ネットワールド TOP >  ITインフラお悩み相談室 >  クラウド編 >  あまり使われていないデータをクラウドの安価なストレージに移動して、コストを抑えられるってホント?
あまり使われていないデータをクラウドの安価な
ストレージに移動して、コストを抑えられるってホント?
キーワード
# FabricPool # ONTAP S3
クラウドって使った分だけ支払えばいいから、
オンプレよりコスト的にメリットがあるんだよね?
ちょっとまった!
「クラウド=安い」という認識でクラウドを選択するのは大間違いよ
環境や使い方によっては、オンプレよりコストがかかってしまった
という話もよく聞くからね。
なーんだ、必ず安くなるってわけじゃないんだね。
ただし、安価なクラウドのオブジェクトストレージを利用して
コストを抑える方法があるわよ。
確かパブリッククラウドのサービスには、
性能によって値段の高いもの安いものいろいろあるんだよね。
オブジェクトストレージは安いけど、性能は出ないんでしょ?
そんなの使って大丈夫なの??
そう、だから使いどころの工夫が必要ね。
頻繁にアクセスするデータだと影響が出てしまうから、
あまり使っていないデータの置き場にするとかね!
あまり使っていないデータだけを
オブジェクトストレージに移動することなんてできるの??
ネットアップのストレージ階層化機能を使って実現しましょう!
使用頻度の低いデータを移動してコストを抑えるには?
使用頻度の低いデータは、ストレージ階層化機能を利用して
安価なオブジェクトストレージに自動で移動!
ストレージ階層化機能とは?
ストレージ階層化機能であるFabricPoolの説明の前に、
まずはパブリッククラウドのストレージサービスについておさらいしましょう。

代表的なパブリッククラウドのストレージと金額イメージ

  AWS Azure GCP

金額例

(GB単価・月額)

オブジェクトストレージ

Amazon S3
(Simple Storage Service)

Azure Blob Storage

Cloud Storage

0.025 USD~

ブロックストレージ

Amazon EBS
(Elastic Block Store)

Managed Disks

Persistent Disk

0.096 USD~

共有ファイル

Amazon EFS
(Elastic File System)

Azure Files
Azure NetApp Files

Cloud Filestore

0.0272 USD~

※金額例は、AWS(東京リージョン)における2021年8月現在での金額を参考にしています。
ブロックストレージの価格は、オブジェクトストレージの3~4倍もするんだね!?
例えば、10TBで5年使ったとしたら、
500万円近くの金額差になると思うとなかなかの金額差だね・・・
上の表は、クラウドにデータを保存する際にかかる費用の単純な比較だけど、
オンプレミスのストレージだとさらにGB単価は高くなるわよ。
そこにあまり使われないデータを置いておくのって勿体ないでしょ。
長年着ていないけどなんとなく捨てられないで溜まっている服が、
クローゼットを逼迫しているのをふと思い出したよ・・・
FabricPoolは、使用頻度の低いデータを自動で安価なストレージに移動して、
高価だけど性能の良いストレージにはよく使うデータだけを置いておくことで
コストを削減することができるというわけね。
外部の格安で借りられる物置に、
もう着ない洋服を誰かが持って行ってくれるイメージね(笑)
使われていないデータかあ。確かに自分のPCを見ても、
何年も使っていないファイルとか沢山あるもんな。
そうね、使われていないデータだったり、
後はSnapshotなどのバックアップデータなどもそうね。
確かに、バックアップデータなんて普段は使わないもんなあ。
ところで、使われていないデータは自動でクラウドに移動されるってことだけど、
勝手に移動されちゃうの?
データの移動については、ポリシーを選択することができるわよ。
下の3つ+「階層化しない」という4つのポリシーから、用途に応じて選択してね。
FabricPoolの階層化ポリシー(ONTAP9.8の場合)
自動
Snapshotのみ
すべて
データの使用頻度
が低くなると
クラウド階層へ移動
クラウド階層に
あるデータが
読み取られると、
ローカル階層に
書き込み
Snapshot
ブロックのみ

