バックアップメーカー各社がアプライアンス型の製品を多くリリースしていますが、「いまいち違いがわからない」「安く導入できるx86サーバーとバックアップソフトの方がいいに決まってる」と思っていませんか?
アプライアンスは、“バックアップ専用”だから実現できる高機能を搭載しているんです。本記事を読めば、その価格に納得するはず。
あなたの環境は従来のソフトウェア構成とアプライアンス、どっちが最適?早速学んでいきましょう!
NetApp社 FASシリーズ
Dell Technologies社 Unity
DevOpsとは、開発チーム(Development)と運用チーム(Operations)が連携し、開発・運用システムによってビジネスの価値を高め、その価値をより確実かつ迅速にエンドユーザーに提供し続ける概念を指す。
SPOFが発生するとバックアップが止まる
1ノード壊れてもバックアップは止まらない
RAIDは、複数のドライブを組み合わせて、仮想的な1つのドライブとして運用し、信頼性や性能を向上させる技術。バックアップ容量に対し多くのハードディスクが物理的に必要になる。
パリティによって1本までの障害はデータ復元可能。
パリティによって2本までの障害はデータ復元可能。
RAID構成したディスクが故障した時、リビルド(自動で復元)できるように予備のディスクも必要になる。
※RAIDの詳細は、「ストレージを最初に学ぶ人が読むサイト!」で解説!
イレージャーコーディングは数学的関数を使用し、一連のデータをあらかじめ冗長性を含む形式に変換する技術。データを複数の細かな塊に分割し、それぞれのパリティを別々に保存することで、複数台のディスクやノードが故障しても復元が可能です。
データを複数のドライブに分散させて書き込むことで、高速なI/Oを実現
データをあらかじめ冗長性を含む形式に変換するため、分散書込みができない
ノードをまたいでデータをコピーするため、特定のノードに障害が発生しても、冗長化されたデータが複数同時にロストすることはない。「Replication Factor 2」は、データの2重書込、「Replication Factor 3」は、データの3重書き込みを行う。
1台のノード障害までOK。1ノードに障害が発生しても稼働し続ける。
2台のノード障害までOK。2ノードに障害が発生しても稼働し続ける。
冗長性の技術 | メリット | デメリット |
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RAID |
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イレイジャー コーディング |
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RF |
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管理者がバックアップジョブ(スケジュール)をバックアップ対象個別に設定する。
管理者がポリシーを作成し、そのポリシーに則って自動バックアップを行う。
従来の構成 | エントリーモデル | スケールアップ | スケールアウト | |
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ノードの追加単位 | × | × | × | 〇 |
最低ノード数 | - | - | - | 3ノード~ |
異機種の混在 | - | - | 〇 | 〇 |
他社認定サーバー の利用 | 〇 | × | × | 〇 |
ワンストップ保守 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
リモート保守 | × | × | 〇 | 〇 |
価格帯(年額) | - | 100万円~ | 700万円~ | 400万円~ |
※上記表はあくまでも各メーカーが公表している情報を元に、おおよその目安としてまとめたものです。
メリット | デメリット | |
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従来の構成 |
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エントリーモデル |
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スケールアップ |
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スケールアウト |
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守くんとバックアップ博士の会話は参考になりましたか?
管理者の負荷を軽減する便利な機能や、より冗長化を高めるハードウェア構成など、バックアップアプライアンスには多種多様なモデルがリリースされています。
「より冗長性を高めたいが、自社の環境に合った製品選定が難しい」「あまり予算がないが、今よりバックアップ構成をシンプルにしたい」という方は、ぜひネットワールドまでご相談ください。エンドユーザー様に最適な製品をご提案するお手伝いをさせていただきます。