Arcserve Arcserve UDP (Unified Data Protection)
Arcserve UDPはイメージバックアップの製品で、簡単にサーバーを丸ごとバックアップ/リカバリが可能です。重複排除や遠隔転送、災対先での自動復旧機能なども標準機能で利用できます。
アシュアード セキュリティ スキャン
【お客様にとっての価値】安全確認が取れたバックアップ データでリストアできる

- バックアップ後に自動、またはリストア前など手動でバックアップ データのウイルス スキャンが可能
- スキャンは安心のMicrosoft Defenderを利用
- 最新のセキュリティ定義ファイルでウイルスやワームの侵入検知
※ Arcserve UDP Premium Edition 以上が必要
アシュアード セキュリティ スキャンの構成例
RPS への読み取り専用データストアのインポート
【お客様にとっての価値】バックアップの運用を変えずに二次バックアップ データのリストア試験を行える

- 元のデータストアとの同居が可能
- リストア専用のデータストアとして利用(インスタントVM、アシュアード セキュリティ スキャン、仮想スタンバイも実行可能)
- 所定時間経過後に自動でマウント解除
- 重複排除データストアではメモリ消費を抑制したインポートが可能(ハッシュ領域不要)
SQL データベースのバックアップデータのマウント
【お客様にとっての価値】リストア前にデータベースの内容を確認できるので、無駄なリストアを避けられ、復旧時間を短縮できる

- バックアップ データを疑似DBとして Microsoft SQL Serverにマウント
- 任意の時点のDBデータでマウント可能 (PiTリストア有効時)
- RPS または ローカルディスクや共有フォルダのバックアップ データを利用可
- 編集可能な検証用データベースとしても利用可
新しい Linux カーネル用ドライバの自動適用
【お客様にとっての価値】新カーネルに対応したArcserve UDPドライバを自動適用し更新作業の負荷を軽減できる

- バックアップ時に必要なドライバを確認して自動適用
- Arcserve のサイトから新しいドライバを自動ダウンロード
- 対象は RHEL系 9.x、Debian 11.6以降、SUSE 15 SP5から
※ Ubuntuでは従来バージョンより同等機能あり
※ Linux Backup Serverにcurlまたはwge が必要
Google Cloud Platform (GCP) への仮想スタンバイ
【お客様にとっての価値】災害時にGoogle Cloud Platformで業務をすぐに再開できる

- Windows マシンのバックアップ データを利用しGCP上に代替VMを作成
- 手動で仮想スタンバイの実行も可
- オンプレミス環境からGCPへの移行にも利用可能
※ Amazon EC2 / Microsoft Azureへの仮想スタンバイは従来バージョンより可能
GCP上の仮想スタンバイの構成例
※ VSBクラウド プロキシにはArcserve UDP Windows Agentを導入が必要。RPSとの同居も可能
※ 「VSB」は Virtual Stand-By (仮想スタンバイ) の略語
仮想スタンバイ ジョブの手動実行 (アドホック仮想スタンバイ)
【お客様にとっての価値】パブリック クラウド(Amazon EC2, Azure, GCP)上で簡単にシステム復旧が出来る

- 必要になった時点で、事前準備無しで仮想スタンバイを実行できる
- バックアップ元と仮想スタンバイ先が異なる仮想環境でも利用が可能
- バックアップ または レプリケートのデータで実行可
- 複数個所にスタンバイVMを作成できる
※仮想スタンバイ ジョブの手動実行にはRPSが必須
仮想スタンバイ ジョブ手動実行の利用例
1対多のRPSレプリケート
【お客様にとっての価値】バックアップデータを柔軟に冗長化し、災害時の業務継続性を強化できる

- 1台の復旧ポイントサーバー(RPS)から複数のRPSへレプリケートできる
- Arcserve UDP Cloud Hybridなど、異なるコンソールで管理されるRPSへのレプリケートとも組み合わせられる
- 複数のレプリケート ジョブを順列で行うか、並列で行うかを設定可能
Azure Files への対応
【お客様にとっての価値】バックアップデータの保管先にAzure Filesが利用できる

