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更新日:2025-11-24
Level 3 バックアップをもっと学ぶ人が読む記事

第2章 ランサムウェア対策編各社製品比較

第1章「ランサムウェア対策編」では、バックアップシステムにもランサムウェア対策が必要な理由がよくわかりましたね。
ではいざ製品を選ぼう!となった時、あなたはどんな製品を選びますか?
今回はバックアップメーカー7社の押しポイントを3つに絞りご紹介します。
本記事を読んで製品選定のヒントにしてみてください。

バックアップシステムをランサムウェアから守るためにどの製品を選ぶ?

mamoru_ureshii.png
城宝 守
博士ありがとうございました!
第1章ではランサムウェア対策におけるバックアップ、第2章ではSaaSバックアップの重要性がよくわかりました!
とりあえず今熱いランサムウェアをキーワードに、エンドユーザー全社にランサムウェア対策に一番強いバックアップ製品を提案してきます!!
バックアップ博士
ちょっと待つんじゃ。
たしかにランサムウェア対策を一番に考えると、高機能な製品を導入することによって極力感染のリスクを抑えることができる。
ただ、その分だけシステムが高価になるのもまた事実じゃ…
hakase.png
mamoru_nayami.png
城宝 守
そっか…
たしかにエンドユーザー様の予算に見合わない製品を提案しても、意味ないですからね。各メーカー製品の機能概要と予算感がわかる資料がどこかに落ちてないかなあ…(チラッチラッ)
バックアップ博士
そう言うと思って今回も用意したぞ。
ランサムウェア対策編の勉強はこれで最後じゃ。
hakase.png
manufacturer
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城宝 守
さすが博士!
この資料を片手に早速提案しに行かなくちゃ!
複数製品で何がいいか迷った時はネットワールドに相談ですね!

Acronis

IT事業者 / サービスプロバイダー向けAcronis Cyber Protect Cloud
NGAV、EDR / XDR / MDR、Email Sec.

特長① 侵入を防ぐ ― シグネチャーベースのスキャン

URLフィルタリング

✓ 脅威のあるサイト(フィッシング)の通信制御
✓ カテゴリを基に通信制御

NGAV・EDR・XDR・MDR

✓既知・未知マルウェアからの保護
✓検出率とスピードの向上
✓メモリベース攻撃、インジェクション検出

Emailセキュリティ

✓ 高度なマルウェアからの保護
✓ 検出率とスピードの向上

signature_base

特長② 感染を防ぐ― AIを利用した振る舞い検知、EDR / XDR / MDR

  • 許可されていない改変や暗号化からファイル、システム、バックアップデータを保護
  • Acronis Cyber Protect Cloudのエージェントソフトウェアの乗っ取りとエージェント経由のバックアップデータの改変を阻止
  • 振る舞い検知とホワイトリストをベースにしているため、未知の脅威にも対応
  • 万一、ファイルがランサムウェアによって改変された場合もすぐに検知・遮断し、ファイルを即時復旧
ai

特長③ 復旧環境の保護 ― バックアップデータのスキャン

復元時、バックアップアーカイブをスキャンしマルウェアを駆除
  • 最新の情報を用いてマルウェアをスキャン
  • 自動的にマルウェアを駆除
backup
restoration
point1

ライセンス表

※2025年8月時点
製品名 提供形態 課金単位 購入単位 定価
Acronis Cyber Protect Cloud
サービス ベースド ライセンス
【GB単位モデル】利用するバックアップストレージ容量ベースの課金
クラウド
サービス
サブスク
リプション
バックアップ容量(GB)
※追加でプロテクション利用
Open(※1)
Acronis Cyber Protect Cloud
サービス ベースド ライセンス
【ワークロード単位モデル】 ワークロードとサービスベースの課金
クラウド
サービス
サブスク
リプション
保護対象ワークロード数
※追加でバックアップ容量(GB)
Open(※1)
Acronis Cyber Protect Cloud
New ソリューション ベースド ライセンス
【パッケージ】セキュリティ + RMM、バックアップ + DR、Ultimate他 *1
クラウド
サービス
サブスク
リプション
保護対象ワークロード数
(ソリューションバンドル)
Open(※1)
*1
①セキュリティ + RMM は、セキュリティ[NGAV / EDR /XDR含む]、リモート監視と管理がバンドルされています。
②バックアップ + DRはバックアップ、ディザスタリカバリとアクロニスクラウドストレージがバンドルされています。
③ Ultimate は①②に加え、高度なバックアップとDLPがバンドルされています。
※Acronis MDR, セキュリティ意識向上トレーニング、追加のアクロニスクラウドストレージについては、追加のプロテクション(従量課金)となります。
※サービスプロバイダー向け製品のため、定価は設定されておりません。サービスプロバイダー向け価格はネットワールドまでお問合せください。

