コンテナと一緒によく登場する「CNCF」「クラウドネイティブ」とは何か?


 

──港を出発したサトルとディアがしばらく歩くと、山の入口にたどり着いた。そこにはクネクネした坂道が続いている。その横には「クラウドネイティブへの道(The Cloud Native Trail Map)」と書かれた看板が立てられていた。

 


 

サトル:「そうだ、コンテナと同様、新しい部署の先輩たちは『クラウドネイティブ』という言葉もよく使っていた!」

 


 

ディア:「うん、コンテナを理解する上では、クラウドネイティブについても知っておく必要があるんだよ」


 

サトル:「なるほど。それで、クラウドネイティブって一体、何なんだろう?」

 


 

ディア:「……」


  

サトル:「……」

──サトルとディアがしばらく沈黙していると、突然、看板の後ろからもくもくと雲が現れ、「クラウドネイティブへの道に、ようこそ! 僕はこの道の案内人のクラフだよ」と語りかけてきた。

サトル:「クラフ、よろしく。早速だけど、クラウドネイティブってなんなんだい?」


  

クラフ:「クラウドネイティブの前に、それを語るうえで欠かせないCNCFを紹介するよ」

■CNCFとは?

CNCFとは、The Linux Foundationの下で運営されている「Cloud Native Computing Foundation」という組織の通称だよ。2016年1月から活動を開始し、クラウド事業者やソフトウェア、ミドルウェア、ハードウェアなどのITベンダー、オープンソース・ソフトウェア(OSS)企業、教育機関やその他の非営利団体などの約500団体が加入しているんだ。

主に、クラウドネイティブに関わるアプリケーションやミドルウェアなどのOSSプロジェクトを推進しているよ。

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