NVIDIA NVIDIA 技術ガイド-GRID-
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- GPU仮想化
- 複数のユーザーが一つのGPUを共有することができるため、真のPC性能と互換性を与えながら、ユーザー密度を向上できることができます。
- 低遅延リモート・ディスプレイ
- 特許を取得したNVIDIAの低遅延リモート・ディスプレイ技術は、ユーザーが仮想の機器とやり取りしたときに感じるタイムラグを低減することによって、ユーザー体験を大幅に向上させます。この技術によって、仮想化デスクトップのスクリーンは、遠隔プロトコールに直接配信されます。
- H.264エンコーディング
- 卓越した品質で同時ストリーミングをエンコードすることができる高性能H.264エンジンを備えています。このため、CPUをエンコーディング機能から開放し、サーバー内のGPUの数に応じてエンコード機能を拡張することによって、クラウドサーバーの効率が飛躍的に向上します。
- 最大のユーザー密度
- ユーザー密度の最大化に役立つ最適化されたマルチGPUデザインを有しています。例えば、GRID K1ボードでは、4つのGPUと16GBのグラフィックメモリを搭載しているので、1つのボード上で最大100人のユーザーをサポートすることができます。
- 省電力
- "SMX"と呼ばれる画期的な新しいストリーミングマルチプロセッサなど、データセンター並みの省電力性になるように設計されています。その結果、企業のデータセンターに画期的なワット当り性能を実現する革新的ソリューションとなっています。
- 24時間週7日の信頼性
- 1日24時間、週7日動作できるように、NVIDIAによって設計、構築、検査されています。Ciscoなどの代表的なサーバーベンダーと緊密に共同することによって、システムの寿命が尽きるまで、最適かつ高い信頼性の動作が確保されます。
- 幅広い仮想化ソリューション
- VMware、CitrixおよびMicrosoft製のGPU対応型仮想化ソリューションをサポートしているので、定評のある幅広いソリューションから選択できるという柔軟性を誇っています。
GPU パススルーテクノロジーを使用して、専用GPU に仮想マシンがアクセスできるようにします。このようにして、ローカルワークステーションに相当するグラフィックスパフォーマンスを仮想デスクトップに提供します。
ハイパーバイザーを通して専用の GPU を直接仮想マシンに接続することで、1台の仮想マシンにGPUコア とグラフィックメモリの機能を全て割り当てることができます。
仮想マシンで証明された NVIDIA グラフィックスドライバは、従来の仮想化されていないワークステーション環境とのアプリケーションの互換性を保証しているので、NVIDIA がサポートするバージョンのOpenGL, Directと CUDAが利用できます。
NVIDIA GRID vGPU は、複数のユーザーで GPU を共有し、ローカルワークステーション と同等の優れたグラフィックス パフォーマンスを仮想デスクトップに提供します。GRID vGPU は、グラフィックス環境を維持しながら、複数の仮想デスクトップ間で GPU ハードウェアアクセラレーションを共有するテクノロジです。アプリケーションの機能と互換性は、デスクトップで使用する場合と全く同じです。GRID vGPU テクノロジにより、それぞれの仮想マシンのグラフィックス コマンドは、ハイパーバイザーによって変換されずに、直接GPUに送信されます。
これにより、GPUハードウェアでタイムスライスが行われ、共有した仮想グラフィックスで最高のパフォーマンスを実現できます。また、複数のvGPUプロファイルを使用できます。