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[ 初心者向け解説コーナー ]
「クラウド」とは?
お悩み相談コーナーの前に!
そもそも「クラウド」って何?という方向けの特別授業だよ。
IT基礎知識をこの機会にマスターしちゃいましょう♪
クラウドとは?
クラウドサービスとは・・・
     インターネットなどのネットワーク経由で
     サービスを提供する形態
のこと!  
うーん・・・よくわかんないですぅ。
あ!でもネットワーク経由でサービスを提供ということは、
インスタとかFacebookとかのことですか?
お、いい感じよ。
クラウドサービスにも色々種類があるけれど、
インスタやFacebookを始めとするSNSは、その中の1つ、SaaSに該当するわね。
やったぁ、正解ですねっ!
でもその感じだと、他にもいろんな種類の
クラウドサービスがあるということですね・・・
ふふふ、そうね。
始めに、クラウドサービスの分類から見ていきましょう!
クラウドサービスの分類(IaaS/PaaS/SaaS)
オンプレミスの場合、インフラからアプリケーションまで
全てを準備する必要があるのに対し、
クラウド側で提供する範囲によって
IaaS/PaaS/SaaSに分類されているのよ。
一番分かりやすいのが、上でも出てきたSaaSね。
Software-as-a-Serviceの略で、
ソフトウェアをインターネット経由で提供するサービスね。
SNSだったり、会社で使うものだとMicrosoft 365やSkypeなどがそうね。
普段利用しているものなので、イメージしやすいですぅ!
PaaSは、Platform-as-a-Serviceの略で、
アプリケーションを実行するためのプラットフォームを提供するサービスね。
開発者にとって必要な、サーバーやOSといった
インフラや開発環境が提供されるイメージね。
これは開発を行う人が使うサービスってことですね。
ちょっとイメージしづらいですが、
要は開発するために必要なものを提供してもらえるってことですね!
IaaSは、Infrastructure-as-a-Serviceの略で、
まさに名前の通りインフラ部分を提供するサービスね。
サーバーやストレージ、ネットワークなどが提供されるということになるわね。
サーバーがサービスで提供される・・・?イメージが全然わかないですぅ・・・
確かにSaaSに比べるとイメージし辛いわよね。
パブリッククラウドメガクラウドとも呼ばれる、
Amazonが提供するAWS(Amazon Web Service)やMicrosoftが提供する
Microsoft Azure、Googleが提供するGCP(Google Cloud Platform)が特に有名だけど、
国内のベンダー含め、他にも多数の事業者がサービスを提供しているわね。
少しイメージできた気がします。名だたる企業が勢揃いで映えますね~!
でもなんだかIaaSは難しそうですぅ・・・
私だったらIaaSは使わず、全部SaaSにしたいですぅ。
実現したいものがすべてSaaSとして提供されているなら、
それも1つの選択肢かもね。
SaaSでは提供されていないことをしたい、
さらに自社に合わせてカスタマイズしたシステムを構築したい、
という場合はIaaSを利用することになるわね。
クラウドサービスの特徴
あのぉ‥今更なんですが・・・
ソフトウェアだったり開発環境だったり、
インフラやアプリがサービスとして提供されると何がいいんでしょうか?
まずは、クラウドサービスに共通する主な特徴を整理してみましょう。
  オンプレミス クラウド
メリット ・自由度が高くカスタマイズしやすい
・導入後は運用コストが予測しやすい
・既存システムと連携しやすい
簡単に導入・拡張できる
初期費用が安い
・物理のハードウェアが不要
・メンテナンス、障害対応はベンダーが実施
デメリット 導入・拡張に時間や手間がかかる
初期費用や維持費用がかかる
・ハードウェアの設置場所が必要
・メンテナンスや障害時に自社で対応
・自由にカスタマイズしづらい
コストの予測がしづらい
・サービスが停止する可能性がある
・既存システムと連携しづらいことがある
・機密データ等、ポリシーによっては
 クラウドに保存することが認められていない
具体的にイメージしてみましょう。
例えば、SNSやメールのシステムを自分で一から構築しようと思うと大変よね。
ハードウェアを調達して、必要なソフトウェアをインストールして、
アプリケーションの開発をして・・・
とてもじゃないけどできないですぅ・・・