クラウド階層へ移動
クラウド階層に
あるデータが
読み取られると、
ローカル階層に
書き込み
メタデータ以外の
データすべて
クラウド階層へ移動
(使用例)
ファイルサーバー利用など、
長期間アクセスしないデータが
沢山含まれるボリュームなど
(使用例)
データ変更量が多かったり、
Snapshotを長期で保存していたり、
Snapshotのデータ量が多い場合など
(使用例)
レプリケーション先やバックアップ先の
ボリュームなど
なるほど、決まったポリシーにそって移動してくれているなら安心。
あーあ、僕のクローゼットも自動で整理されてほしいもんだよ!
クラウドtoクラウド、オンプレtoオンプレの階層化
ちなみに、CVOでもFabricPoolが利用できるのよ。
つまりクラウド上のストレージ間での階層化ね。
さらに最近ではオンプレミスのストレージ間の階層化も可能になったのよ。
オンプレからクラウドだけじゃないんだ!自由自在だね!
その他のFabricPool階層化パターン
オンプレミスのストレージ間でのデータ階層化
CVOにおけるクラウド上のストレージ間でのデータ階層化
オンプレミスのストレージ間での階層化は、
ONTAP 9.8で実装されたONTAP S3という機能により可能になったのよ。
ONTAPがS3に対応、つまりオブジェクトストレージとして扱えるようになったため、
FabricPoolの階層化先に指定できるようになったというわけ。
元々ONTAPはマルチプロトコル対応で、
CIFS/NFS/iSCSI/FCPに対応していたのが、
さらにS3まで話せるようになったんだね。
そういえばネットアップって、
前からオブジェクトストレージ製品も扱ってなかったっけ・・・?
あら、よく知ってるわね!
元々StorageGRIDというオブジェクトストレージがラインナップにあって、
StorageGRIDへの階層化は元々対応していたの。
でもこの度ONTAPがS3に対応したことで、
より手軽にオンプレでの階層化を実現できるようになったというわけね。
ただでさえデータ量が増え続けているこの時代、
あまり使っていないデータを単価の安い
ストレージに階層化して、コスト削減できる
なんて
ネットアップ、最高だね!
[ まとめ ]
使用頻度の低いデータは、FabricPoolによるストレージ階層化で
クラウドの安価なストレージに移動してコスト削減
データ階層化のポリシーは用途に合わせて
4種類
から選択可能
データ階層化はクラウドのストレージ間、
オンプレミスのストレージ間
でも対応
NetAppの資料請求はこちら

クラウド連携なら、信頼と実績のネットアップ!
ネットアップとは?
1992年設立の米国ストレージ専業ベンダー
主力の「FASシリーズ」はファイルサーバー・
仮想化などにおいて多数の実績
国内有名企業にも多数導入
2020年度国内企業向けNAS市場シェアNo.1
いち早くクラウド連携に注力し、
多数の製品・ソリューションを展開
クラウド利用におすすめのネットアップ製品はこれ!
・ Cloud Volumes ONTAP
長年の実績を持つONTAP OSを
パブリッククラウド上で
クラウド上のストレージでONTAPの優れた
機能を利用可能
オンプレミスのネットアップの
バックアップ・DR先としても
いずれもエントリーモデル~ハイエンドモデルまで、ご予算・ご要件に応じた製品・
ソリューションがございます。 詳細は、お気軽にお問合せください。

オンプレ環境とクラウド環境を一元管理する
ツールにも対応。

さらにネットワールドなら一括保守窓口も提供

「でもストレージって難しくない?」
「導入のノウハウがない…」
というお客様へ
ネットアップ導入ならネットワールド にお任せください!
アジア初のネットアップのディストリビュータとして10年以上、
6,000台以上のネットアップ導入実績があります。
ご提案から導入支援・保守まで、
トータルサポートさせて頂くことが可能です。
facebook twitter ITインフラお悩み相談室

[ Part4 ] クラウド編

あまり使われていないデータをクラウドの安価な
ストレージに移動して、コストを抑えられるってホント?