スペック一覧

※2025年8月時点
目的 項目 対応状況
①バックアップ
システムへの
攻撃対策
バックアップサーバーの
稼働OS
Windows / Linux
侵入防止 / 認証機能 ファイアウォール・バックアップデータへの通信制限機構 / ログ監視 / MFA /
RBAC /OSへの特権ユーザーでのログイン無効
データの改ざん防止機能 オブジェクトロック連携 / イミュータブルストレージ / バックアップ保持期間変更禁止
データの隔離方法 Sandbox × エアギャップ ×
データ転送方式 CIFS / SMB / NFS / Acronis独自
②バックアップ
対象が感染した
時の復旧
感染通知機能 振る舞い異常検知 / 変更検知 / アンチマルウェアエンジン
復旧方法 リストア時のウイルススキャン・ランサムウェア痕跡スキャン(自社開発) / インスタントリカバリ / 仮想スタンバイ / ワンクリック復元 / Flashback / Acronis DCへの即時フェールオーバー

Arcserve

Arcserve Cyber Resilient Storage

オンプレミス の 不変ストレージ(イミュータブル)にバックアップ!

特長① バックアップデータを破壊される前の状態に簡単に復旧

1
バックアップ データが CRS に書き込まれます
backupCRS1-1
2
スケジュールに従い、CRS 内で自動的にスナップショットが取得されます
backupCRS1-1
3
攻撃者が RPS 内のデータを破壊します しかし、CRS には手が出せません
backupCRS1-1
4
スナップショットから、健全な時点のデータストアをインポートできます
backupCRS1-1

CRS : Arcserve Cyber Resilient Storage

特長② オンプレミスでデータ保護

  • オンプレミスのイミュータブルストレージに安全にデータ保護
  • 大容量のバックアップデータも高速なLAN環境で運用
backupCRS2

バックアップデータをイミュータブルストレージへ直接保管

backupCRS3

複数拠点のバックアップに活用

特長③ 永久増分+重複排除で多くのデータを保管、イミュータブルは簡単設定

  • フルは初回のみ、2回目以降は増分バックアップで運用し更に重複排除や圧縮でバックアップデータを最小化
noneedfull
  • CRSの不変スナップショットの取得頻度は 日次/週次/月次の簡単設定
snapshotschdule

ライセンス表

※2025年8月時点
製品名 提供形態 課金単位 購入単位 定価
Arcserve Cyber Resilient Storage 1 TB (1年) ソフトウェア サブスクリプション バックアップ容量(TB) ¥36,000
価格は税抜です
保存するバックアップデータ(スナップショット含む)容量に対して課金されます
Arcserve Cyber Resilient Storageをインストールするハードウェアはお客様がご用意する必要があります

スペック一覧

※2025年8月時点
目的 項目 対応状況
①バックアップ
システムへの
攻撃対策
バックアップサーバーの
稼働OS
独自OS
侵入防止/認証機能 RBAC (Premium Edition以上でロールベースの権限分掌可能)
データの改ざん防止機能 イミュータブルストレージ / 削除したバックアップデータの復元機能
データの隔離方法 Sandbox × エアギャップ
(ストレージ筐体内の隔離)
データ転送方式 Arcserve独自
②バックアップ
対象が感染した
時の復旧
感染通知機能 アンチマルウェアエンジン / ランサムウェア痕跡スキャン
復旧方法 リストア時のウイルススキャン・ランサムウェア痕跡スキャン(他社製品連携) / インスタントリカバリ / 仮想スタンバイ /アシュアードリカバリ

Arcserve Unified Data Protection

ランサムウェアの脅威に備える!最後はバックアップが守ります

特長① 継続増分でバックアップデータを多世代管理

一押しの機能 I2テクノロジ搭載



バックアップデータの世代管理を自動でメンテナンス、フルバックアップは初回のみでOK!

