データが大きくなるほど複雑になるバックアップシステム。大規模環境になるほど構築・運用は大変です。
そこで登場したのが「バックアップアプライアンス」。バックアップサーバー、ストレージなどバックアップに必要なコンポーネントがこれ一つ。
バックアップにお金かける必要ある?無償のバックアップソフトでも事足りるのでは、と思ってる方も必読。
有償ソフトと比べた時のメリット・デメリットもまとめました。
No. | アプライアンス製品登場の理由 |
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1 |
バックアップ先に
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2 |
余計な構築作業が不要
アプライアンスの目的はデータの
バックアップのみと明確である。 バックアップ専用機とすることで、 余計な構築手順を省くことができる。 |
3 |
バックアップしたデータを
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No. | 無償のバックアップソフトの デメリット |
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1 |
バックアップ対象が限定される
Windows OSのみに対応している。 仮想環境やLinuxなどは 別の仕組みを考える必要がある。 管理がわかれることにより 作業が複雑になる。 |
2 |
管理者の作業量が増える
世代管理数に制限があったり、 細かい設定ができず、できる場合でも スクリプトを書いたりして作業が 属人化してしまう。 また統合管理ができないため、 1台1台管理しなければならない。 |
メリット | デメリット | 対象ユーザー | |
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無償バックアップソフト |
購入不要(OS機能のため) |
カスタマイズなど高度な |
個人ユーザー |
有償バックアップソフト |
性能が高い
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料金がかかる |
企業ユーザーや定期的な |
ただバックアップするだけなら無償ソフトでもできますが、それは小規模環境の話。大規模で複雑な環境になるほど、構築者、管理者の負荷は増大します。「バックアップアプライアンス」は一見高価ですが、海外では投資価値ありと判断され導入が進んでいます。
システム費用と人件費。あなたの企業はどちらに費用をかけますか?
また、コストの他にも無償ソフトでは機能に限界があります。有償ソフトでは何ができる?
次の第2章「バックアップの機能」で、有償ソフトの基本的なバックアップの機能を学びましょう!