- Azure Filesを復旧ポイントサーバー(RPS)のデスティネーション(データの保存先)に指定できる
- Azure Filesのような長いパスワードに対応(最大120文字)
- RPSを導入しないスタンドアロン構成でも利用可能
- Linux OSの拡張対応 / 新規サポート
- Red Hat Enterprise Linux 9.x系のベアメタル復旧(BMR) / インスタントVMサポート
- Red Hat Enterprise Linux 9.4
- AlmaLinux 9.4
- Rocky Linux 9.4
- Oracle Linux 9.4 (RHEL互換およびUEK)
- Debian 11.6-11.10, 12.0-12.7
- Ubuntu 24.04
- Linux 6.x系カーネルのサポート
- VMware vSphere 8.0 Update 3サポート追加
- RPSデータストア用の共有フォルダ設定の削除
- Linux OSの拡張対応 / 新規サポート
- 同梱3rdパーティ製品の更新
3rdパーティ コンポーネント | バージョン |
---|---|
Arcserve UDP コンソール デフォルト DB | SQL Server 2022 Express |
VMware Virtual Disk Development Kit(VDDK) | 8.0.3 |
Apache Tomcat | 9.0.93 |
OpenSSL | Windows: 3.3.1/1.1.1w Linux: 3.0.14 |
Apache Log4j | 2.19.0 |
Java Runtime Environment(JRE) | 1.8.0_412-b08 |
Apache HTTP Server | 2.4.62 |
Libcurl | 8.8.0 |
AWS SDK for Java | 1.12.767 |
仮想化基盤の運用をシンプルに
vSphere環境でも、Hyper-V環境でも、Nutanix AHV環境でも、エージェントレスバックアップが可能。
エージェントレスでありながら、継続的な増分バックアップや仮想マシン内のファイル・フォルダ単位のリストアも実現。
物理、仮想マシンのバックアップを、同じ画面でまとめてイメージバックアップ。
- Advanced Edition
- テープへのアーカイブ機能とアプリケーションのオンラインバックアップ、詳細レベルのリストアが可能です。
- Premiun Edition
- Advanced Editionに加えてArcserve Backupの全機能とファイルサーバーレプリケーションシナリオが含まれます。
- Premium Plus Edition
- Premiun Editionに加えてハイ・アベイラビリティとアプリケーションレベルのレプリケーション機能が含まれます。
- Workstation Edition
- テープへのアーカイブ機能を有するクライアントのイメージバックアップです。
サーバー用 | クライアント用 | 利用コンポーネント | |||
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Advanced/ for Nutanix |
Premium | Premium Plus |
Workstation | Arcserve UDP | |
イメージ バックアップ / 共有フォルダ (CIFS/NFS ※1) のバックアップ | ● | ● | ● | ●※6 | |
バックアップ データの重複排除や転送(レプリケート) | ● | ● | ● | ● | |
統合管理 | ● | ● | ● | ● | |
仮想マシンのエージェントレス バックアップ(vSphere/Hyper-V/AHV ※1) | ● | ● | ● | ||
仮想スタンバイ/インスタントVM | ● | ● | ● | ※2 | |
VSS ライタを利用したアプリケーションのオンライン バックアップ ※3 | ● | ● | ● | ※4 | |
アシュアード リカバリ/SLAレポート | ● | ● | ● | ||
バックアップ データのテープ保管 注:Arcserve Backupのインストールが必要です | ● | ● | ● | ● | |
Oracle RMAN との連携バックアップ | ● | ● | |||
ハードウェアスナップショット対応(NetApp / HPE 3PAR / Nimble など) | ● | ● | |||
役割ベースの管理 | ● | ● | |||
アシュアード セキュリティ スキャン | ● | ● | |||
Arcserve Backup すべての機能 / 全エージェント/全オプションのライセンスが同梱 ※5 | ● | ● | Arcserve Backup | ||
Arcserve Replication ファイル サーバのデータ複製用のライセンスが同梱 | ● | ● | Arcserve Replication/HA | ||
Arcserve Replication/High Availability のすべての機能のライセンスが同梱 ※5 | ● |
※1 : AHV上の仮想マシンまたはNutanix Filesのバックアップを行うにはAdvanced Edition for Nutanixを購入してください。
※2 : Workstation EditionではvSphere/Hyper-Vへの仮想スタンバイのみ行えます。
※3 : Microsoft 365 (Exchange Online、SharePoint Online、OneDrive および Teams) の保護には、別途専用のサブスクリプションを提供しています。
※4 : Microsoft SQL Server Express Editionのみオンライン バックアップをサポートします。
※5 : 「すべての機能」とは、日本語の動作要件に記載されている製品(機能)が対象です。
※6:共有フォルダのバックアップにはサーバー用ソケット ライセンスが必要です