万が一、ランサムウェアにデータ破壊された時でも、リストアできる健全なバックアップデータが確保されていれば大丈夫。 そのためには、ランサムウェアの潜伏期間も考慮したバックアップデータの多世代管理の運用が有効です。 とはいえ、多くのバックアップデータを保持するには、大容量のデータ保管先が必要となります。 Arcserve UDPは、I2テクノロジによる継続増分バックアップの運用が可能。初回のフルバックアップ以降、 2回目からは増分バックアップだけで運用できます。ランサムウエア対策にバックアップの世代数を多く設定しても、 ディスクの使用量を圧迫しない運用ができるのです。

bakupmarge

特長② バックアップサーバー:復旧ポイントサーバー(RPS)で効率的運用

標準機能!復旧ポイントサーバ(RPS)/コンソール



復旧ポイントサーバ/コンソールで効率的な運用 強力な機能で大規模環境にも対応可能!

復旧ポイントサーバ/コンソールは標準装備です。Arcserve UDPはバックアップ対象マシンのみがライセンス課金対象。復旧ポイントサーバやコンソールを構築しても追加ライセンスは不要。復旧ポイントサーバ/コンソールを利用する事で、様々な効率的な運用が可能です。

  • 復旧ポイントの保管
  • バックアップデータの重複排除管理
  • RPS間の復旧ポイントの転送
  • バックアップデータの自動テスト(アシュアードリカバリ)
  • バックアップデータ ウイルススキャン機能「Assured Security Scan」
rpsimage

特長③ バックアップデータのオフライン保管、クラウドにも対応

バックアップデータのをテープ媒体へ二次保管 クラウドストレージも利用可能!



バックアップデータをテープやRDXなど可搬媒体へ二次保管する機能が標準で提供されています。 テープやRDXに保管されたバックアップデータは、デバイスから媒体を抜けば、完全にオフラインで保管する事ができ、 ネットワークを経由した攻撃を一切受けることはありません。 クラウドストレージにも対応しています。クラウド上にバックアップデータが保管されていれば、災害対策にもなります。 サポートされるクラウドサービスは、AWSやAzureなどのパブリッククラウドの他、Arcserveが提供するクラウドサービスもあります。

d2d2tc
udp9000v2

ライセンス表

※2025年8月時点
製品名 提供形態 課金単位 購入単位 定価
UDP 10.x Advanced Edition ソフトウェア サブスクリプション サーバー台数 ¥52,000
UDP 10.x Advanced Edition ソフトウェア ソケット数 ¥68,000
UDP 10.x Premium Edition ソフトウェア ¥132,000
UDP 10.x Premium Plus Edition ソフトウェア ¥198,000
※上記ライセンスは一例です。その他ライセンス:
  • パーペチュアルライセンスのサーバー単位:¥151,000~
  • サブスクリプションの容量単位(1TB):¥193,000~
また、Arcserve UDP Appliance9000 v2シリーズ の取扱いがあります。
詳細はネットワールド担当営業までお問い合わせください。

スペック一覧

※2025年8月時点
目的 項目 対応状況
①バックアップ
システムへの
攻撃対策
バックアップサーバーの
稼働OS
Windows / Linux
侵入防止/認証機能 MFA / RBAC (Premium Edition以上でロールベースの権限分掌可能)
データの改ざん防止機能 WORM機能(テープへ二次バックアップ時、WORMテープの利用が可能) / オブジェクトロック連携
データの隔離方法 Sandbox エアギャップ ×
データ転送方式 CIFS / SMB / NFS
②バックアップ
対象が感染した
時の復旧
感染通知機能 アンチマルウェアエンジン / ランサムウェア痕跡スキャン
復旧方法 リストア時のウイルススキャン・ランサムウェア痕跡スキャン(他社製品連携) / インスタントリカバリ / 仮想スタンバイ / アシュアードリカバリ

Arctera

Arctera Backup Exec

ランサムウェアからの復旧はこれで安心!

