メリット | デメリット | |
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テープ |
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ハード
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クラウド
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No. | 仮想環境のバックアップ方法 | メリット |
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1 |
ハイパーバイザー側から 仮想マシンをまるごと バックアップする |
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2 |
物理サーバーと同じく OSにエージェントを入れて バックアップする |
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No. | パブリッククラウドストレージの メリット |
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1 |
初期コスト削減
利用した分だけ課金される従量課金のため、 仮想サーバーや物理サーバーなどの 環境を自前で用意しなくて済む。 自社で構築する際に必要となるインフラの 初期導入コストが、ブリッククラウドなら 不要である。 |
2 |
クイックスタート
マーケットプレイスの仕組みを利用すれば、 各バックアップメーカーとパブリッククラウドが 提携したサービスをすぐに開始できる。 簡単な設定をするだけで、 バックアップソフトのインストールや 面倒な設定を終えた状態で バックアップを開始できるのだ。 |
No. | パブリッククラウドストレージの デメリット |
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1 |
最低限の知識が必要
簡単に利用は開始できるが、 あらたな仕組みを取り入れるので、 担当者は基本最低限のクラウドの 勉強をしなければいけない。 そのための学習コストがかかる。 |
2 |
指定の形式へ変換
現在ある物理環境のフォーマットを Amazonマシンイメージ(AMI)や Azureマシンイメージ(VHD)などの 各ベンダーのマシンイメージに 変換しなければならない。 そのままバックアップデータとして 保存もできるが、RTOが長くなり メリットが半減する。 |
3 |
コスト管理が必要
従量課金のため、使いすぎると 物理環境よりコストが高くなる。 またその高くなるポイントを 見極めるのが難しい。 |
そのままバックアップすると変換の手間は省けるがリストアするときには一度のバックアップサーバーでイメージを復元して使わなければいけない。つまりクラウド環境にバックアップサーバがない場合には一度ダウンロードして復元するなど、利用したいときに即座に利用できない可能性がある。
各クラウド環境に合わせてイメージをバックアップした場合には、クラウド上では仮想サーバーとしていつでもすくに起動できる状態。つまり災害時に即時利用できたりするなどいろんなメリットがある。つまりバックアップを利用するときのことを考えて事前に準備している。
オンプレミス環境のバックアップ先として選択肢に上がってきたクラウド。ストレージやテープと比較した時のメリット・デメリットも理解できましたね。
ここまでバックアップの基礎を学び、複雑な環境になるほどバックアップシステムの構築が大変そう…と思った読者の方も多いはず。
そこで登場したのが「バックアップアプライアンス」。バックアップソフトに比べて構築も運用も簡単になるんです。
第7節「最近流行りのアプライアンスって?ソフトじゃダメなの?」に進んでみましょう!
バックアップにお金かける必要ある?無償のバックアップソフトでもいいんじゃない?と思ってる方にも必読の内容です!