用語集
機器関連用語
機能関連用語
一般用語
保守関連用語
機器関連
- Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)
- シスコシステムズ社が開発、販売しているサーバ ソリューションの総称。
データセンターで使用する事を想定しており、サーバデプロイの俊敏性、一元的な管理ポイント、容易にスケールアウトを実現、などの特長を持っている。
ラックマウント型のCシリーズ、ブレード型のBシリーズがあり、関連コンポーネントとしてブレード サーバ シャーシ、Fabric Interconnect(FI)、Cisco UCS Manager、Virtual Interface Card(VIC)、Fabric Extender、などが用意されている。
- Fabric Interconnect -ファブリック インターコネクト
- Cisco UCS用のコンポーネントで、ネットワーク接続(LAN)とストレージ接続(SAN)を集約し、さらに、接続したUCS Bシリーズ、UCS Cシリーズ、シャーシ組み込みのFabric Extenderなどの管理機能を備えている。
シャーシ間接続のシンプル化、シャーシ増設時の余剰モジュールの抑制、システム全体の管理性向上などを実現する。
- Cisco UCS Manager
- Fabric Interconnectで稼動しているCisco UCS 用の管理ソフトウェア。
グラフィカルなインターフェイスとコマンドライン インターフェイスを備え、Cisco UCS の各コンポーネントに加え、ネットワーク スイッチやストレージなど関連コンポーネントの管理にも対応する。
オープン API を利用したサードパーティ製の管理ソフトウェアとの統合、XML API によるサードパーティ製プロビジョニング ツールとの連携も可能。
- Fabric Extender -ファブリック エクステンダ
- Cisco UCS用のコンポーネントで、固定型スイッチタイプとブレード サーバシャーシに搭載する組み込みタイプがある。
FCoE(Fibre Channel over Ethernet)対応 10 ギガビット イーサネット ポートを備えており、管理部分はFabric InterconnectやNexusスイッチが担うため、単体スイッチとしての使用は不可。
- UCS Director
- UCSを中心としたコンバージドインフラで構築したハイブリッドクラウドのリソースを自動化して提供するオートメーションツール。
仮想サーバのデプロイだけではなく、ストレージリソースも迅速に提供できる。
また、Cisco ACIもUCS Directorで自動化できるため、物理と仮想のネットワークを瞬時に提供が可能。
仮想化ソリューションはマルチハイパーバイザ対応となっており、物理的なインフラはCisco以外のHP、Brocade、NetApp、EMC、VBLOCKなど、マルチベンダーに対応し、クラウドサービスに関しても、AWS、SoftLayer、Microsoft Azureにも対応ているため、さまざまなシステム要件に応えることが可能。
- Cisco ACI (Application Centric Infrastructure)
- Ciscoが提供している次世代SDNソリューション。
Cisco ACIはコントローラーのAPIC(Application Policy Infrastructure Controller)、SpineスイッチのNexus9000、LeafスイッチのNexus9000でファブリックを形成している。
Cisco UCSのサービスプロファイルのように、ネットワークの情報や設定をプロファイルとして定め、それをACIファブリックに適用することで、迅速且つ容易に物理と仮想のネットワークを制御できる。
仮想インフラはマルチハイパーバイザに対応し、VLAN、VXLAN、NVGREにも対応しているため、どのような機器もACIファブリックに接続が可能。
また、エコパートナーのアプライアンス製品と連携することで、L4-7の制御をAPICで一元的に行うことができる。
- ユニファイド コミュニケーション
- シスコシステムズ社が提供している、IP フォンやビデオ会議、コミュニケーション ツールなどを組み合わせたビジネス コミュニケーション(コラボレーション)のソリューション。
ネットワーク上で PC やビジネス アプリケーション、各種ツールをシームレスに連携させることができ、さまざまなシーンで最適なコミュニケーション/コラボレーションを実現して、業務効率や生産性の向上を促す。
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機器関連
- サービスプロファイル
- UCS Managerの機能の1つ。
サーバのハードウェア情報や設定項目を抽象化し、それらを纏めたプロファイルをサービスプロファイルと言い、これをUCSサーバに適用することで、迅速にサーバをデプロイする事ができる。
抽象化できる主な項目としては、UUID、MACアドレス、WWN、VLAN、VSAN、RAID、Boot、vNIC/vHBAなどがある。
- Virtual Interface Cade(VIC)
- UCSサーバに搭載する事が可能な10GのCNA。
10Gのポートから複数の仮想NICと仮想HBAを作成することができるため、物理的なNIC(1GbE)とHBAを集約することができ、ケーブリングもシンプルにすることが可能。
