DXを加速させるクラウドネイティブソフトウェア

ハイブリッドクラウド対応の次世代システム統合基盤

IBM Cloud Paks

IBM Cloud Paksは顧客のDX体験をユースケース毎に製品化しており、現在6製品を提供しています。IBM Cloud Paksが必要とされるようになった背景から、各Cloud Pakの製品概要やメリット、ライセンスの考え方まで、分かりやすくご紹介いたします。

IBM Cloud Paks
  • IBM Cloud Pak forIntegration

  • IBM Cloud Pak forData

  • IBM Cloud Pak forWatson
    AIOps

  • IBM Cloud Pak forBusiness
    Automation

  • IBM Cloud Pak forSecurity

  • IBM Cloud Pak forNetwork
    Automation

05

ライセンス体系について

利用環境や機能を自由に変更出来る柔軟なライセンスモデル!

各Cloud Pakのライセンスについて課金体系、ライセンスの種類、
必要数量の確認方法等解説させていただきます。

ライセンス体系の基本的な考え方、課金単位と購入方法について

[ 課金体系はVPC、MVS、RU単位のいずれか ]

※ IBM Cloud Paksの課金体系は3種類あり、利用される各機能の利用許諾に対し、 換算値 で割り戻した数量分ご購入いただきます。

利用期間に応じて選択可能なライセンス体系

  • お得な
    サブスク
    タイプ
    中期利用向け
    1年以上〜期間設定ライセンス
    (Subscription License)
    12ヶ月~60ヶ月で購入可能。ライセンス使用権とソフトウェアサブスクリプション&サポートを包含。導入費用の低下と、永続ライセンスに比べて高い柔軟性を提供。また、12ヶ月以上利用いただく場合はMonthlyライセンスより割安。
  • ⻑期利用向け
    一括購入永続ライセンス
    (Perpetual License)
    従来通りの永続ライセンス。初年度に永続ライセンスを購入し、次年度以降はソフトウェアサブスクリプション&サポートを購入。
  • 開発テスト向け
    1ヶ月単位〜マンスリーライセンス
    (Monthly License)
    1ヶ月から購入可能。開発、テスト等スモールスタートされたい方向け。ライセンス使用権とソフトウェアサブスクリプション&サポートを包含。

PoC(Proof of Concept)から⻑期利用まで、
ユースケースに合わせた3つのタイプをご用意しています。

課金単位の算出例

例えば、8コアの物理サーバー上の仮想サーバー区画1(4コア割り当て)に、
ソフトウェアを導入した場合は、以下のようになります。

IBM Cloud Paksの課金モデル

課金モデルは、VPCとMVSによって異なります。VPCで、ブートストラップや
コントロールプレーンを管理する場合、コンピュートは課金対象となります。

VPCの課金モデル 対象製品

  • 01IBM Cloud Pak for Integration
  • 02IBM Cloud Pak for Data
  • 03IBM Cloud Pak for Watson AIOps(AI Managerの場合)
  • 04IBM Cloud Pak for Business Automation
  • +α*WebSphere Hybrid Edition
課金対象課金対象外課金、非課金及び対象製品を色分けで表記しております。
[ブートストラップ]
Red Hat OpenShiftが提供する機能で、マスターノードを立ち上げる際に一時的にあげるノード。
[コントロールプレーン]
Red Hat OpenShiftが提供する機能で、マスターノードの集合。
ご参照:
https://cloud.ibm.com/docs/services/vmwaresolutions?topic=vmware-solutions-vcs-openshift-redhat-arch&locale=ja

MVSの課金モデル 対象製品

  • 05IBM Cloud Pak for Security
課金対象課金対象外課金、非課金及び対象製品を色分けで表記しております。

各Cloud Pakには、「従プログラム」としてOpenShiftの使用権が含まれておりますので、別途OpenShiftのライセンスを購入いただく必要はござません。Ref Hat Linux(RHEL)はOpneShiftと共に稼働する目的で同梱されています。そのほかの目的で使用する場合は、別途RHELのライセンスが必要になります。

