VMware vSphere

vSphereは、サーバのリソースを仮想化することで可用性の向上や運用効率化を実現する仮想化プラットフォームです。物理サーバが持つCPU、メモリ、ディスクなどのハードウェアリソースをソフトウェアで抽象化し、1台のサーバ上で複数の仮想マシンを作成・運用することが可能になります。

従来の物理環境では、1つの物理サーバに1つのOSがインストールされ、その上で複数のアプリケーションが動作していました。しかし、物理サーバのリソースは、そのサーバ上で実行されるアプリケーションでの利用に限定されるため、リソースの柔軟性や使用率に課題がありました。
vSphereを利用すると、物理リソースがハイパーバイザーのESXiによって抽象化され、独立して動作する仮想マシンを1つの物理サーバ上に複数作成できます。仮想マシンは必要に応じてすぐに展開でき、リソースの割り当ても自由なため、複数のアプリケーションを効率的に実行できます。

vSphereのエディションは4種類に分かれており、エントリーモデルの「Essentials」ではサーバ仮想化機能のみが提供されます。それ以上のエディションでは、仮想マシンのオンライン移行や自動復旧といった様々な機能が利用可能です。

VMware vSphereやVMwareソリューションに関する最新情報は「VMware Cloud Frontier」でもご紹介しています。