DXを加速させるクラウドネイティブソフトウェア

ハイブリッドクラウド対応の次世代システム統合基盤

IBM Cloud Paks

IBM Cloud Paksは顧客のDX体験をユースケース毎に製品化しており、現在6製品を提供しています。IBM Cloud Paksが必要とされるようになった背景から、各Cloud Pakの製品概要やメリット、ライセンスの考え方まで、分かりやすくご紹介いたします。

IBM Cloud Paks
  • IBM Cloud Pak forApplications

  • IBM Cloud Pak forIntegration

  • IBM Cloud Pak forData

  • IBM Cloud Pak forAIOps

  • IBM Cloud Pak forBusiness
    Automation

  • IBM Cloud Pak forNetwork
    Automation

02

IBM Cloud Paks概要 6つのPak紹介

クラウドネイティブを推進させる統合プラットフォーム
システムのモダナイゼーションを加速させDXを実現

必要な機能をオンプレミス、IBM Cloud、他社パブリッククラウドを問わず、タイムリーにデプロイ

IBM Cloud Paksの各製品について、特徴や役割をご説明いたします。

IBM Cloud Paksの特徴

  • システム環境に応じて最適な
    ソフトウェアに組み換え
  • 契約中のライセンスから移行可能
  • Red Hat OpenShiftをバンドル
    (一部制約あり)
[ IBM Cloud Paks各製品に共通する構成 ]
  • 共通の運用サービス
  • コンテナ対応済みの
    ソフトウェア
  • コンテナプラットフォーム
    Red Hat OpenShift

IBM Cloud Paksは、Kubernetesをベースにオープンテクノロジーを活用して、
お客様システムのモダナイゼーションを支援するパッケージ・ソフトウェアです。

IBM Cloud Pak製品ラインアップ

各製品ボタンを押下すると各Pakの概要をご確認頂けます。

IBM Cloud Pak for Security

IBM Cloud Pak forApplications

IBM Cloud Pak for Integration

IBM Cloud Pak forIntegration

IBM Cloud Pak for Data

IBM Cloud Pak forData

IBM Cloud Pak for AIOps

IBM Cloud Pak forAIOps

IBM Cloud Pak for Business Automation

IBM Cloud Pak forBusiness Automation

IBM Cloud Pak for Network Automation

IBM Cloud Pak forNetwork Automation

6製品それぞれの役割がひと目でわかる構造図

エンタープライズの業務におけるIBM Cloud Paksの位置付け

ハイブリッド・マルチクラウド環境下で、IBM Cloud Paksが従来の問題点を吸収し、これらのエンタープライズ・システムの価値を向上させることにより、お客様はビジネスにフォーカスできます。

各製品ボタンを押下するとそれぞれの役割がご確認頂けます。

各Pakの役割はわかったけど、
全て購入する必要があるのでしょうか...

環境に合わせて、単品または組合せでご購入いただけます!

IBM Cloud Paksはお客様のDXの進捗状況に合わせて、単品購入いただけます。また6つのPaksは、将来予想されうる様々な課題を解決できる柔軟で幅広い拡張性を持っています。

IBM Cloud Paksの活用例

IBM Cloud Paksが、どのようにレガシーシステムをモダナイゼーション出来るのか、活用例をご紹介いたします。

課題解決

1

for Applications

従来のレガシーシステムの保守・運用にコストが掛かり、
ベンダーロックインも起きている。DXはとても難しい...

クラウドネイティブ、アプリケーションのモダナイズを支援

IBM Cloud Pak for Applicationsは、既存アプリケーションをモダナイゼーションするための移行支援機能やモダナイズした新規アプリケーションの開発環境を提供します。またオープンテクノロジーをベースにしているため、ベンダーロックインを防ぎます。

< IBM Cloud Pak for Applicationsが求められる背景 >

今後10年はレガシーとクラウドネイティブの共存が続く

IBMの調査によると、このクラウド・ジャーニーにおける新しいクラウドネイティブ技術とレガシーシステムの共存期間は、およそ10年と見込まれています。各企業のIT部門は、ハイブリッド・マルチクラウド環境の中で、システムの安全稼働と既存レガシーシステムのクラウド化を進めて行く必要があり、この課題にいち早く対応できるかどうかが、企業の競争力を左右することになります。

