Fortinet 自治体向けソリューション

α'モデル(ローカルブレイクアウト)と必要な対策

自治体ネットワークの三層分離モデルとセキュリティ提案における必須ポイントを解説します。

Section image

目次

α'モデルとは? 登場の背景

自治体ネットワークのα'(アルファ・ダッシュ)モデルは、三層分離モデルを前提としつつ、クラウドサービスの柔軟な活用を可能にする進化形です。総務省が示した「自治体情報システム強靭性向上モデル」の一つであり、特にクラウド化・業務効率化・ゼロトラスト移行を意識したモデルです。

従来のαモデルは、セキュリティは高いものの、クラウドサービスの利用やテレワーク対応に課題がありました。α'モデルでは、LGWAN接続系から特定のクラウドサービスへ接続を許可(ローカルブレイクアウト)することで、業務効率向上と柔軟性の向上を目指します。

α'モデルとは? 登場の背景



出典: 総務省「各検討項目の改定方針」(令和6年2月1日)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000936115.pdf

α'モデルのポイント

α'モデルのポイントは以下の2点です。

特定クラウドへの接続を許可

総務省が指定する「LGWAN-ASP認定」などに基づいた信頼できるクラウドサービスに限り、LGWAN接続系から直接接続することが可能

多層防御・認証強化が前提

ローカルブレイクアウトによる外部接続を許す代わりに、多要素認証(MFA)やアクセス制御(ID管理)が必須

α'モデルに求められる対策

α'モデルに求められる技術的対策には「マルウェア対策ソフト」や「接続先制限」など多くの項目がありますが、これらを個別のソリューションで一つずつ対策するのは得策ではありません。

図版: α'モデルに求められる技術的対策(コミュニケーションツールを利用するがファイルを内取り込まない場合)

α'モデルに求められる対策



出典: 総務省「各検討項目の改定方針」(令和6年2月1日)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000936115.pdf

Fortinet ソリューションによるα'モデル向け対策の全体像

ではどうすればよいのでしょうか? Fortinet では FortiGate を中心としたα’モデル(ローカルブレイクアウト)向けソリューションを提供しています。

FortiGateのローカルブレイクアウトソリューションであれば、LGWAN系の必須セキュリティ対策項目を満たしつつ、ローカルブレイクアウトによる業務の利便性の向上も可能です。

Fortinet ソリューションによるα'モデル向け対策の全体像

まとめ

本ページではα’モデル(ローカルブレイクアウト)の説明と必要な対策を紹介しました。次のページではFortiGateを中心とした自治体向けソリューションを紹介します。

関連ページのご案内

※掲載されている情報は予告なく変更・中止する場合がございます。予めご了承ください。