プレスリリース
ネットワールド、ディープインスティンクトとディストリビューター契約を締結
- Deep Instinct
2024.10.11
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 芹澤 朋斉)は、ディープインスティンクト社(Deep Instinct、本社:米国ニューヨーク)とディストリビューター契約を締結し、予防ファーストのストレージ向けセキュリティ製品「Deep Instinct Prevention for Storage」を、本日10月11日より、全国をカバーする同社の販売パートナーを通じて提供します。
また、ネットワールドの年次イベント「Networld X 2024」(現地開催:10月16日、会場:新宿住友ビル三角広場)において、ディープインスティンクト社の展示ブースを設け、詳細をご説明します。
Deep Instinctのセキュリティソリューションは、独自開発のサイバーセキュリティに特化したディープラーニング フレームワークにより、世界中のあらゆるタイプのマルウェア検体を学習して生成した判定アルゴリズムで、既知のマルウェアだけでなく、ゼロデイ攻撃に使われる未知のマルウェアも高速に検知します。
Deep Instinct Prevention for Storage(DPS)は、このアルゴリズムを使い、ユーザーがNASやクラウドストレージにファイルを保存または変更する際に、ファイルを高速にスキャンします。万一悪意のあるファイルが見つかった場合は、実行されることなく、即座に自動で隔離または削除し、ストレージへの侵入を阻止して感染被害を未然に防ぎます。
Deep Instinct Prevention for Storage(DPS)は、NetApp、Dell TechnologiesのNAS(ネットワーク接続ストレージ)に対応しており、ネットワールドは、これらストレージ製品のディストリビューターとして 豊富な経験と実績があることから、ストレージと組み合わせたトータルなソリューションと、設計・構築サービス、日本語サポートを提供します。
また、今後対応予定のクラウドストレージ向けAWS S3対応版やMicrosoft Azure版についても、AWSならびにMicrosoftのディストリビューターとして、トータルなソリューションおよび技術支援を提供していく予定です。
- ストレージとの容易な連携・統合:
- NetAppおよびDell TechnologiesのNASストレージとネイティブに連携・統合できるため、既設のストレージへの追加導入も可能です。
- 高速なリアルタイムの脅威検知:
- ディープラーニングアルゴリズムを用いて、未知の脅威やゼロデイ攻撃をリアルタイムで検知・防御します。
ファイルスキャンの時間は20ミリ秒未満で、高速にスキャン判定が可能です。 - 高精度な予測能力:
- 従来のシグネチャベースのソリューションを超える高精度な予測能力を持ち、99%以上の検知率でゼロデイのマルウェアや未知のランサムウェアを発見し、誤検知を大幅に減少させます。
- 自動化されたアクションとシンプルな運用:
- 脅威を検知すると同時に自動で対応を行うため、人的リソースの負担を軽減します。また従来製品のようなパターンファイル更新とそれにともなう定期的なフルスキャンが不要のため、運用を簡素化できます。
- Deep Instinctクラウド環境
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- Deep Instinctの主要コンポーネントや環境(管理サーバー、管理コンソール、ディープラーニングラボ、ファイルレピュテーション)は、Deep Instinct社のクラウドサービス(SaaS)として提供されます。
- クラウド上の管理コンソールでは、各種設定やDPSのストレージエージェントの管理、イベント収集とマルウェア判定結果の確認が可能です。
- お客様環境
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- 保護対象のストレージ(NASクラスター)には、エージェントの導入は不要です。
- NASベンダー提供のNASスキャニングサーバーを構築し、NASスキャンニングサーバーに、DPSのストレージエージェントをインストールし、連携します。 ※NASスキャニングサーバーは、1台構成または複数台構成
- ファイルのアップロード/ダウンロード/コピー、読み取り/書き込み等、どのアクションを実行時にスキャンするかはストレージ側で定義します。
- 動作
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- ユーザーがストレージ(NASクラスター)に対し、ストレージ側で定義したアクションを実行した際に、NASクラスターからNASスキャニングサーバーに対象ファイルのチェックが依頼されます。
- NASスキャンニングサーバーからリクエストを受けたファイルをDPSのストレージエージェントがスキャンし、判定(悪性/良性)を行います。
スキャンエンジンはローカルのサーバー上で動作するため、オフラインでも動作や判定が可能です。
また、20ミリ秒未満で即座にスキャン判定されるため、ユーザー操作に影響もありません。 - もし悪性と判定された場合は、DPS側で設定されたポリシーに従い、ファイルは隔離または削除されます。
- イベントはクラウド上のDeep Instinctの管理サーバーに送られ、管理コンソールで確認することができます。
ネットワールドが毎年開催するイベントです。今年は、10月15日・16日の2日間の日程で、オンラインとリアル会場のハイブリッドで開催します。2日目(16日)の現地開催では、新宿住友ビル三角広場のリアル会場にて、約60社のITメーカーがブース出展します。
イベントの詳細、お申込みは、イベント公式サイトをご覧ください。
ディープインスティンクト株式会社 カントリーマネージャー 並木 俊宗氏は、次のように述べています。
この度の株式会社ネットワールドとの新たなパートナーシップを心より歓迎いたします。デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進やAI活用により、データの生成とトランザクションが急増しており、それに伴うサイバーセキュリティへの対策ニーズも高まっています。この重要な課題に対処するため、我々は新たなパートナーである株式会社ネットワールドと協力し、日本市場における安全性と信頼性の向上に努めてまいります。私たちの目標は、日本のパートナーと共に、AIによるより自律的、予防的、効果的なセキュリティ対策を講じ、エンドポイントだけでなく、クラウド環境へも対応したアプリケーションスキャン、企業内データを保管するストレージをスコープとし、企業の攻撃面を最新AIにより守っていきます。この取り組みにより、我々の顧客とインフラ基盤の持続可能な成長と革新を実現し、より安全なデジタル環境を構築していきたいと考えています。今後とも皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
Deep Instinctは、世界初かつ唯一サイバーセキュリティの目的のために構築されたディープラーニング フレームワークを用いて、ランサムウェアやその他のマルウェアを阻止するために、予防を第一に考えたアプローチを取っています。既知の脅威、未知の脅威、ゼロデイ脅威を20ミリ秒未満で予測し、感染を防止します。その速さはランサムウェアの暗号化速度の750倍に相当します。Deep Instinctは、99%以上の精度で未知の脅威から防御しながら、0.1%未満という誤検知率を実現しています。Deep Instinct Prevention Platformは、既存のセキュリティソリューションを拡張・強化し、ハイブリッド環境における脅威に対する完全で多層的な保護を提供します。