特長① バックアップデータへの不正アクセスを防止

backupexcec_image1
backupexcec_image2

特長② サードパーティのWORMストレージと連携した改ざん/削除防止

backupexcec_3rdparty連携

特長③ 迅速かつ効率的な回復

backupexcec_proactive
backupexcec_recommend

ライセンス表

※2025年8月時点
製品名 提供形態 課金単位 購入単位 定価
Backup Exec ソフトウェア サブスクリプション マシン単位 ¥172,100~(※1)
サブスクリプション TB単位 ¥1,119,100~(※2)
価格は1年間ベーシック保守付きの税引き前のメーカー小売価格です。
(※1)---Backup Exec Simple Core Packのインスタンスライセンスの場合
(※2)---Backup Exec Simple Core Packの容量ライセンスの場合

スペック一覧

※2025年8月時点
目的 項目 対応状況
①バックアップ
システムへの
攻撃対策
バックアップサーバーの
稼働OS
Windows
侵入防止/認証機能 ログ監視 / RBAC / OSへの特権ユーザーでのログイン無効
データの改ざん防止機能 WORM機能 / オブジェクトロック連携 / バックアップ保持期間変更禁止
データの隔離方法 Sandbox エアギャップ
データ転送方式 CIFS / SMB / NFS / Open Storage Technology
②バックアップ
対象が感染した
時の復旧
感染通知機能 振る舞い異常検知 / アンチマルウェアエンジン
復旧方法 リストア時のウイルススキャン・ランサムウェア痕跡スキャン(他社製品連携) / インスタントリカバリ

Cohesity

Cohesity DataProtect

データセキュリティによりランサムウェア攻撃からビジネスを保護

特長① ランサムウェアからデータを保護

イミュータブル(不変的な)ファイルシステム
データを書き換え不可能な状態で格納する技術で、ランサムウェアへの基本対策
  • データが上書きされることはなく、新規または変更されたデータは常に空き領域に書き込まれます。
  • さらに、Cohesityでは、不変的なスナップショット(不変的なファイルシステム)に加え、厳格なデータ整合性機能、検出方法、 監視、レポート、および悪意のあるプログラム/コードが存在しないリカバリポイントを迅速に特定する機能を備えたデータ保 護製品も含む包括的なランサムウェア保護ソリューションをご提供いたします。

上書き禁止

overwrite
  • 新しいバージョンの4がクラスタの空き領域に4'として書き込まれる
  • アクティブなファイルシステムは1、2、3、4'を参照するように更新される
  • 4へのアクティブな参照がない場合、ガベージコレクトされるまで保持され

スナップショット

snapshot
  • 4はスナップショットによって参照されるため不変である
  • 4'はアクティブなファイルシステムによって参照されるため不変である
  • 1, 2, 3は、アクティブなファイルシステムおよびスナップショットによって参照されるため不変である
  • データはリストア操作やレプリカ用に効率的に複製される

特長② 機械学習による迅速な検知

バックアップデータからのランサムウェア検出
  • 無償で利用できるSaaSサービス
  • バックアップ取得時の異常検知

    ✓ 論理データの日次変化率
    ✓ 保存データ(重複排除後)の日次変化率
    ✓ 過去に取り込まれたデータに基づくパターン
    ✓ エントロピ(データのランダム性)

  • アタックポイント(の可能性あり)とリカバリポイントの通知
backup_ransom

特長③ 迅速かつ効率的な回復

インスタントマスリストア機能&高速リストア
  • リストア準備はほぼ無し
  • 迅速なユーザーアクセス復旧を実現
  • VMware との統合により、VMの高速リカバリを実現

