コンテナとマイクロサービスは相性が良い

 


サトル:「マイクロサービスについて理解できたよ。だけど、それがコンテナとどう結びつくんだろう?」

 


クラフ:「機能ごとにモジュール化して個別開発できるマイクロサービスは、コンテナと非常に相性がいいんだ! 具体的には、マイクロサービスアーキテクチャによるアプリ開発をコンテナ環境で実施すると、開発のスピードをより上げることができるようになるよ」

 


ディア:「マイクロサービスの基盤技術として、コンテナが活用されているってこと?」


クラフ:「そうだね。企業が市場に対して素早くサービスを提供できたり、お客様もより早くサービスを利用することにもつながるんだ。その流れが最終的に企業の収益を生むという構図を作ることができるよ」

 


サトル:「なるほど。コンテナとマイクロサービスを組み合わせることで、開発効率の相乗効果を得ることができるということか。それこそが、モダンなアプリ開発ということなんだね!」

「マイクロサービス」は「コンテナ仮想化」と相性がよい

マイクロサービスの基盤技術としてコンテナが使われる

■第1章まとめ

従来はモノリシックアーキテクチャが主流だったが、現在は、より早いアプリ開発サイクルを 実現するためマイクロサービスアーキテクチャのアプリ開発が注目されている。

マイクロサービスはサービスを個々に分けて開発するアーキテクチャ。そのメリットは「個別 に開発するため、開発効率が良い」「サービス同士がAPIで通信しており、依存関係がわかりやすい」「システムが巨大化しても拡張などの対応が容易」

マイクロサービスは、コンテナ環境と相性がよく、お互いを組み合わせることでより開発効率 が良くなる。

──少しずつコンテナに関連する用語や、そのメリットを理解し始めたサトル。いよいよ、メインテーマであるコンテナについて学ぶ機会が訪れる。

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