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Veeam Backup for Microsoft 365
Veeam Backup for Salesforce
更新日:2023/9/26
Veeam Backup for Microsoft 365 (VB365)
(旧:Veeam Backup for Microsoft Office 365)
Veeam Backup for Microsoft 365とは、 Microsoft 365をデータ保護するための専用バックアップソフトです。
オンプレミス、Azure、AWSもしくはサービスプロバイダーのクラウドなどユーザーの好きな場所にMicrosoft 365のデータを安全にバックアップ可能です。
なぜMicrosoft社でもデータ保持してるのにわざわざバックアップする必要があるの?
Microsoft社のSLAでは、エンドユーザーが削除したメールは14日間まで(※1)しかデータ保持しないと記されており、その後は完全に削除されてしまいます。
バックアップデータが必要になる場合は、ユーザーの不注意による削除だけではありません。
例えばユーザーが過失のあるメールのやり取りを故意に削除し、問題発覚時すでに保持期間を過ぎていたら訴訟に必要な証拠を失ってしまいます。証拠保全のため、データ管理だけでなく、コンプライアンスの側面からも自社でバックアップをする必要があるのです。
Microsoft 365をバックアップする理由
意図せぬ削除 外部のセキュリティ脅威
ランサムウェア/詐欺アプリケーション
保持ポリシーの混乱/ギャップ 法的要件とコンプライアンス要件
内部のセキュリティ脅威
悪意のある内部者/離職する従業員
ハイブリッドの導入と移行を管理
(※1)2023年3月時点Microsoft社サイトで確認。管理者は最大30日に変更可。
Veeam Backup for Microsoft 365
おすすめポイント
  • クラウド・オンプレミス上のMicrosoft 365アイテムを好きな場所に保護可能
  • 効率なアイテム・ファイル検索
  • アイテムとファイルを迅速に復元
VB365機能① Microsoft 365アイテムのデータ保護
オンプレミスやAzure/AWSなどのオブジェクトストレージなどの任意の場所にMicrosoft 365のバックアップを取ることが可能です。
Microsoft 365アイテムをあらゆる場所にバックアップ
VB365機能② 効率的なアイテム・ファイル検索
すぐにアクセスできる過去データのコピーがないと、規制やコンプライアンス上の理由でメールやファイルの取得に費用と時間がかかる場合があります。VeeamはMicrosoft 365アーカイブのeDiscovery(※2)にも対応できる高度なアイテム検索が可能です。
(※2)eDiscoveryとは…民事訴訟の際、証拠となる電子データを開示する制度。
検索オプション例
・複数テナント横断検索
・商用との比較機能  など
VB365機能③ アイテムとファイルを迅速に復元
Veeamの選べる復元オプションは、ユーザーの要件に応じた50種類のリストアが可能です。
Veeam Explorerと選べる復元オプション
Exchange Online/Exchange(オンプレミス版含む)
1. Exchange アイテムを Exchange Online のメールボックスのカレンダーに復元
2. Exchange アイテムをオンプレミスの Exchange メールボックスのカレンダーに復元
3. Exchangeアイテムを添付ファイルとしてメール送信
4. Exchangeアイテムを .MSG 形式で保存
5. フォルダ、アイテムまたはメールボックスを .PST 形式でエクスポート
6. サービスプロバイダーがテナント用にExchangeアイテムを復元
7. フォルダ/メールボックス全体の削除/変更済みアイテムの比較とリストア
8. Exchangeアイテムを別の場所に復元
9. Exchangeアイテムをセルフサービスで復元
SharePoint Online/SharePoint(オンプレミス版含む)
10. オンラインサイト、ライブラリ、ドキュメントをSharePoint Onlineに復元
11. オンプレミスサイト、ライブラリ、ドキュメントをオンプレミスSharePointに復元
12. SharePointオブジェクトを添付ファイルとしてメール送信
13. SharePointオブジェクトをファイルとして保存
14. 複数のSharePointオブジェクトをZIP形式で保存
15. オブジェクトを前のバージョンに復元
16. サービスプロバイダーがテナント用にSharePointオブジェクトを復元
17. SharePointアイテムを別の場所に復元
18. SharePointオブジェクトをセルフサービスで復元
19. SharePointフォルダをセルフサービスで復元
OneDrive for Business
20. ユーザー、フォルダ、ファイル(OneNoteノートを含む)をOneDrive for Businessに復元
21. 添付ファイルとしてメール送信
22. ファイルとフォルダを保存
23. 複数のファイルとフォルダをZIP形式で保存
24. どのファイルも前のバージョンに復元
25. ユーザー、フォルダまたはファイルの復元と上書き
26. 元のユーザー、フォルダ、ファイルを残して復元
27. カスタム属性とカスタムアクセス制御を維持して復元
28. カスタム属性とカスタムアクセス制御なしでの復元
29. サービスプロバイダーがテナント用にOneDriveファイル、フォルダまたはユーザーの復元
30. OneDrive for Businessファイル向けセルフサービス復元
31. OneDrive for Businessフォルダをセルフサービスで復元
Teams
32. サービスプロバイダーがテナント用にTeamsアイテムを復元
33. 無くなった/変更済みTeamsメンバーシップの復元
34. 投稿を元のチームに復元
35. どのファイルも前のバージョンに復元
36. ファイルを元の場所に復元
37. 特定の時系列内で投稿をエクスポートまたは復元
38. 複数または個別のファイルを保存
39. 投稿をMSGファイルとして保存・送信
40. メンバーシップと設定をチームに復元
41. タブを元の位置に復元
42. 変更済みまたは無くなったアイテムとファイルの復元
43. チャンネルを元の場所に復元
44. 選択した投稿のエクスポートまたは復元
45. 投稿をHTML形式でエクスポート
46. 複数のファイルをZIP形式で保存
47. ファイルを添付としてメール送信
48. チーム全体セルフサービスで復元
49. チームの投稿をHTMLファイルにをセルフサービスでエクスポート
50. チャネルやタブまたは個別アイテムをセルフサービスで復元
おすすめポイント
#1 インストーラー簡素化
・最短4クリックでかんたん導入。
・インストール完了まで約1分。
#2 セルフサービスポータル機能
ユーザ自身でWeb UIから自分の電子メール、ファイル等がリストア可能に。
もちろんオペレータ用ロール(管理者用)と使い分け可能です。