    ✓ Clusterに作成されたNFSデータストア
    ✓ VMは瞬時にリストアされ起動(完全に利用可能)
    ✓ VMをプライマリデータストアにvMotionで復元(復旧時間の大部分を占める)

インスタントマスリストア
(Instant Mass Restore)

instantmassrestore

データはCohesity View(エクスポート)を介して、ソース/ホスト/アプリケーションで即座に利用可能

インスタントマスリストア機能による
高速リストア

fast_restore
visualization

ライセンス表

※2025年8月時点
製品名 提供形態 課金単位 購入単位 定価
Cohesity C5200シリーズ ハードウェア
アプライアンス
HW買い切り ノード数 ¥4,946,000~
(C5204 4ノード)
DataProtect ソフトウェア サブスクリプション 容量単位
(ディスク実効容量TB)
¥255,000~
(DataProtect
1BETB 年間
サブスクリプション)
  • Cohesityは認定された他社製ハードウェア、仮想環境、クラウド環境での稼働をサポートしています。
  • 別途保守料金が必要です。
  • 価格は参考価格です。
  • BETBはバックエンドテラバイトの略称で重複排除、圧縮後のディスク使用量を意味します。

スペック一覧

※2024年8月時点
目的 項目 対応状況
①バックアップ
システムへの
攻撃対策
バックアップサーバーの
稼働OS
独自OS
侵入防止/認証機能 不正侵入検知・防止システム / ファイアウォール・バックアップデータへの通信制限機構 / ログ監視 / MFA / RBAC / OSへの特権ユーザーでのログイン無効
データの改ざん防止機能 WORM機能 / オブジェクトロック連携 / イミュータブルストレージ / バックアップ保持期間変更禁止 / クォーラム認証
データの隔離方法 Sandbox エアギャップ
データ転送方式 CIFS / SMB / NFS / Cohesity独自
②バックアップ
対象が感染した
時の復旧
感染通知機能 振る舞い異常検知 / 変更検知 / アンチマルウェアエンジン / ランサムウェア痕跡スキャン / 機密データ検出
復旧方法 リストア時のウイルススキャン・ランサムウェア痕跡スキャン(他社製品連携) / インスタントリカバリ / 仮想スタンバイ / Backup Data Cloning (Dev/Test) / Cohesity CyberScan

Cohesity NetBackup Flex アプライアンス

「保護」「検出」「復旧」の観点から、ランラムウェア対策に寄与!

ここが押せる!製品特長
  1. 確実な保護
  2. 異常の検出
  3. 迅速な復旧

特長① ランサムウェアからバックアップデータの悪意ある改ざんを防ぐ!

あらかじめNetBackupで書換不能なオブジェクトストレージへ重複排除および暗号化保存

netbackup

特長② AIベースでのバックアップデータの分析と異常を検知!

NetBackupに搭載したAIアルゴリズムで異常を検出し、システム管理者にランサムウェア感染の疑いを通知

netbackup_ai

特長③ 多彩な復旧シナリオを提供、企業のシステム要件に応じた提案が可能!

ランサムウェア感染後、感染元特定のために本番システムが止まってしまうことも…感染前のバックアップデータを素早く復旧先にリカバリし事業を継続

高速&柔軟なリカバリ

recovery_scenario1

復旧のオーケストレーション

recovery_scenario2

全レベルのRPOへの対応

recovery_scenario3
cyber_attack

ライセンス表

※2025年8月時点
製品名 提供形態 課金単位 購入単位 定価
NetBackup ソフトウェア サブスクリプション 1TB ¥534,100~(※1)
NetBackup Flexアプライアンス 5260 (9TB) ハードウェア(HW)
サブスクリプション(SW)
パーペチュアル 1台 ¥5,836,095~(※2)

(※1)--- NetBackup Enterprise (1年間)
(※2)--- NetBackup Flexアプライアンス 5260 9TB Type A (3年間、Flexソフトウェア、HW/SW保守込み)※NetBackupライセンスを含まず。