でもSaaSとして提供されているから、すぐに簡単に使えちゃうってことですね!
そうね。じゃあIaaSの場合はどうかしら?
インフラがサービスとして提供されると何が簡単になると思う?
えっと・・・サーバーやストレージを買わなくていいってことですね!
そう、それがまず1つね。
ハードウェアは発注してから納品されるまで早いものでも1週間、
それから組み立てたり、ラックに搭載したりと、
実際に使用できるようになるまでに時間がかかるけど、
クラウドを利用すれば必要な時にすぐに購入して利用できる
というのがメリットね。
ふむふむ。足りなければすぐに買い足して使えるということですね!
他にも、ハードウェアを自社で保有する場合、メンテナンスや障害時の対応も
自社で行わないといけないけれど、クラウドサービスの場合は、
メンテナンス等もクラウド事業者が行ってくれる
というのも大きなメリットね。
え~~超簡単ですねっ!
じゃあもう全部のシステムをクラウドにしちゃえばいいんじゃないですか?
なかなかそれも難しいのよね。という訳で、次はデメリットを見ていきましょう。
まずはコストの予測がし辛いという点ね。
クラウドサービスは基本的には従量課金と言って、
使ったら使った分だけ課金される仕組みになっているわ。
だから後から、「思ったよりコストがかかっていた!」なんて話もよく耳にするわね。
ぴえん。それは怖いですねっ。。
他にはクラウドの場合、自由にカスタマイズしづらいというデメリットもあるわね。
サービスとして提供されている範囲のことしかできないということね。
ふふふ・・・私ひらめきましたよ!
なんだか一戸建ての家と家具付き賃貸マンションに似てませんか?
一戸建ての家
家具付き賃貸マンション
・カスタマイズ自由
・購入後は家賃の支払が不要
・必要な家具や設備は自分で用意
・カスタマイズできない
・月額で家賃を支払い
・必要な家具や設備は全て揃っている
うん、なかなかいい例えね。
彼ピとは、初めは家具付き賃貸マンションに住んでお金を貯めて、
将来的には大きな一戸建ての家に住むのが夢ですぅ・・・・・・❤
まさに!スタートアップの企業などにとっては、
すぐに小規模から始められるクラウドはうってつけよ。
クラウドで始めて、会社が大きくなったらオンプレ、というケースも多いわね。
そうですね、いきなり一戸建てを買うのはちょっと怖いですぅ。
そうそう、その発想と同じね。
最後にもう1つ、これはクラウドサービスそのものの
デメリットという訳ではないけど、
企業のポリシーで「機密データは必ず社内で保管すること」としている場合、
そもそもクラウド上にデータを置くことができない
、という点も考慮が必要よ。
パブリッククラウドとプライベートクラウド
次に、クラウドサービスは大きく2つ、
パブリッククラウドプライベートクラウドに分類されるのよ。
パブリックとプライベート・・・
公衆のものか個人的なものか、ということでしょうか・・・?
つまりはそういうことね。
パブリック=公衆、ということで誰でも使えるオープンなもの。
さっき紹介したような、AmazonやMicrosoft、Googleなどが提供
しているサービスがそうね。
逆に、プライベートはその名の通り利用者が限定されるもの。
企業内で、そこの社員しか使えないクラウド、ってことね。
プライベートクラウドは、
じゃあクラウドといいつつも自社でシステムを構築しているってことでしょうか?
いい質問ね。
その通りで、自社内にインフラを保有するという形が1つと、
もう1つはクラウド事業者が提供するクラウドに
自社の専用領域を設ける形
、両方ともプライベートクラウドと言えるわね。
パブリッククラウド
プライベートクラウド
複数の企業で利用
1社専用
クラウド事業者
が提供
自社で構築
もしくは
クラウドサービス上
で自社専用の領域を
設ける
なるほど~、結局は自社の人しか使えない環境だったら
プライベートクラウド
ってことですねっ。
あれ?自社内にインフラを保有するなら、
従来のオンプレミスと変わらなくないですかぁ?
ユーザーから見て「クラウドサービス的に利用できる」という点がポイントかな。
サーバー環境を仮想化することで、
ユーザーが必要に応じてサーバーを追加したり、
拡張したりが迅速に行えるように構築された環境ということね。
そう考えると、クラウドの定義って広いんですねぇ。
最近は、ハイブリッドクラウドと言って、名前の通り、
パブリッククラウドとプライベートクラウド、オンプレミスの環境を
組み合わせて利用している企業も増えているわよ。
各企業の要件やそれぞれのシステムに応じて、
クラウドかオンプレか?クラウドならどのタイプを利用するのか?

