プレスリリース
ネットワールド、マルチクラウド環境を最適化する 「CloudHealth by VMware」の提供およびMSPサポートを開始
- VMware
2019.10.01
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、マルチクラウド管理ツール「CloudHealth by VMware」に関して、VMware社とManaged Service Provider (MSP)契約を締結し、本日10月1日より、ネットワールドのパートナー経由で「VCPP MSP CloudHealth(以下、CloudHealth)」を提供開始します。また、パートナー向けに、CloudHealth のPoC支援サービス、導入支援サービス、ヘルプデスクサービスなどの技術支援を提供開始します。
CloudHealthは、Amazon Web Services (以下、AWS)、Microsoft Azure(以下、Azure) 、Google Cloud Platform (以下、GCP)など複数のクラウドを使用するマルチクラウド環境を統合的に管理して優れた可視性で「利用コスト」や「セキュリティポリシー」を最適化するSaaS型のサービスです。
CloudHealthはVMware社のパートナープログラム「VMware Cloud Provider Program(以下、VCPP)」でVMware社とMSP契約を締結したパートナーのみが提供可能なサービスです。そこで問題になるのは、独自の「サービス規約」や「サポート提供」といった契約要件がハードルになることです。
今回、ネットワールドがCloudHealthのMSP契約を締結することで、パートナー自身がMSP契約を締結することなく、ネットワールドのCloudHealthおよびサポート体制を活用したサービスをエンドユーザーに提供することが可能になります。
また、ネットワールドは、CloudHealthのMSPのノウハウをパートナー各社と共有することで、パートナー自身がMSPになるための継続的な支援を提供致します。10月24日にはヴイエムウェア株式会社との共同で、CloudHealthをはじめとするVMware社が提供する最新のクラウドソリューションに関するセミナー「VMware クラウドビジネス キックオフ」を開催し、クラウドサービスの市場活性化を推進してまいります。
ITインフラは、従来のオンプレミス環境に加えて、AWS、Azure、GCPといったクラウドサービスが普及し、ハイブリッド環境 / マルチクラウド環境が一般的になりつつありますが、昨今はさらに多様化が進み、1つの企業において各チームがそれぞれの経験と目的に合わせて異なるクラウドサービスやツールを利用してプラットフォームを使い分けている例が増加しています。
このようなアプローチは、チームごとに最適な環境を選択できるというメリットがある一方で、チームが個別にクラウドサービスを運用するケースが多く、新たなITサイロ化の原因となり、IT管理者が各クラウドサービスを正確に把握・管理することが困難となることが懸念されます。
ネットワールドは、こうしたマルチクラウド / ハイブリッドクラウドの運用管理に対する市場ニーズに応えるため、CloudHealthの取り扱いを開始し、全国のパートナー各社のクラウドビジネスを強力に支援します。
CloudHealthソリューションにより、ユーザーは、クラウドの利用コストや利用状況、セキュリティ、パフォーマンスなどを単一のインターフェイスから管理可能となり、複数のクラウドサービスを安心して併用できるようになります。
CloudHealthは、VMware社のパートナープログラムである「VCPP MSP」を契約することで提供されるSaaS型のサービスです。VCPP MSPは、VCPPパートナーがVMware社のサービス基盤を利用したマネージドサービスを、第三者企業に対して月額課金のサービスとして展開できるプログラムであり、VCPPパートナーは提供するVMware製品毎に、VMware社とのMSP契約の締結が必要になります。CloudHealthのMSPとしては、独自のサービス規約やサポート提供といった要件が設けられており、パートナーによるCloudHealthのサービス提供のハードルとなっています。そこで、アグリゲーターであるネットワールドが、VMware社とCloudHealthのMSP契約を締結し、そのサポート体制をパートナーに提供することで、パートナーはそれを活用してCloudHealthをサービス提供することが可能になります。