キーワード
# FabricPool # ONTAP S3

クラウドって使った分だけ支払えばいいから、
オンプレよりコスト的にメリットがあるんだよね?

ちょっとまった!
「クラウド=安い」という認識で
クラウドを選択するのは大間違いよ。
環境や使い方によっては、オンプレよりコストが
かかってしまった
、という話もよく聞くからね。

なーんだ、必ず安くなるってわけじゃないんだね。

ただし、安価なクラウドのオブジェクトストレージを
利用して コストを抑える方法があるわよ。

確かパブリッククラウドのサービスには、
性能によって値段の高いもの安いものいろいろあるんだよね。
オブジェクトストレージは安いけど、性能は出ないんでしょ?
そんなの使って大丈夫なの??

そう、だから使いどころの工夫が必要ね。
頻繁にアクセスするデータだと影響が出てしまうから、
あまり使っていないデータの置き場にするとかね!

あまり使っていないデータだけを
オブジェクトストレージに移動することなんてできるの??

ネットアップのストレージ階層化機能を使って
実現しましょう!

使用頻度の低いデータを移動してコストを抑えるには?

使用頻度の低いデータは、
ストレージ階層化機能を利用して安価な
オブジェクトストレージに自動で移動!

ストレージ階層化機能とは?

ストレージ階層化機能であるFabricPoolの説明の前に、
まずはパブリッククラウドのストレージサービスについて
おさらいしましょう。

代表的なパブリッククラウドのストレージと金額イメージ

  AWS Azure GCP 金額例
(GB単価・
月額)
オブジェクト
ストレージ
Amazon S3
(Simple Storage Service)
Azure Blob Storage Cloud Storage 0.025
USD~
ブロック
ストレージ
Amazon EBS
(Elastic Block Store)
Managed Disks Persistent Disk 0.096
USD~
共有ファイル Amazon EFS
(Elastic File System)
Azure Files
Azure NetApp Files
Cloud Filestore 0.0272
USD~
※金額例は、AWS(東京リージョン)における2021年8月現在での金額を参考にしています。

ブロックストレージの価格は、オブジェクトストレージの
3~4倍もするんだね!?

例えば、10TBで5年使ったとしたら、500万円近くの
金額差になると思うとなかなかの金額差だね・・・

上の表は、クラウドにデータを保存する際にかかる費用の
単純な比較だけど、オンプレミスのストレージだと
さらにGB単価は高くなるわよ。
そこにあまり使われないデータを置いておくのって
勿体ないでしょ。

長年着ていないけどなんとなく捨てられないで溜まっている
服が、クローゼットを逼迫しているのをふと思い出したよ…

FabricPoolは、使用頻度の低いデータを自動で安価な
ストレージに移動
して、高価だけど性能の良いストレージには
よく使うデータだけを置いておく
ことでコストを削減する
ことができるというわけね。
外部の格安で借りられる物置に、もう着ない洋服を
誰かが持って行ってくれるイメージね(笑)

使われていないデータかあ。確かに自分のPCを見ても、
何年も使っていないファイルとか沢山あるもんな。

そうね、使われていないデータだったり、
後はSnapshotなどのバックアップデータなどもそうね。

確かに、バックアップデータなんて普段は使わないもんなあ。
ところで、使われていないデータは自動でクラウドに
移動されるってことだけど、勝手に移動されちゃうの?

