
最小構成の場合は、1台のWindowsサーバーに集約してしまうことも多いです。
よくあるバックアップサーバー(保存先も兼務)の構成イメージですね。
Veeam Backup & Replicationの構成要素
Veeam Backup & Replication 基本構成要素 | |
---|---|
![]() Veeam Backup server (バックアップサーバー) |
Veeam環境を管理運用 必須コンポーネント。管理サーバー。 小規模環境であれば、他のコンポーネントもここに集約する場合が多い。 ※内部の構成DBはMicrosoft SQL ServerもしくはPostgreSQL(v12より対応)より選択いただけます。 |
![]() Backup proxy (バックアッププロキシ) |
バックアップ処理を実施 仮想基盤側のスナップショットからデータを読み取り、保存先に送信します。レプリケーションの場合にはターゲットでVMのデータを受信し、そのデータを展開、複製VMに書き込むというソース、ターゲット間でのデータの転送を行います。 |
![]() Backup repository (バックアップリポジトリ) |
バックアップ保存先 各種リストアで使用する、バックアップイメージとバックアップ、レプリケーション時に使用されるメタデータを保存します。リポジトリにはWindows、Linuxサーバ、CIFSのNASデバイス、または重複排除デバイスを使用できます。 |
![]() Tape server |
テープへのバックアップを管理運用 テープへ二次バックアップするためには、テープサーバーの構築が必要です。 |
![]() Veeam WAN Accelerator |
WANアクセラレータオプション WAN経由でデータをレプリケーションする際、転送元・転送先双方に設置。グローバルデータのキャッシングおよびデータ重複排除を行い、ネットワーク帯域負荷を軽減化。 |
![]() Mount server |
Mount Server
ゲストOSファイルとアプリケーションアイテムを処理するリストアに必要なサーバー。 |
![]() Gateway server |
Gateway server
バックアップサーバーとバックアップリポジトリを橋渡しする補助バックアップインフラストラクチャコンポーネント。 |
Veeam Agent for Microsoft Windows/Linux/Mac |
物理サーバー用エージェント Microsoft Windows/Linux/Macの物理サーバー,デスクトップコンピュータおよびラップトップをバックアップするためのエージェント。 |
Veeam Enterprise Manager | 複数のVeeamバックアップサーバを統合管理 複数拠点のVeeamバックアップサーバーを統合管理できるほか、システム運用者用のWEB UI(日本語対応)としても。 ※システム管理者によるスケジュールやジョブ設定はVeeamバックアップサーバーのGUIコンソール(英語)から操作が必要です。 |
File Proxy | NASバックアップ用ファイルプロキシ NASのデータをVeeamリポジトリに書き込むために必要。 |
Veeam Backup for Nutanix AHV |
Nutanix AHV環境用プロキシ Nutanix APIと連携し、エージェントバックアップ・復元を可能に。 |
Veeam Backup for Red Hat Virtualization |
Red Hat Virtualization(RHV)環境用プロキシ RHVのoVirt仮想化管理プラットフォームと連携し、エージェントバックアップ・復元を可能に。 |
Veeam Agent for IBM AIX/Oracle Solaris |
IBM AIX/Oracle Solaris環境専用エージェント IBM AIX/Oracle Solaris環境での整合性の取れたファイルレベルのバックアップが可能に。 |
Veeam Explorer for Oracle/Microsoft/PostgreSQL |
データベースアプリケーション用 VBRやVM365でトランザクションの整合性を維持したデータベースのバックアップデータから、きめ細やかに直接エクスポートができます。 |
Veeam Plug-in for SAP HANA/Oracle RMAN/SAP on Oracle/SQL Server |
Oracle RMAN/SAP HANA/SQL Server環境用プラグイン
Oracle RMAN/SAP HANA/SQL Server環境をネイティブにバックアップすることができ、きめ細やかに復元が可能に。 |
Veeam Cloud Connect | Veeamサービスプロバイダー用クラウドコネクタ オンプレのVBRサーバーをサービスプロバイダー/データセンター事業者が提供するクラウドインフラに接続するためのコンポーネント。 VCSPパートナー様は自社のクラウド基盤使ってVeeamのBaaSやDRaaSを提供することが可能です。 |
Veeam Backup for AWSの構成要素
Veeam Backup for AWS 基本構成要素 | |
---|---|
Backup Appliance (バックアップアプライアンス) |
