プレスリリース
九州工業大学、NetApp AFF C250とProxmoxで 教育研究用仮想化基盤を刷新
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2026.03.26
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 芹澤 朋斉)は、国立大学法人 九州工業大学(本部:福岡県北九州市)が教育研究環境を支える仮想化基盤を刷新し、ネットワールドが提供するNetApp社製ストレージ「NetApp AFF C250」と、オープンソースソフトウェアを基盤とする仮想化プラットフォーム「Proxmox Virtual Environment」(以下、Proxmox)が採用されて本格稼働開始したことを発表します。
新仮想化基盤は、LMS(学習管理システム)「Moodle」をはじめとした学内の100台以上の仮想サーバーを集約し、従来課題であった性能・容量不足を解消するとともに、旧システムと同等の予算で大幅な性能向上とコスト最適化を実現しました。加えて、学内に散在していた教育研究データの一元管理を可能にし、今後のBI・AI活用に向けたデータ整備基盤としても活用されています。
システムの提案と構築は、ネットワールドのパートナーである三井情報株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 真野 雄司)が担当しました。提案から稼働後のサポートまで、NetApp製品およびProxmoxに精通したネットワールドの支援について、同大学および三井情報株式会社から高い評価が寄せられています。
九州工業大学情報基盤センターは情報システム・ネットワーク・セキュリティ等を研究課題とする部門であり、近年は学内DXの企画・推進に力を入れています。同大学では、ハードウェアのサポート終了に伴い、仮想化基盤のリプレースプロジェクトに着手し、教育研究を支えるインフラ環境のさらなる充実に取り組みました。
同大学では、コロナ禍を機に、学内の講義室に設置していた教育用端末を廃止し、学生個人のPCによるBYOD方式へ移行。LMSにはオープンソースのMoodleを利用していましたが、旧仮想化基盤では容量が不足し、Moodle関連サーバーやデータを本仮想化基盤とは別の環境に配置せざるを得ない状況でした。
また、教員が保有する貴重な教育研究データが学内に散在しており、今後のデータ分析・AI活用に向けて一元管理を進めたいというニーズも顕在化していました。しかしながら、ハードウェアおよびソフトウェアライセンス費用の高騰により、旧来のハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(HCI)製品では、必要性能を予算内で満たすことが難しくなっていました。
新仮想化基盤は2025年3月末より本番稼働を開始し、現在はMoodle関連サーバーを中心に100台以上の仮想マシンが稼働しています。
NetApp AFF C250が提供する高いI/O性能により、
・スループット 約200~300MB/s
・仮想マシンの迅速な起動
・高負荷時でも安定したサービス提供
といった効果が得られ、学内サービス全体のレスポンス向上に大きく寄与しています。
さらに、NetAppのOS「ONTAP」が備える堅牢なデータ保護機能と信頼性の高いNFS運用により、
・教育研究データを取り扱う仮想マシンを安全かつ一元的に管理できる仮想化基盤向けデータストア
・今後のBI / AI活用で考えられる大規模な仮想マシン稼働に耐えうる性能・信頼性・運用性の面でも重要な改善が実現しました。
新システムは前回調達時とほぼ同等の予算に収まりながら、性能・容量を大幅に拡張。Proxmoxの採用によりライセンスコストを抑えつつ、高い拡張性と運用効率を確保できた点も大きな成果です。