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CHAPTER 2 Unified Fabric でネットワークはこう変わる!

1.FEX で解決!
24 台までのスイッチを「親機」で一括管理 負担やコストを減らしてシンプル化にも貢献!
Fabric Extender(FEX)」機能により、Cisco Nexus 5000/7000 シリーズ( 親機) に接続した Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ(子機)をひとまとめで管理できます。
これにより、ポリシーの適用など運用管理の効率化、工数やコストの抑制を実現します。1 台の「親機」で、最大 24 台までの「子機」の管理が可能です。
→図(1)へ

「親機」を中心とした構成は仮想的な 1 台のシャーシと同じになり、「子機」の接続にスパニング ツリーを用いなくてすむので、論理的なネットワークをシンプル化できます。

2.vPC で解決!
仮想ポートでバックアップ回線もアクティブ化 信頼性とパフォーマンスが高まる!
複数のスイッチにまたがる仮想的なネットワーク ポートを作成できるVirtual PortChannel(vPC)機能で、冗長構成をアクティブ/アクティブ化。障害時の切り替えなどが発生せず、提供しているサービスへの影響を最小限に留めることができます。複数の回線を束ねて帯域を増強するリンクアグリケーション(LAG)としても機能するので、パフォーマンスの向上にも効果的です。
→図(2)へ

Cisco Catalyst シリーズのスタック機能などと違い、スイッチを管理する OS 自体は統合されず、独立して動くので、より高い信頼性を得られます。

3.Fabric Pathで解決!
全リンクを使うフラットなL2 ネットワークを実現 仮想化環境に不可欠な柔軟性と効率性を向上!
「Fabric Path」は、スイッチ同士の接続をすべてアクティブなものとして扱い、「フラットな」ネットワークを L2 レベルで構築できる機能です。スイッチ間の通信経路は自動的に設定、最適化されるため、スパニング ツリーで必須だった経路設計は不要です。
スイッチを追加した場合の検出やリンク設定は自動的に行われ、運用中のネットワークに影響を与えることなく、全体のパフォーマンスを引き上げられます。
→図(3)へ
●進化した、これからのネットワーク構成
図(1)
図(2)
図(3)

エンジニアから一言  ユニファイド ファブリックの変遷

登場したての頃のユニファイド ファブリックは、「LAN と SAN の統合」をアピールしていました。今ではネットワーク全体を包括し、Cisco Nexus シリーズの機能によって「あらゆるものをつなぎ、論理的かつシンプルな構成を実現」することで、ネットワークの信頼性、柔軟性、パフォーマンスをいっそう高めるものという位置づけになっています。

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