- Integrated Management Controller(IMC)
- UCS Cシリーズのラックアマウントサーバに搭載されている管理モジュール。
HPサーバのiLOやLenovoサーバのIMM2と同等の機能をサポート。
主な機能としては、VICやRAIDの設定やSNMPトラップ、KVMなどの機能を搭載している。
- Virtual PortChannel(vPC)
- Nexusシリーズのスイッチでサポートしている機能。
通常、リンクアグリゲーションは単一の機器同士を接続する際、リンクを束ねて帯域や冗長性を向上させる事を想定していたが、vPCを使うことで2台のNexusに対して筐体跨ぎでリンクアグリゲーションを行うことが可能になる。
これにより、ループ構成となるデザインになっても、STP(Spannning Tree Protocol)で設定されるブロックポートを設けないで帯域をフルに活用するActive-Acitve構成が実現できる。
- FabricPath
- Nexus7000、5000シリーズで実現できるイーサネットファブリック技術。
STPを必要としないSpine-Leafのシンプルなネットワークデザインで、どこのLeafにアクセスするにも2ホップで到達可能にする。
ファブリック内部はIS-ISの技術を使用しているため、L2スイッチ間でネイバーを確立しSWIDベースでL2スイッチングを実現。また、設定方法が非常に簡素化されているため、容易に高可用性なネットワークを構成することができる。
- アプリケーション ネットワーク プロファイル
- Cisco ACIの機能の1つ。
テナントなどの仮想ネットワークやACL、Firewall、ロードバランサーなどの制御をAPICで抽象化してプロファイルにする。
これにより、CLIを使用しないで簡単に仮想ネットワークの作成やネットワーク制御を実現することが可能。
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一般
- IA サーバ
- インテル社のプロセッサ(CPU)を採用しているサーバ。Intel Xeon プロセッサを搭載した製品が一般的。
- Xeon
- インテル社のサーバ/ワークステーション向けプロセッサのブランド名。PC 向けに提供されている Core i シリーズの上位に位置づけられている。
- IP フォン
- 音声による通話を、一般的な電話回線ではなく、PC で用いる IP ネットワーク(LAN やインターネット)経由で行う電話機。接続は LAN ケーブルで行う。いわゆる普通の電話機の形をした端末のほか、PC に電話機能を追加するアプリケーション(ソフトフォン)もある。
- 仮想化
- 物理的な機器/構成に依存せず、プロセッサやメモリ、ストレージなどのリソースを論理的に分割・統合して利用可能にすること。「サーバの仮想化」では、次のような利用形態がある。
・物理的に1台のサーバで複数の仮想マシンを設定(処理能力やメモリ容量などを複数の領域に分割)し、異なるOS/アプリケーション環境を同時に実行する
・物理的に複数のサーバを、論理的に 1 つのサーバとして扱い、単体では得られない処理能力を実現する
- ハイパーバイザー
- 仮想マシンの設定や管理を担うソフトウェア。仮想マシンモニタとも言う。ハードウェア上で直接実行するもの(VMware ESX、Xen、Hyper-V など)や、OS などの上で動くアプリケーションとして利用するもの(VMware Server、Microsoft Virtual Server、Parallels Desktop など)がある。
- クラウド
- サーバなどのシステム環境やアプリケーション サービスを自前で構築・運用(自己資産化)するのではなく、ネットワークを通じて社外のデータセンターやサービス事業者を利用(アウトソース)する形態。クラウド コンピューティングとも言う。
現在は、社内向けなど特定ユーザが利用する「プライベート クラウド」と、広く一般ユーザが利用できる「パブリッククラウド」という分類も行われている。
- KVM
- Keyboard, Video and Mouseの略称。
複数台のコンピュータやサーバを1つの端末で操作することが可能。Cisco UCSではUCS ManagerやIMCを使用してリモートから利用できる。
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保守
- SMARTnet
- Ciscoのサポートサービス。
以下が主なサポート内容になります。
・シスコのテクニカル アシスタンス センター(TAC)のエキスパートからのサポート
・オンライン コミュニティ、リソース、およびツールによるセルフヘルプ サポート
・2時間、4時間、または翌営業日のハードウェア交換オプション
・オペレーティング システム(OS)ソフトウェア アップデートおよびアップグレードの提供
・オンサイトサービス(SMARTnet Onsite のみ)
・Smart Call Home 対応デバイスで有効な、スマートな予防的診断および即時アラート
- Call Home
- 管理対象となるデバイスが自身の健全性を継続的にモニタリングし、異常を検地するとTACへ自動的にアラートを発行する事で、潜在的なネットワークの問題の早期検出が可能になります。
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