  • 別途、ネットワールドなどのテクニカルサポートパートナーによる保守サービスの購入が必要です。
  • 価格は参考価格です。

スペック一覧

※2025年8月時点
目的 項目 対応状況
①バックアップ
システムへの
攻撃対策
バックアップサーバーの
稼働OS
独自OS (独自のFlex OS上でバックアップサーバーをコンテナ化)
侵入防止/認証機能 不正侵入検知・防止システム / ファイアウォール・バックアップデータへの通信制限機構 / ログ監視 / MFA / RBAC / OSへの特権ユーザーでのログイン無効
データの改ざん防止機能 WORM機能 / オブジェクトロック連携 / イミュータブルストレージ / 保存されたバックアップデータの変更監視 / バックアップ保持期間変更禁止 / クォーラム認証 / 削除したバックアップデータの復元機能
データの隔離方法 Sandbox エアギャップ
データ転送方式 CIFS / SMB / NFS / Veritas独自
②バックアップ
対象が感染した
時の復旧
感染通知機能 振る舞い異常検知 / 変更検知 / アンチマルウェアエンジン / ランサムウェア痕跡スキャン
復旧方法 リストア時のウイルススキャン・ランサムウェア痕跡スキャン(他社製品連携) / インスタントリカバリ / 仮想スタンバイ

Dell Technologies

Dell PowerProtect Data Domain + Cyber Recovery Solution (CRS)

サイバー被害後の確実なデータ復旧を可能にする最後の防波堤

ここが押せる!製品特長
  1. データ防御
  2. データ隔離
  3. データ分析

特長① 第1段階:DD BoostとRetention Lockで行う『データ防御』

DD BoostPoint①
Data Domainでお馴染みのDD Boost機能はサイバー攻撃対策にも効果アリ!バックアップサーバーとData Domain間を独自プロトコルで通信することでCIFS/NFS利用時と比べてランサムウェア感染のリスクを大幅に下げることが可能!
ddboost
既存のDDユーザーも検討できる機能です
Retention LockPoint②
Retention Lockとはデータの書換・削除を制限するWORM機能。コンプライアンスの面以外にも侵入したウイルスによるデータの書換も防ぐことが可能。

✓システム管理者権限を使用してもバックアップデータの変更、破壊、削除は不可
✓システム管理者は、より高い権限を持ったセキュリティ管理者の監視の元で管理業務を行う
✓ランサムウェア、破損、およびその他の破壊的攻撃に対する付加的な保護を提供

保存期間中はいかなる人もデータを変更できない

特長② 第2段階:エアギャップ(ネットワーク隔離領域)による『データ隔離』

1段階目で防御したデータをネットワークから遮断されたVault環境に保存。エアギャップを利用することで、通常時はネットワークから隔離された領域となり、レプリケーション時には、ネットワークに接続しデータを転送します。

air_gap

特長③ 第3段階:CyberSenceによる 『データ分析』

1段階目で防御したデータをネットワークから遮断されたVault環境に保存。エアギャップを利用することで、通常時はネットワークから隔離された領域となり、レプリケーション時には、ネットワークに接続しデータを転送します。

CyberSenceとは?

Vault に隔離・確保したデータの確実性(Integrity) チェックを行う専用分析エンジン。Vaultに移されたバックアップデータに対して以下を対応

✓ スキャニング
✓ モニタリング
✓ フォレンジック分析
✓ 感染データ隔離
✓ 復旧支援… などを実施

cybersence
gui ▲専用GUIによる運用管理
ddve

ライセンス表

※2025年8月時点
製品名 提供形態 課金単位 購入単位 定価
PowerProtect DD6410(12TBモデル)×2台 アプライアンス 容量単位 - ¥17,032,956
Cyber Recovery Solution(ライセンス) ライセンス 筐体単位 - ¥0

※PowerProtect Data Domainで構成する場合、別途バックアップソフトウェア・サーバー等のリソースが必要となります。
※Cyber Recovery Solution(ライセンス)はData Domainのエントリーシリーズに無償でバンドルされます。
※インスタントリカバリは使用するバックアップソフトの機能に依存します。都度お問い合わせください。