レガシーアプリとクラウドネイティブのアプリが共存

この課題を解決できるのが
IBM Cloud Pak for Applicationsです。

< IBM Cloud Pak for Applicationsとは(全体像) >

IBM Cloud Pak for Applicationsは、既存アプリケーションのモダナイゼーションと、新規のクラウドネイティブアプリケーションの開発・実行をサポートします。

既存システムを止めることなく、段階的にアプリケーションをモダナイズします!

レガシーシステムをコンテナにLiftしながら、徐々にマイクロサービス化可能なアプリケーションをShiftしていく手法が、アプリケーションモダナイズにおいて多く採用されています。

課題解決

2

for Integration

わが社のECサイトは、古いパッケージソリューションを使って開発したため、
在庫や出荷を管理している基幹システムと、
SNS等の新サービスとの連携がうまくできない。

Integrationで解決いたします!

IBM Cloud Pak for Integrationは、APIやメッセージング、ストリーミングデータなど、システム連携やシステム統合の機能群を包括して提供するSuite製品です。様々なシステム連携に関わる課題を解決し、貴社ECサイトのDXを実現いたします。

< Integrationが求められる背景 >

DXにおいてシステム間の連携には、従来型だけでは不十分。
システムやデータには、以下のような様々な連携、統合機能が必要です。

  • ESB
  • API連携
  • メッセージ
  • ストリーミング
  • 高速ファイル転送

ハイブリッド&マルチクラウド時代
企業が使用するデータやシステムは、あらゆる場所に存在するようになる
(オンプレ、パブリック・クラウド、SaaSなど)

DX成功の必須条件

  • 理想的な連携
    スピーディー・セキュア・シンプル
  • 様々な連携パターンに対応した
    共通連携プラットフォームAPI連携、アプリケーション連携、
    メッセージ、イベント処理、高速ファイル転送など

Integrationで問題解決

ECモバイルシステムの広域連携をカバーするIntegrationの役割

ECアプリは、ログイン、画像による商品検索、在庫確認、注文処理、チャットなど、様々な機能が実装され、またそのバックエンドでは図のように、様々なシステム連携機能が稼働しています。

購入プロセスを実現するデータとシステム間の連携、統合

Integrationなら API連携や、アプリとデータの統合のほか、メッセージングやイベントストリームなど拡張性が高く、スマート連携が可能な統合プラットフォームを提供します。

サービスの高度化で複雑になる連携ニーズを
シンプル・セキュア・スピーディーに対応!

ユーザーが直接触れるモバイル・アプリケーションは、Rest APIを使用して必要となるサービスにアクセスします(API Connect使用)。そのAPIの内部では統合機能を経由して適切なバックエンド・システムとの接続を行います(App Connect使用)。一部の接続は、クラウド上の顧客管理サービスを呼び出し、その他は、オンプレミスの受注処理システムへ向かいます。また、発注の状況は、イベントとしてリアルタイムにイベント処理基盤に蓄えられ、複数の連携するシステムへ発注状況の発信に用いられます(Event Streams使用)。

Integrationなら多様なパターンのシステム・データ統合機能を最適な形に
モダナイズして、DXを支える連携基盤を実現します

  1. レガシーとクラウドネイティブを連携して新しいサービス提供
  2. コンテナ対応しているためシステム・データ連携を迅速、容易かつセキュアに実現
  3. 新しい連携ニーズにもスピーディーに対応(例: SaaS連携、オンデマンド)

課題解決

3

for Data

社内外の様々なシステムに散在するデータを収集し、
有効な分析を行うには、膨大な時間がかかってしまう。

分析の準備時間を短縮、細密な分析も可能に

IBM Cloud Pak for Dataで、社内外全てのデータを活用し、
あらゆる分析ニーズに対応可能なEnd-to-Endのチーム共創プラットフォームを提供します。

