Fortinet FortiGateシリーズ活用事例 ハイパフォーマンス編
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お客様の環境はファイアウォールを負荷分散することで急なトラフィック増にも対処可能な構成になっていました。構成としては柔軟性がありましたが、トラフィック増加のペースが非常に早く、1台あたりのファイアウォール処理性能の限界値を引き上げる必要がありました。
そこで、FortiGateシリーズのハイエンドモデルであるFortiGate-1000Cを使い、必要なパフォーマンスを満たしつつ台数を削減するという構成をご提案しました。具体的には、当初10台(ハイアベイラビリティ構成5セット)あったファイアウォール機器を、6台(ハイアベイラビリティ構成3セット) にまとめています。これにより、物理的な機器の数が減って、運用コストを削減できました。保守費用も圧縮され、コスト面のメリットを実感いただいています。
パフォーマンス面でも不足はなく、十分な帯域を確保してサービスの品質を高められたと好評です。
これまでFortiGate-1000Cをお使いのお客様で、より高い処理能力を求められていたので、上位モデルであるFortiGate-3950Bをお勧めしました。
ファイアウォール負荷分散構成のシステム性能上限は、ロードバランサーの処理性能である10Gbpsでしたが、10Gbpsの処理性能を実現可能なファイアウォールがあれば負荷分散の設計を用いること なくシンプルなネットワークデザインを実現できます。そこで10Gbpsの処理性能を持つFortiGate-3950Bを提案してベンチマークテストを実施したところ、十分なパフォーマンスが得られると分かり 採用いただくことができました。運用、コストの負担も抑制でき、今後のサービス展開に堪えられる 環境が整ったとご評価いただいています。