※金額の変動がございますのでご注意ください。

スペック一覧

※2025年8月時点
目的 項目 対応状況
①バックアップ
システムへの
攻撃対策
バックアップサーバーの
稼働OS
Linux / 独自OS
※バックアップサーバー・バックアップソフトは未搭載のため、別途ご用意ください
侵入防止/認証機能 ファイアウォール・バックアップデータへの通信制限機構 / ログ監視 / MFA / RBAC / OSへの特権ユーザーでのログイン無効
データの改ざん防止機能 WORM機能 / 不正侵入検知・防止システム / ファイアウォール・バックアップデータへの通信制限機構 / ログ監視 / MFA /RBAC /OSへの特権ユーザーでのログイン無効
データの隔離方法 Sandbox エアギャップ
データ転送方式 CIFS / SMB / NFS / DD Boost
②バックアップ
対象が感染した
時の復旧
感染通知機能 振る舞い異常検知 / 変更検知 / アンチマルウェアエンジン
復旧方法 他社複数バックアップソフトウェアと連携したリストア / リカバリ / インスタントリカバリ

Rubrik

Rubrik r7000シリーズ+Rubrik Security Cloud

Rubrikによる堅牢なデータセキュリティを実現!

特長① イミュータブルファイルシステムによりデータの暗号化を防御

  1. Rubrik起点でのバックアップとしての書き込みのみを許可
  2. 追記のみ可能で上書き不可なアーキテクチャ
  3. フィンガープリント(指紋)情報で変更がないことを保証
rubrik

特長② バックアップデータからランサムウェア感染の検知

ランサムウェアによるデータ被害を早期に検知する Anomaly Detection
rmi

特長③ ランサムウェアの侵入を調査し、クリーンなバックアップデータを特定

侵入監視

Threat Monitoring

  • バックアップ取得後に自動的にランサムウェア痕跡情報のスキャンを実施
  • ランサムウェアが環境内に存在しているかどうかを監視

Threat Monitoring
痕跡情報の調査

Threat Hunting

  • これまで取得してきたバックアップデータ内に、ランサムウェアが存在しているか(痕跡情報のスキャン)を、オンデマンドで一括して分析を実施
  • クリーンなバックアップデータの特定を支援

Threat Hunting
rubrik_recommendation

ライセンス表

※2025年8月時点
製品名 提供形態 課金単位 購入単位 定価
r7402 Appliance, 4-node, 24TB raw HDD,
30.7TB NvMe, 10GBase-T NIC
ハードウェア・
アプライアンス
サブスクリプション 1台 ¥22,111,000
r7404 Appliance, 4-node, 48TB raw HDD,
30.7TB NvMe, 10GBase-T NIC
ハードウェア・
アプライアンス
サブスクリプション 1台 ¥39,291,000
r7408 Appliance, 4-node, 96TB raw HDD,
30.7TB NvMe, 10GBase-T NIC
ハードウェア・
アプライアンス
サブスクリプション 1台 ¥72,571,000

他にもr7412, r7416, r7420, r7424等、取り扱っております。
上記はハードウェア+ソフトウェア3年(Business Edition)+メーカーサポート3年込みの価格となります。
※別途NW自営保守及び初期イニシャライズ作業費用が必要となります。
※Rubrik Security CloudはRubrikユーザーであれば無料でご利用いただけます。

スペック一覧

※2025年8月時点
目的 項目 対応状況
①バックアップ
システムへの
攻撃対策
バックアップサーバーの
稼働OS
独自OS
侵入防止/認証機能 不正侵入検知・防止システム / ファイアウォール・バックアップデータへの通信制限機構 / ログ監視 / MFA / RBAC / OSへの特権ユーザーでのログイン無効
データの改ざん防止機能 オブジェクトロック連携 / イミュータブルストレージ / 保存されたバックアップデータの変更監視 / バックアップ保持期間変更禁止 / クォーラム認証 / 削除したバックアップデータの復元機能
データの隔離方法 Sandbox × エアギャップ
データ転送方式 CIFS / SMB / NFS / Rubrik独自
②バックアップ
対象が感染した
時の復旧
感染通知機能 振る舞い異常検知 / 変更検知 / アンチマルウェアエンジン / ランサムウェア痕跡スキャン / 機密データ検出
復旧方法 リストア時のウイルススキャン・ランサムウェア痕跡スキャン(自社開発) / インスタントリカバリ / 仮想スタンバイ /ファイル単位リストア /自動化されたリストア

