Cisco Fabric Extender(ファブリックエクステンダ)

ファブリックエクステンダについて

UCS B シリーズとファブリックエクステンダの構成

Cisco UCS BシリーズではCisco UCS 6200UP ファブリックインターコネクトとブレードサーバは各シャーシに搭載されるファブリックエクステンダを介して接続しており、必須のモジュールになります。
Cisco UCS 2200XP ファブリックエクステンダシリーズは4又は8の外部10ギガビットFCoE対応のSmall Form-Factor Pluggable Plus(SFP+)ポートでブレードシャーシとファブリックエクステンダ間の接続に使用します。ファブリックエクステンダはブレードスイッチではなく、ファブリックインターコネクトのリモートラインカードのような存在でシャーシ毎のスイッチを省略できるため、個別の設定や管理などを行う必要がありません。
UCS 2208XP 1台でシャーシに搭載されたハーフサイズブレードスロット1つに対して最大4つの10ギガビットイーサネットポートをシャーシ内部で提供します。一般的にはファブリックエクステンダを冗長化する構成を推奨するため、各シャーシに2台のUCS 2208XP を搭載する事となり、ファブリックエクステンダとシャーシ間の帯域は最大160Gbpsとなります。
ファブリックインターコネクトに対するファブリックエクステンダは前述の通り、リモートラインカードの様な存在です。接続にはかならず1 : 1 の接続が必要で、1台のファブリックエクステンダから複数のファブリックインターコネクトへの接続はサポートされていませんので注意してください。

UCS B シリーズ背面図

UCS B シリーズ背面図

ファブリックインターコネクトとエクステンダは1 : 1で接続します。
FEX リンク数は全てのシャーシで同一の本数が必要です。

※ 複数のファブリックインターコネクトと1つのファブリックエクステンダの接続は不可です。必ず上図のような構成にして下さい

UCS Cシリーズとファブリックエクステンダの構成

Cisco UCS CシリーズをUCS 6200シリーズ ファブリックインターコネクトと接続することにより、UCS Bシリーズのブレードサーバと同様にストレージ接続やネットワーク接続ポイントの一元化、UCSマネージャによるサーバとネットワーク、ストレージを含めたシステムリソースの一元管理、さらにサーバ固有情報であるハードウェアデバイスに関する属性情報、BIOS設定などをハードウェアと分離することが可能です。
UCS Cシリーズとファブリックインターコネクトの接続は以下の3通りの方法があります。

  • ダイレクト接続
    UCS Cシリーズサーバを直接ファブリックインターコネクトに接続します。UCSマネージャ v2.2以上が必要です。
  • シングルワイヤ接続
    UCS CシリーズサーバはNexus 2232PP ファブリックエクステンダを介してファブリックインターコネクトに接続します。サーバとファブリックエクステンダ間は1本の10Gケーブルで接続します。
  • ディアルワイヤ接続
    シングルワイヤ接続と同様にUCS CシリーズサーバはNexus 2232PPファブリックエクステンダを介してファブリックインターコネクトに接続します。ただし、サーバとファブリックエクステンダ間では管理トラフィック用とデータトラフィック用に2本のケーブルを使用します。

ここではファブリックエクステンダと接続し、尚且つシンプルな構成が組めるシングルワイヤ接続の例を以下に記載します。

シングルワイヤ接続

UCS 6200UPとNexus2232PP間のFEXリンクは必要な帯域に応じて2本以上、8本までの10Gケーブルで接続します。UCS Software Release v2.1 より各ファブリックエクステンダからUCS VIC1225を搭載したM3世代のサーバへは1本の10Gネットワークケーブルだけで接続できるようになり、管理用の1Gネットワークケーブルが不要になりました。これにより、Nexus2232PPの1台で32台までのラックマウントサーバを接続することが可能になります。各ファブリック毎に5台のNexus2232PPで最大160 台のUCSラックマウントサーバを接続することができます。

シングルワイヤ接続の構成図

ブレードサーバだけでなくラックマウントサーバも合わせて管理可能

ハードウェアコンポーネントの詳細

UCS 2200XP シリーズファブリックエクステンダ

Cisco 2200XPファブリックエクステンダはUCS 6200UP ファブリックインターコネクトとUCS 5108 ブレードシャーシを結び、全てのブレードサーバに対してロスレス Fiber Channel over Ethernet(FCoE)での接続を提供します。ファブリックエクステンダはファブリックインターコネクトのリモートラインカードとして動作するものであり、それ自身がスイッチングを行ったり、個別に設定を行うものではありません。この構造により、一般的なブレードサーバの様なブレードシャーシ内のスイッチを廃し、大規模構成時に多数のシャーシが必要な状況においてもシンプルな管理を実現する事が可能となります。
また、UCS 2200XPはシャーシ環境に関する情報(ブレードサーバと電源、ファン)もファブリックインターコネクトも伝達します。これにより、シャーシ毎の個別の管理モジュールは必要ありません。
UCS 2200XPファブリックエクステンダはUCS 5108 シャーシの背面に収容します。UCS 5108 シャーシには帯域と冗長性の確保の目的で最大2台までのファブリックエクステンダを搭載可能です。

UCS 2200XP シリーズの差異

UCS 2200XP シリーズの差異

UCS 2200XP シリーズの差異

ファブリックインターコネクトとファブリックエクステンダ間の接続

ファブリックインターコネクトとファブリックエクステンダ間の接続リンク本数はUCSマネージャで管理ドメイン全体として設定する事が可能です。(1組のUCS 6200UP で管理されている複数のシャーシは全て同一の接続リンク数である構成を推奨しています)
接続リンク数は搭載するブレードの数量と要求される帯域で決定する必要があります。
UCS 6200UP ファブリックインターコネクトとUCS 2200XP ファブリックエクステンダのハードウェア相互の接続の場合は複数リンクでポートチャネルを形成するか、ディスククリートリンク(スタティックビニング)構成のいずれかを選択する事が可能です。

FEX リンクが4本の場合のポートチャネルとディククリートリンクの例

FEX リンクが4本の場合のポートチャネルとディククリートリンクの例

ディスクリートリンク(スタティックピニング)構成の場合、リンク数によって以下の様に各スロットが利用するFEXリンクが決定します。

リンク数ブレード(スロット)とリンクの関係
1リンク 全てのスロットが1リンクを共有
2リンク 1,3,5,7スロット → リンク1
2,4,6,8スロット → リンク2
4リンク 1,5スロット → リンク1
2,6スロット → リンク2
3,7スロット → リンク3
4,8スロット → リンク4
8リンク 全てのスロットが個別のリンクを使用

ブレードに搭載されたアダプタからファブリックエクステンダ→ファブリックインターコネクトまでのリンクのポートチャネル構成の可否は以下の組み合わせになり、全てのリンクでポートチャネル構成とする場合には、UCS6200UP - UCS2200XP - VIC1200シリーズが必要になります。

アダプタ→ファブリックエクステンダ/インターコネクト接続構成パターン1

アダプタ→ファブリックエクステンダ/インターコネクト接続構成パターン1

アダプタ→ファブリックエクステンダ/インターコネクト接続構成パターン2

アダプタ→ファブリックエクステンダ/インターコネクト接続構成パターン2

アダプタ→ファブリックエクステンダ/インターコネクト接続構成パターン3

アダプタ→ファブリックエクステンダ/インターコネクト接続構成パターン3

PAGE TOP