A-FEX)━ VM-FEX
Fabric Extender(FEX)の技術を、物理サーバが搭載するネットワークアダプタ(NIC)に対応させるのが「アダプタFEX」、仮想化環境(仮想マシン)のネットワークインターフェイスに対応させるのが「VM-FEX」です。どちらも、対象となるネットワーク アダプタ / インターフェイスを「親機」となる Cisco Nexus 5500 シリーズで統合的に設定、管理でき、管理ポイントの増加を抑えながら規模に応じた運用管理の簡素化を実現します。

対応モデル:Cisco Nexus 5500 シリーズ

WAN 越しのデータセンター連携を支援━ Overlay Transport Virtualization(OTV)
通常、拠点内で構築される L2 ネットワークを、WAN 経由でも実現可能にする機能です。いわゆる「データセンター仮想化」のように、地理的に離れた複数の拠点間の連携を図る際に有効です。IP変更ができないシステムや、同一セグメントでクラスタ化するシステムを拠点間で共有したり、同じ IPアドレスを保ったまま仮想マシンをデータセンター間で移動させたりすることが可能になります。仮想マシンの移動については、Cisco、NetApp、VMware の 3 社による共同検証も行われています。

対応モデル:Cisco Nexus 7000 シリーズ

エンジニアから一言  Cisco Nexus シリーズの高機能を支えるNX-OS

NX-OS とは、Cisco Nexus シリーズ用に開発された OS で、Cisco 社製品で一般的な「Cisco IOS」と、 SAN 対応製品で使われている「Cisco SAN-OS」をベースにしたものです。モジュラー型のアーキテクチャを採用し、ソフトウェアの保守性を重視した設計が特長で、各機能は個別に再起動が可能なプロセスとして実装されています。これにより、ダウンタイムの最小化、信頼性の向上、新機能などの追加/ 拡張の容易性といったことを高レベルで実現しています。

Cisco Nexus シリーズの高機能を支えるNX-OSのイメージ

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