Flexera(InstallShield) Flexera InstallShieldコラム -[第3章] InstallShield でインストーラーを作ってみよう!-
[インストール情報]-[一般情報]-[製品のプロパティ]にて「製品名」に製品名を入力します。また「INSTALLDIR」にはインストール先のルートとなるフォルダを指定してください。
※[ProgramFilesFolder]プロパティはインストーラー実行時にターゲットシステムのProgram Filesフォルダのパスが格納されます。
InstallShield では、インストールの実行条件の設定が行えることに加えて、インストーラーの最小単位「コンポーネント」に対してもインストール条件を設定することが可能です。
例えば、ターゲットのオペレーティングシステムごとにインストールするファイルを変更したい場合や、多言語インストーラーでインストールするドキュメントファイルを各言語ごとに異なるファイルに設定したい場合等には、コンポーネントに条件設定を行ないます。
コンポーネントの条件は、[編成]-[セットアップのデザイン]ビューで各コンポーネントに対して設定が可能です。画面が[プロジェクト アシスタント]タブになっている場合は、再び[インストール デザイナ]タブを選択して画面を切り替えてください。
[編成]-[セットアップのデザイン]にて条件設定を行なう任意のコンポーネントを選択します。
※条件の設定はコンポーネント単位となり、ファイル単位では行なえません。ターゲットOSごとにインストールファイルの変更を行なう場合は、各OSごとに 別コンポーネントが必要になります。
(例えば、Windows Vista と Windows 7 で別のファイルをインストールする場合、Vista用、Win7用と別々のコンポーネントが必要になります。)
右のウィンドウにて[条件]を選び、入力欄の右端に表示される「…」ボタンを選択します。 【図23】
条件ビルダが表示されますので、コンポーネントに対する任意の条件をWindows Installerプロパティおよび条件判定演算子を使用して指定します。
【図24】では、オペレーティングシステムがWindows Vistaのときのみコンポーネントをインストールする設定となります。
※ Windows Installer プロパティを使用した条件指定の詳細は、InstallShield FAQ「 01264 : Windows Installer プロパティを使用した条件の設定 」をご参照ください。