・Microsoft Teamsがサポート追加。 (NEW v7より)

・ユーザーは、個人の復元ポイントを選択して、SharePoint および OneDrive フォルダを復元できるようになりました。

・サービスプロバイダーは、Veeam Service Provider Consoleを介してリストアポータルへのアクセスを許可できます。

#3 イミュータブルバックアップコピー(NEW v7より)

・任意のオブジェクトストレージ間でコピー

・Azure Blob / Azure Blob Archive(ストレージアカウント: Blob のバージョニング有効化+コンテナ: バージョンレベルの不変性を有効化)

・Amazon S3 /Glacier(オブジェクトロックが有効なバケット)

・S3 互換ストレージ

・保持期間の設定がわかりやすくなりました

・不変性期間 = 保持期間

・オブジェクトは、アイテムが保持対象外まで保管

・次のバックアップコピーが不変に

・新しいデータは新規オブジェクトに配置

#4 Veeam ONEとの連携(NEW v7より)
監視ツールVeeam ONEの機能がVeeam Backup for Microsoft 365ユーザーなら無償で使えるようになりました。Microsoft 365データのモニタリングとレポーティングが可能です。

・10以上のアラーム

・Veeam ONE Web クライアントのダッシュボード

・履歴および SLA ベースのバックアップレポート

・REST API エンドポイント(バックアップ基盤の構成要素、ジョブ、保護対象オブジェクト、アラーム)

#5 BaaS向けコントロール強化(NEW v7より)

Veeam Service Provider Consoleによる、As-a-serviceの機能を強化しました。

・バックアップ制御
テナントはバックアップを作成することができ、保護された Microsoft 365 データの監視が可能

・テナントの自律性
テナント企業は、サービス プロバイダーに頼ることなくデータの復元が可能

・簡単な導入
安全なオンボーディングとビルトインの請求システムにより、BaaS を容易に活用可能

Veeam Backup for Salesforce(VBS)
Veeam Backup for Salesforceとは、Salesforceをデータ保護するための専用バックアップソフトです。
LinuxサーバーとPostgreSQLでバックアップシステムを構成することが可能です。
なぜSalesforceをバックアップする必要があるの?
日々多くの企業で運用されるSaaS CRMツールには実は多くのデータ損失リスクが潜んでいます。
Salesforceをバックアップする理由
データ更新時

・アップロードするデータを間違えた

・アカウントマージを古いデータで上書きしてしまった

システム連携時

・アプリケーションと外部連携した途端にデータが消えてしまった

システム開発・刷新時

・導入するコードが適切にテストされず、ロールアウト後に大障害

・組織変更等で一括変更を加えた際に消えてしまった

ハリネズミ

Salesforce社も「お客様は、全体的なデータ管理およびセキュリティモデルの一部として、定期的なデータバックアップ戦略を策定することが重要です。」との見解*を出しています。

Veeam Backup for Salesforceおすすめポイント
  • 簡単インストールシンプルなUI
  • 構成が柔軟
  • 信頼性の高いRPOを実現
VBSの機能① 簡単インストール、シンプルなUI
Linuxサーバー上でパッケージを展開してインストール。それからWeb UIで設定し数分で導入完了。 また、運用時のWeb UIも見やすくシンプルです。
Veeam Backup for Salesforce管理画面
VBSの機能② 柔軟な構成
LinuxサーバーとPostgreSQLをご用意いただければ、インストール先はオンプレ or クラウド、ご自由に選択いただけます。
用意するリソース
Linuxサーバー+PostgreSQL

※無償提供のOS,DBを活用することが可能。

OS: CentOS (Red Hat Linuxも利用可能)

DB: PostgreSQL

構成例
Veeam Backup for Salesforce構成例
VBSの機能③ 信頼性の高いRPOを実現
数年前から既にVeeam社内で導入実績のある信頼性高い製品。
バックアップ・リカバリの基本機能をシンプルに実行可能。
バックアップ リストア
・要件に合わせたRPOの設定 ・ポイントインスタイムリカバリ
・フィールド単位のリストア

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