データの移動については、ポリシーを選択することが
できるわよ。
下の3つ+「階層化しない」という4つのポリシーから、
用途に応じて選択してね。

FabricPoolの階層化ポリシー(ONTAP9.8の場合)

自動

データの使用頻度
が低くなると
クラウド階層へ移動

クラウド階層に
あるデータが
読み取られると、
ローカル階層に
書き込み

(使用例)
ファイルサーバー利用など、長期間アクセス
しないデータが沢山含まれるボリュームなど

Snapshotのみ

Snapshot
ブロックのみ

クラウド階層へ移動

クラウド階層に
あるデータが
読み取られると、
ローカル階層に
書き込み

(使用例)
データ変更量が多かったり、Snapshotを長
期で保存していたり、Snapshotのデータ量
が多い場合など

すべて

メタデータ以外の
データすべて
クラウド階層へ移動

(使用例)
レプリケーション先やバックアップ先の
ボリュームなど

なるほど、
決まったポリシーにそって移動してくれているなら安心。
あーあ、僕のクローゼットも自動で整理されて
ほしいもんだよ!

クラウドtoクラウド、オンプレtoオンプレの階層化

ちなみに、CVOでもFabricPoolが利用できるのよ。
つまりクラウド上のストレージ間での階層化ね。
さらに最近ではオンプレミスのストレージ間の階層化も
可能になったのよ。

オンプレからクラウドだけじゃないんだ!
自由自在だね!

その他のFabricPool階層化パターン

CVOにおけるクラウド上のストレージ間でのデータ階層化

オンプレミスのストレージ間でのデータ階層化

オンプレミスのストレージ間での階層化は、
ONTAP 9.8で実装されたONTAP S3という機能により
可能になったのよ。ONTAPがS3に対応、つまり
オブジェクトストレージとして扱えるようになったため、
FabricPoolの階層化先に指定できるようになったというわけ。

元々ONTAPはマルチプロトコル対応で、
CIFS/NFS/iSCSI/FCPに対応していたのが、
さらにS3まで話せるようになったんだね。
そういえばネットアップって、前から
オブジェクトストレージ製品も扱ってなかったっけ…?

あら、よく知ってるわね!
元々StorageGRIDというオブジェクトストレージが
ラインナップにあって、
StorageGRIDへの階層化は元々対応していたの。
でもこの度ONTAPがS3に対応したことで、
より手軽にオンプレでの階層化を実現できるようになった
というわけね。

ただでさえデータ量が増え続けているこの時代、
あまり使っていないデータを単価の安い
ストレージに階層化して、コスト削減できる
なんて
ネットアップ、最高だね!!

[ まとめ ]

使用頻度の低いデータは、FabricPoolによる
ストレージ階層化でクラウドの安価なストレージ
移動してコスト削減

データ階層化のポリシーは用途に合わせて
4種類
から選択可能

データ階層化はクラウドのストレージ間、
オンプレミスのストレージ間
でも対応

NetAppの資料請求はこちら
クラウド連携なら、
信頼と実績のネットアップ!

ネットアップとは?

1992年設立の米国ストレージ専業ベンダー

主力の「FASシリーズ」はファイルサーバー利用において多数の実績

国内有名企業にも多数導入
2020年 度国内企業向けNAS市場
シェアNo.1

いち早くクラウド連携に注力し、
多数の製品・ソリューションを展開

クラウド利用におすすめの製品はこれ!

・ Cloud Volumes ONTAP

長年の実績を持つONTAP OSを
パブリッククラウド上で

クラウド上のストレージで
ONTAPの優れた機能を利用可能

オンプレミスのネットアップの
バックアップ・DR先としても

オンプレ環境とクラウド環境を一元管理するツールにも対応。
さらにネットワールドなら一括保守窓口も提供

いずれもエントリーモデル~ハイエンドモデルまで、ご予算・ご要件に応じた
製品・ソリューションがございます。 詳細は、お気軽にお問合せください。

「でもストレージって難しくない?」
「導入のノウハウがない…」
というお客様へ

ネットアップ導入ならネットワールド にお任せください!
アジア初のネットアップのディストリビュータとして10年以上、
6,000台以上のネットアップ導入実績があります。

ご提案から導入支援・保守まで、
トータルサポートさせて頂くことが可能です。

pagetop

NetAppの資料請求はこちら お悩み一覧へ お悩み相談室TOPへ NetAppの資料請求はこちら お悩み一覧へ お悩み相談室TOPへ