VMware Site Recovery Manager

これまでのストレージベースのレプリケーションに加え、ハイパーバイザベースのvSphere Replicationの機能が追加されました。これにより、WAN越しのレプリケーション機能を持たない安価なストレージを利用した小規模サイトでも、簡単に災害対策を実現することができます。

データロス無しで、仮想マシンをシャットダウンし災対側へ移行する事ができます。データ移行やスケジュールを組んでのフェイルオーバーに利用できます。

リカバリープランを定めて、自動でフェイルバックを行う事が可能になりました。
※この機能はvSphere Replicationでは利用できません。

N:1の障害回避構成をサポート(shared recovery sites)

VMware Site Recovery Manager(SRM)はDR(Disaster Recovery)計画の管理、完全なリカバリ手順の検証、自動的なDRの実行を提供します。
SRMは本運用サイトからリカバリサイトへの障害回避だけではなく、２つの本運用サイトの相互の障害回避にも利用できます。複数サイトのリカバリも一つの共有のリカバリサイトにて行えます。SRMはデータセンターの移管などを含むデータセンターの退避に利用が可能です。

保護対象サイトとリカバリサイトの両方にvCenter Serverが最低1つ必要です。

両方のサイトに十分なVMware vSphereeライセンスが必要です。
SRM は仮想から仮想へのリカバリ製品のため、同じライセンス数である必要はありませんが、互換性のあるヴァージョンのESXiが両サイトで稼働している必要があります。
リカバリサイトにはSRMで保護された仮想マシンを復旧できるのに十分なESXiのライセンスが必要です。また、ESXiのライセンスはサーバーの電源のON/OFFにかかわらず必要です。

通常時SRMのライセンスは保護対象となる仮想マシン25台につき1ライセンス必要です。
SRMが一方向の保護のみ設定されている場合 (本運用環境の仮想マシンを待機環境へ退避するだけの設定など)、SRMは本運用サイトの分のみ必要です。
SRMが双方向保護で設定されている場合(2つの本運用サイトが相互に保護しあう設定の場合)、SRMのライセンスは両方のサイト分必要です。

※SRMは本運用の保護対象仮想マシン数のみをカウントします。 　フェイルバック時のライセンスはカウントしません。

VMware Site Recovery Manager には、Standard と Enterprise の 2 種類のエディションが用意されています。
「保護対象の仮想マシン」単位でライセンスが必要になり、仮想マシン25台分を1パックとして購入できます。また、StandardとEnterpriseでは、利用可能な仮想マシンの最大数が異なります。

VMwareソリューションに関する最新情報は「VMware Cloud Frontier」でもご紹介しています。