各Cloud Pak製品必要数量換算表

01IBM Cloud Pak for Integration 必要数量換算表

機 能 換算使用許諾比率(機能/Cloud Pak for Integration)
本番環境 非本番環境
App Connect Enterprise 1VPC/3VPC 2VPC/3VPC
API Connect 1VPC/1VPC 2VPC/1VPC
DataPower 1VPC/1VPC 2VPC/1VPC
MQ Advanced 2VPC/1VPC 4VPC/1VPC
MQ Advanced HA Replica 10VPC/1VPC 20VPC/1VPC
MQ 4VPC/1VPC 8VPC/1VPC
MQ HA Replica 20VPC/1VPC 40VPC/1VPC
Event Streams 1VPC/1VPC 2VPC/1VPC
Aspera High Speed Transfer Server 1Gbps 1Gbps/4VPC 1Gbps/2VPC
1インストール/4VPC 1インストール/2VPC
Robotic Process Automation Platform 1インストール/2VPC 1インストール/1VPC
Process Mining 4プロセス/1VPC 4プロセス/1VPC

※Cloud Pakの購入数量は、利用する各機能のコア数(使用許諾値)に対して、換算値で割り戻した数量になります。
※Cloud Pakの数量に端数が出た場合、利用機能毎及び用途毎(本番/非本番)に小数点以下を切り上げます。
(例1) MQを本番環境で1VPC利用したい場合:1VPCx0.25=0.25⇒必要なCloud Pak数量 「1」
(例2) ACEを本番環境で1VPC利用したい場合:1VPCx3=必要なCloud Pak数量 「3」
ライセンス情報は コチラ からご確認ください。

02IBM Cloud Pak for Data 必要数量換算表

必要なライセンスは利用サービスの合計で決まります。稼働環境としては、稼働vCPU数合計が必要になり、RH OpenShift 不足ライセンセンス分は別途購入必要となります。

機 能 概 要 ライセンス(VPC) 稼働(vCPU)
Common Core Service(Small) Cloud Platform 共通サービス 11 11
Control Plane(Medium) コマンド・ライン・インターフェース、管理インターフェース、サービス・カタログ、接続の一元管理リスト、および一元化されたユーザー・エクスペリエンスを提供 0 6
IBM License Service コンテナライセンス使用状況のトラッキングとレポート用の必須ツール 0 1
Watson Knowledge Catalog(Small) データをカタログ化して目的のデータや関連アセットを迅速に見つけられるよう管理・分析する仕組みを提供 34 34
Data Virtualization(Extra Small) データを物理的にコピー・移動することなく複数の異なるデータベースに存在するデータを単一のビューでリアルタイムに分析することを実現 15 15
合 計 60 67
デプロイ対象合計(目安) - 80

※上記は各機能を利用いただくための最小VPC数となります。
※稼働に必要なVPC数は、Cloud Pak for Dataサイジングツールにて算出いただく必要がございます。
ライセンス情報は コチラ からご確認ください。

03IBM Cloud Pak for Watson AIOps 必要数量換算表

リソース・ユニット・ライセンス・モデル
単一のライセンスを各機能に比率に応じて割り当てて使用が出来、状況に応じて異なる機能に振り替えることも可能です。

Watson AIOpsコンポーネント Watson AIOps管理単位 リソースユニット
AI Manager 1VPC(仮想プロセッサー・コア) 100
Event Manager
(Netcool Operations Insight Operations Management /
Netcool Operations Insight Connection)
1管理対象デバイス 1
20管理対象クライアント・デバイス 1
10,000イベント/月 7
Metric Manager
(Operations Analytics Predictive Insights)
1管理対象デバイス 1
20管理対象クライアント・デバイス 1
Infrastructure Automation
(Cloud Pak for Multicloud ManagementのInfrastructure Management,
CloudForms, chargeback)
1管理対象デバイス 1
Monitoring
(Tivoli Composite Application Manager for xx、IBM Tivoli Monitoring)
1管理対象デバイス 1
Robotic Process Automation Platform 1インストール 168
Robotic Process Automation Environment add-on 1仮想サーバー 84
Robotic Process Automation Unattended Bot Agent add-on 1同時接続 84
Process Mining 1プロセス 28

各コンポーネントを導入するためのRed Hat Enterprise LinuxおよびRed Hat OpenShift Container Platform使用権が含まれます。
OCPはリソース・ユニット単位で使用許諾され、初期値は200VPC/1RUです。これ以降は0.0825VPC/1RU(1VPC/121RU)が使用許諾されます。
詳細情報(License Information) https://www-03.ibm.com/software/sla/sladb.nsf/searchlis/?searchview&searchorder=4&searchmax=0&query=(AIOps)

