Cloudian オプション機能
CIFS/NFSプロトコルゲートウェイ機能、ランサムウェア対策のWORM機能やCloudなどへの階層化機能、AIによる高度な管理機能など
Cloudian HyperStore の有用な機能のほとんどは、アプライアンスおよびソフトウェアに標準搭載されており追加費用なしで利用が可能です。 以下の数種類の機能のみ、有償オプションとして提供されます。
有償オプション機能ラインナップ
| 機能 | 概要 | 課金方法 |
|---|---|---|
| HyperFile | ソフトウェア製品。SMB/NFS機能を有した「NASゲートウェイ」としてVMware上で稼働します。 | HyperStoreと有効な保守契約期間を前提に HyperStoreと同じ容量まで、かつ、10インスタンスまで無償で提供。本製品保守はHyperStore 保守で提供。※2024/12月時点情報。 |
| オブジェクトロック(ObjectLock / WORM) | 有償追加機能。指定した期間データを変更できないようにすることでランサムウェアからデータを保護し、マルウェアによる暗号化を防ぎます。 | HyperStore の1クラスタ毎に1ライセンス必要。保守はHyperStore 本体保守で提供。 |
| 階層化(Tireing) | 有償追加機能。期間等のポリシーによりバケット単位でAWS, Azure, GCP, ICOSなどのパブリッククラウドや他のHyperStoreに自動ファイル転送します。 | 自動階層化している容量分のライセンスが必要。保守は階層化機能保守を別途購入が必要。 |
| HyperIQ Enterprise | 有償追加機能。S3 Analytics（ユーザからのS3 API操作に関する集計）が可能となります。 ※スタンダード版はHyperStoreに標準搭載 |
HyperStoreクラスタの総物理容量に対してライセンスが必要。 |
| Spareparts | アプライアンス製品購入時のオプション。スペアパーツを手元に置くことでスタンダード保守(必須)の先出センドバックパーツを待つことなく交換作業が可能です。※基本的に、ノード障害時でもシステム稼働・データ保護は継続されます。 | HDD, NVMe, シャーシなど必要数量を購入。 |
| Non-Returnable Disk | アプライアンス製品購入時のオプションライセンス。交換された故障Diskのクラウディアン社への返却不要となります。 | HyperStore アプライアンス台数分のライセンスが必要。 |
| ※ソフトウェア製品は、HyperStore とは別製品です。有償追加機能は、HyperStore の機能追加となりライセンスファイル上で追加されます。 | ||
オブジェクトロック(ObjectLock / WORM)
オブジェクトロック(ObjectLock/WORM)は、改ざん・削除防止機能です。クリーンバックアップデータの保持ができることからランサムウェア対策や強いガバナンスが求められるケースで有効な機能です。
Immutable S3 Objects
・S3 Objectに WORM(Write-Once-Read-Many)
・Object/Bucket レベルで WORM と 保持期間の属性を管理
Retention Management Controls
・保持期間をAPIやDefault設定で管理
・保持期間の間、ObjectはLOCKされる
多くのバックアップベンダーと技術連携することでバックアップツール側の設定でオブジェクトロック機能を使うことができるようになっています。 Veeam / Veritas / Commvault / Arcserve など
HyperIQは、インテリジェントな監視機能、予測メンテナンス、ユーザー行動分析を提供します。 HyperIQ Enterprise は、HyperStore に標準搭載されている HyperIQ Basic の機能に追加して、S3-APIアクセスレベルでの調査・解析、クライアント毎のアクセス解析を含む、ユーザーの行動分析、予測メンテナンス、コンプライアンス支援と取組、強化されたセキュリティ分析を提供します。