考えないといけないということね。
ここからはクラウドにまつわる、よくあるお悩みを見ていきましょう!
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「クラウド」
とは?

お悩み相談コーナーの前に!
そもそも「クラウド」って何?という方向けの特別授業だよ。
IT基礎知識をこの機会にマスターしちゃいましょう♪

クラウドとは? クラウドサービスの分類 (IaaS/PaaS/SaaS) クラウドサービスの特徴 パブリッククラウドと プライベートクラウド

クラウドとは?

クラウドサービスとは・・・
インターネットなどのネットワーク経由で
サービスを提供する形態
のこと!  

うーん・・・よくわかんないですぅ。
あ!でもネットワーク経由でサービスを提供
ということは、
インスタとかFacebookとかのことですか?

お、いい感じよ。
クラウドサービスにも色々種類があるけれど、
インスタやFacebookを始めとするSNSは、
その中の1つ、SaaSに該当するわね。

やったぁ、正解ですねっ!
でもその感じだと、他にもいろんな種類の
クラウドサービスがあるということですね・・・

ふふふ、そうね。始めに、クラウドサービスの
分類から見ていきましょう!

クラウドサービスの分類(IaaS/PaaS/SaaS)

オンプレミスの場合、インフラからアプリ
ケーションまで 全てを準備する必要があるのに対し、
クラウド側で提供する範囲によって
IaaS/PaaS/SaaSに分類されているのよ。

一番分かりやすいのが、上でも出てきたSaaSね。
Software-as-a-Serviceの略で、ソフトウェアを
インターネット経由で提供
するサービスね。
SNSだったり、会社で使うものだとMicrosoft 365や
Skypeなどがそうね。

普段利用しているものなので、イメージしやすいですぅ!

PaaSは、Platform-as-a-Serviceの略で、
アプリケーションを実行するための
プラットフォームを提供
するサービスね。
開発者にとって必要な、サーバーやOSといった
インフラや開発環境が提供されるイメージね。

これは開発を行う人が使うサービスってことですね。
ちょっとイメージしづらいですが、
要は開発するために必要なものを提供してもらえる
ってことですね!

IaaSは、Infrastructure-as-a-Serviceの略で、
まさに名前の通りインフラ部分を提供するサービスね。
サーバーやストレージ、ネットワークなどが提供
される
ということになるわね。

サーバーがサービスで提供される・・・?
イメージが全然わかないですぅ・・・

確かにSaaSに比べるとイメージし辛いわよね。
パブリッククラウドメガクラウドとも呼ばれる、
Amazonが提供するAWS(Amazon Web Service)
Microsoftが提供するMicrosoft Azure、Googleが
提供する GCP(Google Cloud Platform)が特に
有名だけど、 国内のベンダー含め、他にも多数の
事業者がサービスを 提供しているわね。

少しイメージできた気がします。名だたる企業が勢揃いで
映えますね~!でもなんだかIaaSは難しそうですぅ・・・
私だったらIaaSは使わず、全部SaaSにしたいですぅ。

実現したいものがすべてSaaSとして提供されている
なら、それも1つの選択肢かもね。
SaaSでは提供されていないことをしたい、さらに
自社に合わせてカスタマイズしたシステムを構築
したい、という場合はIaaSを利用することになるわね。

クラウドサービスの特徴

あのぉ‥今更なんですが・・・
ソフトウェアだったり開発環境だったり、
インフラやアプリがサービスとして提供されると
何がいいんでしょうか?

まずは、クラウドサービスに共通する主な特徴を
整理してみましょう。

  オンプレミス クラウド
メリット ・自由度が高くカスタマイズしやすい
・導入後は運用コストが予測しやすい
・既存システムと連携しやすい
簡単に導入・拡張できる
初期費用が安い
・物理のハードウェアが不要
・メンテナンス、障害対応はベンダーが実施
デメリット 導入・拡張に時間や手間がかかる
初期費用や維持費用がかかる
・ハードウェアの設置場所が必要
・メンテナンスや障害時に自社で対応
・自由にカスタマイズしづらい
コストの予測がしづらい
・サービスが停止する可能性がある
・既存システムと連携しづらいことがある
・機密データ等、ポリシーによってはクラウドに保存することが認められていない

具体的にイメージしてみましょう。
例えば、SNSやメールのシステムを自分で一から
構築しようと思うと大変よね。
ハードウェアを調達して、
必要なソフトウェアをインストールして、
アプリケーションの開発をして・・・

とてもじゃないけどできないですぅ・・・
でもSaaSとして提供されているから、
すぐに簡単に使えちゃうってことですね!

