Arcserve Arcserve UDP (Unified Data Protection)
特長
- セキュリティ・ランサムウェア対策強化
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- アシュアード リカバリの標準機能化
- セキュリティ関連機能の強化
- 手動バックアップで取得した復旧ポイントの削除/手動バックアップをスケジュール ジョブとして実行
- 管理機能の拡充
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- ”未完了”ジョブ ステータスの追加と条件設定
- Arcserve UDP コンソールおよびレポートの機能拡張
- データベース バックアップの強化
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- Microsoft SQL Server 復旧機能の拡張
- Oracle RMAN連携
アシュアード リカバリの標準機能化
- アシュアード リカバリ:バックアップ データ の健全性を自動確認
- バックアップ データがリストア可能であることを手間をかけずに自動で確認 Arcserve UDP 9.0 からは標準機能として Advanced Edition で利用可能に
セキュリティ関連機能の強化
- BitLockerで暗号化されたVMを暗号化されたまま復旧
- エージェントレス バックアップしたVMの、仮想化された TPM※(vTPM)の復旧が可能に
※ TPM…Trusted Platform Module – BitLockerやWindows Helloなどで使われる、暗号USBメモリキーや生体認証デバイスなどと連携するセキュリティ チップ - ランサムウェア対策に使用する ”隠しボリュームを使用した RPS データストア” ※ に対して、整合性チェック コマンド “as_gddmgr.exe “ を利用可能に
- ランサムウェア対策とデータストアの信頼性の確保を両立!
※”隠しボリュームを使用した RPSデータストア”詳細は「Arcserve UDP 8.x 新機能/拡張機能のご紹介」 をご参照ください。 - 電子メールアラートでGmailまたはMicrosoft 365を使用する際、先進認証(OAuth 2.0)を使用可能に
- OAuth 2.0 対応で電子メール通知のセキュリティを強化します。
手動バックアップで取得した復旧ポイントの削除/手動バックアップをスケジュールジョブとして実行
手動ジョブによる復旧ポイントの残存
【課題】Arcserve UDP 導入時に動作確認などで手動バックアップを実施していると、その復旧ポイントが運用に不要であったとしても残存してしまう
【解決】Arcserve UDP 9.0 以降では、この復旧ポイント残存を “回避” 、“解消” することが可能に!
手動バックアップをスケジュール バックアップ扱いにすることで残存を”回避”
- “未完了” ジョブ ステータスの追加と条件設定
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- 未完了の追加
ジョブ内でスキップされたソースがあった場合などを的確に把握できるように - 条件設定
軽微な警告に煩わされないようにするために、未完了となる条件を変更できる
- 未完了の追加
- Arcserve UDP コンソールおよびレポートの機能拡張
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- Arcserve UDP コンソール アクティビティログの全メッセージにIDが付与
- Arcserve UDP コンソールレポートの強化
データベース バックアップの強化
Microsoft SQL復旧機能の強化:任意の時点にGUIで簡単復旧
OracleデータベースのRMAN対応
Windows / Linux上のOracleデータベースをRecovery Manager (RMAN)でバックアップ/ リストア・リカバリ
- OracleデータベースのRMANでのバックアップ
- OracleデータベースのRMANでのリストア・リカバリ
サポート プラットフォームとアプリケーションの追加
- VMware vSphere 8.0
- RedHat Enterprise Linux 9.0 ※1
- AlmaLinux 8.4-8.6, 9.0 ※1
- Rocky Linux 8.4-8.6, 9.0 ※1
- Oracle Linux(RHEL 互換) 9.0 ※1
- Oracle Linux Server 9.0 ※1
- SUSE Linux Enterprise Server 15 SP4
- Debian 10.13, 11.2-11.5
- Ubuntu LTS Server 22.04
- EFI WindowsブートサーバーのAzureへの仮想スタンバイサポート ※2
※1 インスタントVMとベアメタル復旧(BMR)は未対応です。
※2 Azure上では第2世代のVMとして作成されます。
注意事項
- Arcserve UDP 9.0から、トライアル版(評価版)でMicrosoft 365のバックアップを行うにはライセンス キーの適用が必要になります。トライアル申し込み時にライセンスキーを記載した電子メールをお送りしますので、プランの作成前にライセンスキーを適用してください。
また、製品のライセンスキーでも Microsoft 365については別にキーが発行されます。 - Cloud ConsoleによるArcserve UDPの管理は日本では未サポートです。
- Advanced Edition
- テープへのアーカイブ機能とアプリケーションのオンラインバックアップ、詳細レベルのリストアが可能です。
- Premiun Edition
- Advanced Editionに加えてArcserve Backupの全機能とファイルサーバーレプリケーションシナリオが含まれます。
- Premium Plus Edition
- Premiun Editionに加えてハイ・アベイラビリティとアプリケーションレベルのレプリケーション機能が含まれます。
- Workstation Edition
- テープへのアーカイブ機能を有するクライアントのイメージバックアップです。
サーバー用 | クライアント用 | 利用 コンポーネント | |||
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Advanced / for Nutanix | Premium | Premium Plus | Workstation | ||
イメージバックアップ/共有フォルダ (CIFS/NFS ※1)のバックアップ |
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | Arcserve UDP |
重複排除 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
統合管理 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
バックアップデータの重複排除や転送 (レプリケート) |
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
仮想マシンの エージェントレス バックアップ |
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
仮想スタンバイ/インスタント VM | ✔ | ✔ | ✔ | ※2 | |
バックアップデータのテープ保管 | ✔ | ✔ | ✔ | ||
VSSライタを利用した オンラインバックアップ ※3 |
✔ | ✔ | ✔ | ※4 | |
ストレージのハードウエア スナップショット対応 (NetApp/HPE 3PAR/NIMBLE/DellEMC Unity) |
✔ | ✔ | |||
アシュワードリカバリとSLAレポート | ✔ | ✔ | |||
役割ベースの管理 | ✔ | ✔ | |||
Arcserve Backup すべての機能 / 全エージェント/全オプションの利用 ※5 | ✔ | ✔ | Arcserve Backup | ||
Arcserve Replication ファイル サーバーのデータ複製 | ✔ | ✔ | Arcserve Replication/HA | ||
Arcserve Replication アプリケーション サーバーのデータ複製 | ✔ | ||||
Arcserve High Availability ファイル / アプリケーション サーバーの自動切替 ※5 | ✔ |
※1 : AHV 上の仮想マシンまたは Nutanix Files のバックアップを行うには Advanced Edition for Nutanix を購入してください。
※2 : Workstation Edition では vSphere/Hyper-V への仮想スタンバイのみ行えます。(インスタントVM非対応)
※3 : Microsoft 365 (Exchange Online、SharePoint Online、OneDrive および Teams) の保護には、別途専用のサブスクリプションを提供しています。
※4 : Microsoft SQL Server Express Editionのみオンライン バックアップをサポートします。
※5 : 「すべての機能」とは、日本語の動作要件に記載されている製品(機能)が対象です。
※ 稼働環境の詳細については、各製品の
動作要件をご覧ください。