Veeam

Veeam Data Platform

データ保護の未来への道筋を『見える化』。IT戦略に羅針盤を。

特長① Veeamに丸ごと任せて安心。攻撃の『全フェーズ』をカバー

  • ランサムウェアの脅威に直面しても組織が回復力を維持できるよう支援
  • インシデント発生前:プロアクティブな保護
  • インシデント時:迅速な対応
  • インシデント終了後:包括的な復旧
  • 各段階で包括的なサービスと機能を提供
immutable_system

特長② Veeam Recon Scannerで、最後の砦をサイバー攻撃から守り抜く

複雑な設定は不要。Veeam Recon Scannerが、あなたのバックアップ環境を24時間監視し、
ランサムウェアの兆候を自動で検知。大切なデータを守り、ビジネスを安心して継続できます。
VeeamReconScanner

特長③ 「隠れた脅威を見える化!Veeam Threat Centerが脅威をスコアリング

  • 厳格なRPO/SLA要件を確実に満たすための詳細な可視性
  • 異常検知と根本原因分析により、データ損失リスクを最小化
  • コンプライアンスレポート機能
  • 監査対応の効率化
  • バックアップからの脅威インテリジェンス抽出
  • 本番環境に影響を与えず、マルウェア、ランサムウェア、異常を継続的に監視
VeeamThreatCenter
VeeamRecommend

ライセンス表

※2025年8月時点
製品名 提供形態 課金単位 購入単位 定価
Veeam Data Platform –
Premium Universal Subscription
ソフトウェア サブスクリプション(※1) サーバー台数(※2) ¥515,940
Veeam Data Platform –
Advanced Universal Subscription
ソフトウェア サブスクリプション(※1) サーバー台数(※2) ¥428,570

Veeam Data Platform は、Veeam Backup & Replication + Veeam ONE + Veeam Recovery Orchestrator のスイート製品です。
Advanced Edition には、Veeam Recovery Orchestrator が含まれていません。公共/学校向けには、Publicライセンスがあります。
Veeam Cyber Secureは、Premium Editionの追加オプションです。

(※1)24時間365日保守サポート付き
(※2)NASの場合は500GB単位

スペック一覧

※2025年8月時点
目的 項目 対応状況
①バックアップ
システムへの
攻撃対策
バックアップサーバーの
稼働OS
Windows
侵入防止/認証機能 不正侵入検知・防止システム*1 / ログ監視*1 / ログ監視 / MFA / RBAC
*1)Recon ScannerでVBRのAnomary DetectionによるLog監視を提供
データの改ざん防止機能 WORM機能 / オブジェクトロック連携 / イミュータブルストレージ / 保存されたバックアップデータの変更監視 / バックアップ保持期間変更禁止 / クォーラム認証
データの隔離方法 Sandbox エアギャップ
データ転送方式 Veeam Data Mover / DD Boost / StoreOnce Catalys
※CIFS / SMB / NFSはNASリポジトリ設定時のバックエンド通信で使用
②バックアップ
対象が感染した
時の復旧
感染通知機能 振る舞い異常検知/ 変更検知 / アンチマルウェアエンジン / ランサムウェア痕跡スキャン / 機密データ検出
復旧方法 リストア時のウイルススキャン・ランサムウェア痕跡スキャン(自社開発 /他社製品連携) / インスタントリカバリ / 仮想スタンバイ

各社製品機能を比較して〇×つけてみました

各社製品の細かいスペックを、○×表で比較してみました。気になる内容は、無料の冊子PDF版をお申込みください。
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