プレスリリース
総合美容ディーラーの きくや美粧堂、DB基盤用ストレージに オールフラッシュストレージ「Pure Storage」を採用
- Pure Storage
2018.01.18
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、理美容室向け毛髪化粧品や各種美容機器などを取り扱う総合美容ディーラーである株式会社きくや美粧堂(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 増保 利行)のDB基盤用ストレージ高速化プロジェクトにおいて、ネットワールドが扱う米国Pure Storage(ピュア・ストレージ)社の高速フラッシュメモリ(SSD)を搭載したオールフラッシュストレージ「Pure Storage」が採用され、本格稼働開始したことを発表します。
きくや美粧堂は、社内業務や顧客向けサービスにITを活用していますが、それに伴う業務処理量の増大に対応するため、スマートフォンを活用した新しいアプリサービス、ビッグデータ利活用などの取り組みや、今後の更なるサービス展開に備えて、リード / ライトの十分な処理性能、レスポンス性能を備え、長期安定稼働可能なストレージ基盤構築に踏み切りました。
Pure Storage製品は、オールフラッシュに最適化されたストレージOS「Purity」により、性能はもちろんのこと、重複排除・インライン圧縮による圧倒的なデータ削除効果、および独自のRAID方式による高い保護性を実現します。また、3年毎にコントローラーを無償提供する「Forever Flash」プログラムにより、常に最新モデルの性能での使用が可能で、構築したシステムを長期間にわたって使い続けることができます。
システムの導入は、ネットワールドのITパートナーである東芝ソリューション販売株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長 大和田 昭彦)が行いました。同社は当初、ハイブリッドストレージでの提案を検討しましたが、事前検証を行った結果、性能要求を満たせないことが判明し、ネットワールド支援の元でPure Storageでの提案に至りました。
ネットワールドは、仮想化やクラウド関連ソリューションの中で、特に最適なストレージ環境の提供に注力しており、今回、Pure Storageの導入効果が実証できたことで、パートナーへの提案、支援をより強化してまいります。
きくや美粧堂は、商品の受発注や予約管理システム、CRMなどのサービスを無償で各理美容室に提供しているほか、カット予約や商品購入などが手軽に行えるスマホアプリも開発。また、物流倉庫でも最先端の仕組みを導入し、業務の効率化とスピードアップを図るなど、社内業務や顧客向けサービスにITをフルに活用しています。
この徹底的なIT化の取り組みが着実に実を結び、過去10年にわたって業績を伸ばし続けていますが、一方で、事業の成長に伴い、基幹DB用ストレージへの負荷が増大し、月次更新処理の時間が伸びるなど、様々な問題が生じていました。
Oracleで構築されたDB基盤は、受発注や出荷/在庫管理、請求/支払など、社内の基幹業務処理すべてを担っており、また、スマホアプリなどの新サービスも増加しています。さらに今後は、ビッグデータ利活用などの取り組みも視野に入れているため、DB基盤用ストレージの高速化が急務となりました。
東芝ソリューション販売は、当初、ハイブリッドストレージを検討しましたが、事前検証を行った結果、きくや美粧堂の性能要求を満たせないことが判明し、オールフラッシュストレージ「Pure Storage」を提案しました。きくや美粧堂は、以前からオールフラッシュストレージに注目していましたが、大量のトランザクションが発生するシステムに対しても、リードもライトも高速であること、筐体内のパーツがモジュール単位で管理されており個別に交換・拡張できるアーキテクチャ、また、今後の更なるサービス展開にも不可欠なポイントとして、業務に影響を与えることなく無停止で保守作業や増設が行えることなどが評価されました。
また、クラウドから管理・監視や予兆検知が行なえるサービス「Pure1 Manage」を利用することで、日頃の運用管理も手間を掛けることなく行なえます。
きくや美粧堂は、シンプロビジョニングやレプリケーションなどの機能を今後のニーズに応じて活用を検討していく考えで、既存のストレージはバックアップ用途に廻し、本番環境は全てオールフラッシュ化する計画です。