Veeam環境を管理運用(AWS用) Veeam Backup for AWSがインストールされている LinuxベースのEC2インスタンス。コンポーネントを管理し、スナップショットの作成、バックアップ&リカバリのタスク調整、バックアップポリシーのスケジュールの制御、日次レポートの生成やメール通知などを行う。 |
Worker instances | バックアップ&復旧の処理を実施 バックアップアプライアンス、AWSサービス、およびその他のVeeam Backup for AWSコンポーネント間の処理を実行する一時的なLinuxベースのEC2インスタンス。 |
Backup Repository | バックアップ保存先 S3バケット内のフォルダ。EC2およびRDSイメージレベルのバックアップ、Amazon VPCバックアップの追加コピー、EFSファイルシステムのインデックス、およびVeeam Backup for AWS構成バックアップの保存先。 |
AWS Plug-In for Veeam Backup & Replication |
VBR環境統合用プラグイン Veeam Backup & ReplicationとVeeam Backup for AWSの統合を可能に。 |
Veeam Backup for Azureの構成要素
Veeam Backup for Azure 基本構成要素 | |
---|---|
Backup Appliance (バックアップアプライアンス) |
Veeam環境を管理運用(Azure用) Veeam Backup for Azureがインストールされている LinuxベースのAzure VM。コンポーネントを管理し、スナップショットの作成、バックアップ&リカバリのタスク調整、バックアップポリシーのスケジュールの制御、日次レポートの生成やメール通知を行う。 |
Worker instances | バックアップ&復旧の処理を実施 バックアップアプライアンスおよびその他のVeeam Backup for Azureコンポーネント間の処理を実行する一時的なLinuxベースの仮想マシン。 |
Backup Repository | バックアップ保存先 Blobコンテナ内のフォルダ。Azure MVのイメージレベルのバックアップ、Azure SQLデータベースのバックアップの保存先。 |
Microsoft Azure Plug-In for Veeam Backup & Replication |
VBR環境統合用プラグイン Veeam Backup & ReplicationとVeeam Backup for Azureの統合を可能に。 |
Veeam ONEの構成要素
Veeam ONE 基本構成要素 | |
---|---|
Veeam ONE Server (監視サーバー) |
Veeam環境を監視 接続されたバックアップサーバーから収集したデータをデータベースに保存。 |
Veeam ONE Web Services | レポートの生成 Veeam ONEサーバーによる監視レポートのレンダリングを処理。 |
Veeam ONE Client | Veeam ONEサーバーと通信 Veeam ONE Serverのクライアント部分です。Veeam ONE Client は、ローカルまたはリモートにインストールされたVeeam ONE Serverと通信。 |
Veeam ONE Database (MS SQL Server) |
インフラ、設定、イベントなど全情報を保存 インフラストラクチャ、設定、イベント、その他の履歴データや構成データに関するすべての情報が保存される。 |
Veeam ONE Agent | VBRサーバーの問題を処理 アラームがトリガーされたときにVeeam Backup & Replicationサーバー上の基本的な問題を処理。 |
Veeam Backup for Microsoft 365の構成要素
Veeam Backup for Microsoft 365 基本構成要素 | |
---|---|
Veeam Backup for Microsoft 365 Server (バックアップサーバー) |
Veeam環境を管理運用(Microsoft 365用) Microsoft365バックアップの管理サーバー。 他のコンポーネント、ジョブのスケジュール設定、およびタスクの調整を設定および管理を行う。 |
Backup Proxy Server | バックアップの処理を実施 データのバックアップと復元中にすべての読み取りおよび書き込みを実行し、 バックアップトラフィックをルーティングし、データの圧縮と暗号化を処理し、 バックアップとバックアップコピー ジョブの結果に関する電子メール通知を送信。 |
Backup Repository | バックアップ保存先 Microsoft 365データの保存先。オブジェクトストレージを使用してリポジトリを拡張することも可能。 |
All in One 型
最小構成の場合は、1台のWindowsサーバーに集約してしまうことも多いです。
よくあるバックアップサーバー(保存先も兼務)の構成イメージですね。
本番側サイトAが被災した際には、災対側サイトBに立てたVeeamバックアップサーバーからフェイルオーバーをキックしてください
仮想マシンのスナップショットが保持される時間が短くなり、VMバックアップ時のパフォーマンスが改善。
対応機種の詳細は下記URLをご確認ください。従来の「スナップショット」 「レプリケーション」 「NDMP」に潜む3つのリスクをVeeamで解決
【マルウェア検知】
【マルウェア検知】
【再感染の防止】