そうね。じゃあIaaSの場合はどうかしら?
インフラがサービスとして提供されると
何が簡単になると思う?

えっと・・・ サーバーやストレージを
買わなくていいってことですね!

そう、それがまず1つね。
ハードウェアは発注してから
納品されるまで早いものでも1週間、
それから組み立てたり、ラックに搭載したりと、
実際に使用できるようになるまでに時間がかかるけど、
クラウドを利用すれば必要な時にすぐに購入して
利用できる
、というのがメリットね。

ふむふむ。 足りなければ
すぐに買い足して使えるということですね!

他にも、ハードウェアを自社で保有する場合、
メンテナンスや障害時の対応も自社で行わないと
いけないけれど、クラウドサービスの場合は、
メンテナンス等もクラウド事業者が行ってくれる
というのも大きなメリットね。

え~~超簡単ですねっ!
じゃあもう全部のシステムをクラウドにしちゃえば
いいんじゃないですか?

なかなかそれも難しいのよね。という訳で、
次はデメリットを見ていきましょう。
まずはコストの予測がし辛いという点ね。
クラウドサービスは基本的には従量課金と言って、
使ったら使った分だけ課金される仕組みになって
いるわ。だから後から、「思ったよりコストが
かかっていた!」
なんて話もよく耳にするわね。

ぴえん。それは怖いですねっ。。

他にはクラウドの場合、自由にカスタマイズしづらい
というデメリットもあるわね。
サービスとして提供されている範囲のことしか
できない ということね。

ふふふ・・・私ひらめきましたよ!
なんだか一戸建ての家と家具付き賃貸マンションに
似てませんか?

一戸建ての家

家具付き賃貸マンション

うん、なかなかいい例えね。

彼ピとは、初めは家具付き賃貸マンションに住んで
お金を貯めて、 将来的には
大きな一戸建ての家に住むのが夢ですぅ…❤

まさに!スタートアップの企業などにとっては、
すぐに小規模から始められるクラウドはうってつけよ。
クラウドで始めて、会社が大きくなったらオンプレ、
というケースも多いわね。

そうですね、
いきなり一戸建てを買うのはちょっと怖いですぅ。

そうそう、その発想と同じね。
最後にもう1つ、これはクラウドサービスそのものの
デメリットという訳ではないけど、企業のポリシーで
「機密データは必ず社内で保管すること」
としている場合、そもそもクラウド上にデータを
置くことができない
、という点も考慮が必要よ。

パブリッククラウドとプライベートクラウド

次に、クラウドサービスは大きく2つ、
パブリッククラウドプライベートクラウド
分類されるのよ。

パブリックとプライベート… 公衆のものか
個人的なものか、ということでしょうか…?

つまりはそういうことね。
パブリック=公衆、ということで誰でも使える
オープンなもの。 さっき紹介したような、Amazonや
Microsoft、 Googleなどが提供
しているサービスがそうね。
逆に、プライベートはその名の通り利用者が限定されるもの。
企業内で、そこの社員しか使えないクラウド、ってことね。

プライベートクラウドは、
じゃあクラウドといいつつも自社でシステムを
構築しているってことでしょうか?

いい質問ね。
その通りで、自社内にインフラを保有するという形が1つと、
もう1つはクラウド事業者が提供するクラウドに
自社の専用領域を設ける形

両方ともプライベートクラウドと言えるわね。

パブリッククラウド

プライベートクラウド

なるほど~、結局は自社の人しか使えない環境だったら
プライベートクラウド
ってことですねっ。
あれ?自社内にインフラを保有するなら、
従来のオンプレミスと変わらなくないですかぁ?

ユーザーから見て「クラウドサービス的に利用できる」
という点がポイントかな。
サーバー環境を仮想化することで、
ユーザーが必要に応じてサーバーを追加したり、
拡張したりが迅速に行えるように構築された環境
ということね。

そう考えると、クラウドの定義って広いんですねぇ。

最近は、ハイブリッドクラウドと言って、名前の通り、
パブリッククラウドとプライベートクラウド、
オンプレミスの環境を組み合わせて利用している企業も
増えているわよ。
各企業の要件やそれぞれのシステムに応じて、クラウドか
オンプレか?クラウドならどのタイプを利用するのか?

考えないといけないということね。
ここからはクラウドにまつわる、
よくあるお悩みを見ていきましょう!

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