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Veeam KASTEN K10
更新日:2023/9/26

Veeam KASTEN K10は、コンテナ群の運用・管理自動化ツールKubernetes専用のバックアップソリューションです。

そもそもコンテナとは?
アプリ開発者にとって利便性の高いコンテナ技術は、VMに比べ軽量でポータブルな特長があります。コンテナ自体にはデータを保存できる空間はなく、永続的に保存したいデータはコンテナ外に保管場所が必要です。
仮想環境とコンテナ環境の違い 仮想環境とコンテナ環境の違い
コンテナはバックアップ不要?

下記の理由から、よく「Dockerコンテナはバックアップ不要」と言われています。

・DockerコンテナのベースとなるDockerイメージは、Docker Hubなどのレジストリからリードオンリーでダウンロードするため消えない。

・必要なだけDockerコンテナを起動し、トラブルが発生すれば都度削除すればいい。

・ログファイルなどの失いたくない更新データは、Dockerコンテナ外のディスク領域(データボリューム)にマウントできる。Dockerコンテナを停止すればコマンドで実行可。

小規模なDockerコンテナ環境では確かにバックアップは必要ないかもしれません。ではKubernetes環境ではどうでしょうか?

Kubernetes環境とは?
コンテナ数の多い大規模システムの本番環境では、アプリケーションを実行しダウンタイムが発生しないように、 Kubernetesのようなツールでコンテナをクラスタ化して管理する必要があります。 アプリ開発者と運用者がDevOpsを実現するために、コンテナの配備や様々な管理タスクの自動化ができる点がKubernetesのメリットです。
Kubernetes環境のしくみ
Kubernetesの主な機能 概要
セルフヒーリング ノード障害時のPod再作成。
スケジューリング・負荷分散 最適なノードに自動でPod配置。
オートスケール リソースをモニタリングし必要に応じてPodやノードを増減。
ローリングアップデート アプリに問題があった際、前のバージョンに戻す。
永続ストレージの利用 DockerイメージでPodを再作成する際、あらかじめ外部ストレージに更新データを保存しておけば、 マウントしてデータを継続利用できる。
Kubernetesクラスタにバックアップは必要
Dockerコンテナにバックアップは不要だからと言って、Kubernetesもバックアップ不要とはなりません。
管理者にとって煩雑な運用管理が自動化され便利になる一方で、クラスタの復旧対策は必須です。
「テスト環境と間違えて本番クラスタを削除してしまった」という事例は後を絶ちません。
クラスタのバックアップを取っていないと、いざという時に時間をかけて手動で復旧しなくてはならない場合も…
管理者が誤操作で削除してしまったら
Veeam KASTEN K10
おすすめポイント

Kubernetes(k8s)のバックアップツールにはVMware社オープンソースの「Velero」がありますが、Veeam KASTEN K10はVeleroと比べて非常に高い優位性を持っています。

  • 運用性が高い
  • 拡張性が高い
  • 信頼性が高い

Veeam KASTEN K10 vs Velero
  KASTEN K10 項目 Velero
運用性 GUI/CLI UI操作 CLI
マルチテナンシ/RBAC ×

5種類(※5)
認証方式
限定的
k8sオブジェクトの変換 ×
拡張性 マルチクラスタ対応 ×
拡張時の単一運用 ×
動的な拡張 ×
信頼性 整合性の確保 ×
アプリレベル 災害対策 クラッシュレベル
マルウェア対策 ×
(※5)OIDC、LDAP、AD、SAML2.0、および OAuth

より堅牢・柔軟にバックアップしておきたいKubernetes環境は、KASTEN K10がおすすめです。詳細はネットワールドまでご相談ください。

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