< Dataが求められる背景 >

現状データ活用は、用途ごとに異なるツールや仕組みを使用し、煩雑なプロセスになっています。
  • 企業内外に散在するデータや分析資産を可視化できず、検索・共有できない
  • 様々なツールを使い分ける必要があるため、データ提供者と利用者のそれぞれに負担が大きい

Dataで課題解決

  • 利用者がスピーディーに必要なデータを入手し分析作業に着手できる
  • データのコピーや蓄積が不要なデータの仮想統合が可能
  • データを有効に活用するために、複数の役割をまたがって共創する

社内外のあらゆるデータを共有/分析して、誰でもすぐに使える環境に!

データの仮想化、エンジニア以外でもデータ収集が容易になるカタログ機能を利用し、
データ・プラットフォームを構築することで、現在の煩雑なシステム環境下でも
データ分析・活用のフルサイクルを効率化します。

課題解決

4

for Business Automation

人手不足と働き方改革のため、
より一層生産性を向上させ、業務の自動化も進めていきたい。

Business Automationで解決いたします!

IBM Cloud Pak for Business Automationは、業務自動化に必要な機能群を包括して提供するSuite製品です。
あらゆるスタイルの業務自動化と、AIによる業務高度化を実現します。

< Business Automationが求められる背景 >

企業は、国内における人口の減少と働き方改革による生産性向上を求められています。
さらに新型コロナウィルスの影響により在宅勤務を基本にしながら、
生産性の向上、自動化への対応が必須になっています。

人間と機械の作業時間の割合は2025年に逆転。全体の52%が自動化される。

自動化によるルーティンワークからの解放。
生産性の高い業務に専念でき、モチベーションが向上。

  • 新しいビジネスの創出
  • 従業員のスキル向上

Business Automationで問題解決

保険会社様におけるコールセンターで、多岐にわたる問い合わせに対するオペレーションを効率化

  • 課題
    • 新規採用が多く、対応に時間がかかる
    • 手続きがお客様中心の会話になるため、
      確認項目の抜け漏れが発生
    • 対応の不備によるカスタマークレームが頻発
  • 解決策
    • 会話の流れに合わせたトークスクリプトの表示
    • ヌケモレを防ぐ選択項目の表示と機械によるチェック
    • トークスクリプトや選択項目を業務部門で変更可能
期待される効果
  • 不慣れなオペレーターでも一定の対応が可能になり、採用と学習のためのコストが低減
  • 各々の問い合わせのコール時間が短縮
  • ノウハウを蓄積することで、将来的にオペレーターによる対応を機械音声に置き換え、コストや席数を大幅に削減

三方面で良し!業務自動化によって、
従来より高い従業員一人当たりの収益を実現

開発者 業務自動化に必要な全機能を一つのポータルから設計ツールを利用して設計開発できる
IT運用者 OpenShift対応による迅速なデプロイと容易な運用管理を実現できる
LOB ローコードツールを使って、LOB主導(事業/業務者)でアプリケーションを開発できる

[ IBM Cloud Pak製品ラインアップ ]

  • IBM Cloud Pak for Applications

    IBM Cloud Pak forApplications

  • IBM Cloud Pak for Integration

    IBM Cloud Pak forIntegration

  • IBM Cloud Pak for Data

    IBM Cloud Pak forData

  • IBM Cloud Pak for AIOps

    IBM Cloud Pak forAIOps

  • IBM Cloud Pak for Business Automation

    IBM Cloud Pak forBusiness Automation

  • IBM Cloud Pak for Network Automation

    IBM Cloud Pak forNetwork Automation

これなら、ただ古いシステムをスクラップ&ビルドするのではなく、
徐々に必要な箇所からDXをすすめられそう!

IBM Cloud Paksは、今後も更に進化していきます

IBMは今後もニーズに合わせ、クラウドネイティブに必要な製品を展開していきます。
各製品の詳細は別ページにてご紹介しております。詳しくは下のボタンよりご確認ください。