04IBM Cloud Pak for Business Automation 必要数量換算表

機 能 概 要 換算使用許諾比率
(機能/Cloud Pak for Automation)
本番環境 非本番環境
Business Automation Workflow ワークフロー 1VPC/5VPC 2VPC/5VPC
Automation Workstream Services 1VPC/5VPC Not priced
Operational Decision Manager 意思決定管理 1VPC/5VPC 2VPC/5VPC
Automation Decision Services 1VPC/4VPC 1VPC/2VPC
FileNet コンテンツ・サービス 1VPC/5VPC 2VPC/5VPC
Content Collector 1VPC/3VPC 2VPC/3VPC
Datacap ドキュメント処理 1VPC/2VPC 1VPC/1VPC
Automation Document Processing 1VPC/1VPC 2VPC/1VPC
IBM RPA RPA 1VPC/2VPC 1VPC/2VPC
myInvenio プロセス・マイニング 3プロセス/1VPC 3プロセス/1VPC
Business Automation Insight オペレーショナル・インテリジェンス 1VPC/1VPC Not priced
Application Engine その他 1VPC/1VPC Not priced

※Cloud Pakの購入数量は、利用する各機能のコア数(使用許諾値)に対して、換算値で割り戻した数量になります。
※Cloud Pakの数量に端数が出た場合、利用機能毎及び用途毎(本番/非本番)に小数点以下を切り上げます。
ライセンス情報は コチラ からご確認ください。

05IBM Cloud Pak for Security 必要数量換算表

  • Cloud Pak for Securityの課金単位は、保護対象のサーバーインスタンス数に対応するManaged Virtual Server(MVS)です。実際にCloud Pak for Securityのシステムと接続されているかどうかに関わらず、その組織で保護対象としているサーバーインスタンス(物理/仮想/IaaSなど)全てをカウントします。
  • PCやワークステーション、スイッチングハブなどのエンドポイントは含まれませんが、ACLやVPNなどの認証を行うFirewall(UTM)専用機、BlueCoatに代表されるプロキシ専用機などのアプライアンス製品はサーバーと見なされます。
機 能 概 要 換算使用許諾比率
(機能/Cloud Pak for Security)
Data Explorer SIEM、Data Lake、クラウドなどにサイロ化されているセキュリティー・データに対するフェデレーション検索 1MVS/1MVS
Threat Intelligence Insights 適応型スコアである IBM X-Force Threat Score を使用して脅威を優先順位付けし、フェデレーション検索でアクティブな脅威を識別 1MVS/1MVS
(Advancedは別途SaaS契約)
QRadar Security
Intelligence Platform
ログやフロー・データを取り込み、解析、正規化、関連付け、および分析を行う業界最高レベルのセキュリティー・アナリティクス 1MVS/12(*)MVS
(Event Analytics)
1MVS/7MVS
(Flow Analytics)
1MVS/2(*)MVS
(Data Lake)
Resilient SOAR Platform セキュリティー・ツールやITツールとのスムーズな統合と、イベントやインシデント対応のオーケストレーション 1MVS/5MVS
(Base)
1MVS/2MVS
(Privacy Module)

※Cloud Pakの購入数量は、利用する各機能のMVS数(使用許諾値)に対して、換算値で割り戻した数量になります。
※Cloud Pakの数量に端数が出た場合、利用機能毎に小数点以下を切り上げます。
(*)Data LakeとEvent Analyticsは混在不可(Event AnalyticsがData Lakeの機能を包含)
ライセンス情報は コチラ からご確認ください

+α*WebSphere Hybrid Edition 必要数量換算表

製品をバンドルすることで、お客様の移行のスピードに合わせて、製品間の組み替えをしていただけます。

機 能 換算使用許諾比率
WAS ND 1VPC/1VPC
WAS(Base) 4VPC/1VPC
WAS Liberty Core 8VPC/1VPC
IBM Cloud Foundry Migration Runtime* 1VPC/1VPC

※1:Red Hat OpenShiftが必要です。WebSphere Hybrid EditionにはRed Hat OpenShiftは含まれておりませんので、Red Hatより直接ご購入ください。
※2:WebSphere Hybrid Editionの数量に端数が出た場合は、比率の設定毎に小数点以下切り上げでライセンスを調達する必要があります。

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