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- Chapter2 ESFに必須の4機能とNVIDIAネットワーキングの関係 (2/3)
昨今のデータセンターで稼働するコンピュート基盤は、将来を見据えて大きなシステムを構成するのではなく、小さく始めて、大きく拡張するスケールアウトモデルが主流です。ネットワーク基盤も同様に拡張性を求められており、Ethernet Storage Fabric(ESF)の必須機能の一つとなっています。システムの拡張は、コンピュートリソース、ストレージリソースに留まらず、ラックスケールはもちろんデータセンターレベル、さらにはデータセンター間の拡張にも対応を求められます。
NVIDIAネットワーキングは、例えば100GbE対応スイッチをネットワークの中心に据え、下位に小型の10G/25GbEスイッチを並べる構成をとることで、200ノード、10ラック相当以上のコンピュート基盤を支えることが出来ます。さらには、IP Fabric化することで1000ノードを超える規模に拡張することも可能です。また、ESFはIPを使うため、Ethernet Storage Fabric以前の課題でもあった、マルチベンダ間の接続性も問題ありません。
10GbE規格が標準化されて間もなく、上位の40GbE規格が標準化されましたが、複数の10Gbps通信を内部的に集約した(マルチレーン)規格はコストが割高となり、普及しているとは言いがたい状況です。
そのような状況の中、2016年に一つの通信(シングルレーン)をより高速化させた25GbEという規格が誕生しました。内部的にもシンプルな25GbEのSFP28規格は10GbEのSFP+と下位互換を維持し、コストを抑えた次世代スタンダードとして、普及し始めています。
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