「マイクロサービス」アーキテクチャとは? そのメリット

 


サトル:「マイクロサービスって、そもそもどんなものなの?」

■マイクロサービスとは何か?

マイクロサービスとは、各機能を細かい単位でモジュール化して個別に開発しようというアーキテクチャのことだよ。

「アプリケーションならアプリケーション、データベースならデータベース、ミドルウェアならミドルウェア」というように独立したモジュールとして個別に開発するんだ。先ほどの動物の例では、それぞれの動物が住む場所が細かく分かれていれば、ある動物に何かがあっても他の動物には影響しないようになるよ。

「マイクロサービス」 アーキテクチャとは

機能をモジュール化し個別開発

ディア:「本当だ! モノリシックの課題を解決できるんだね」

 


クラフ:「うん。マイクロサービスを採用するメリットとしては、
実行時の影響範囲が限定しやすいことが挙げられるんだ」

 


サトル:「なぜ、限定しやすいの?」

 


クラフ:「マイクロサービスでは『API(Application Programming Interface)』を活用するからだよ。APIはサービス間のやり取りの「窓口」として機能し、サービス同士が通信したり、連携する手伝いをするんだ。APIがあることで、それぞれのサービスの依存関係が明確になるよ。また、サービスが独立しているからサービス間の結びつきは弱く、疎結合な状態になるんだ」

 


ディア:「それぞれのサービスが独立して疎結合な状態になると、どうなるの?」

 


クラフ:「たとえば、どんなにシステムが巨大化しても、サービス単位で管理が可能になるんだ。その結果、サービス単位で仕様を細かく変更したり、修正ができるようになって、その分、従来よりも時間や工数がかからなくなるよ」

「マイクロサービス」のメリット

モノリシックの課題を解決

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