マルチクラウドにおけるDXをDell Technologies製品でシンプルにするソリューション、
「Dell APEX」の概要を分かりやすく解説します。
Dell APEXは、Dell Technologiesのサブスクリプションモデルおよび「アズ ア サービス(as-a-service)」ポートフォリオです。
ユーザーは必要なITリソースを従量課金型で利用でき、オンプレミスやクラウド環境でのIT運用を簡素化できます。
使用した分だけ支払うため、初期投資が抑えたIT機器購入が可能に。機器はオンプレミス環境に設置するため、従来の機器と同じ運用で管理も可能。
機器を資産として所有しないため、減価償却の負担を軽減して運用コストを最適化できる点が魅力。
オンプレミス、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドのいずれでも。パブリッククラウド向けのサービスも充実。
など
クラウドベースの管理運用ツールでハードウェアとソフトウェアのプロビジョニング、モニタリング、保守、アップグレードが容易に。
ユーザー様による管理運用だけでなく、 Dell Technologiesに任せる「デルマネージド」も可能です。
従来のパーペチュアル型は、数年後の運用計画を考慮した上で導入するため、初期投資が多くかかります。導入後にあれは過剰投資だった…というケースも。
APEXのサブスクリプションなら使用した分だけ支払う従量課金モデル。運用が途中で変わっても安心。スモールスタートから始められるため、将来に渡る運用コストを最適化したい企業様に適しています。
容量増設時に一番ネックになるのがシステム設計。導入時にどれくらい容量が必要かわからないケースや増設作業が面倒なケースも多々ありますよね。APEXなら、将来を見越して容量を多めにサイジングして導入しても、「使った分だけ」課金。そのため使い始めは低めに月額基本容量を設定することが可能です。
容量が増え始めたら都度基本容量の見直しができるので、無駄の少ない運用計画ができます。
ハードウェアの保守・管理をDell Technologiesが請け負う「デルマネージド」にすれば、万が一のシステム障害対応はまるでパブリッククラウドのIaaSのようにDellが障害対応。
システム管理者は社内への通知やその他業務に専念することができます。
極力ハードウェアの管理に工数をかけたくない企業様、障害時に人的リソースを追加できない企業様にオススメです。
Dell APEXのラインナップは大きく4つに分類されます。
インフラ製品をサブスク(月額)でご購入いただけます。
ハードウェアの購入・構築不要なクラウドサービスです。
オンプレミスにハードウェアを設置しハイブリッドクラウド環境を構築。オンプレとクラウドのいいとこ取り。
インフラ製品を管理・運用するためのツール。Dellがクラウドサービスとして提供。インターネットに接続された環境ならWEBでアクセス可能。
分類 | サービス名 | 対象 | 設置先 | 従量課金 | 固定料金 | 通常の一括 購入販売 |
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Dell APEX サブスクリプション サービス | Storage as a service | ストレージ製品 | オンプレミス/DC先 | ● | × | |
Compute as a service | サーバー&GPUサーバー | オンプレミス/DC先 | ● | × | ||
HCI as a service | HCI製品 | オンプレミス/DC先 | ● | × | ||
Backup as a service | バックアップ製品 | オンプレミス/DC先 | ● | × | ||
Dell APEX パブリッククラウド向けサービス | APEX Backup Services | Backup SaaS | SaaS | ● | × | |
APEX Block Storage for Public Cloud | PowerFlex SW | AWS/Azure | ● | ● | ||
APEX File Storage for Public Cloud | OneFS SW | AWS/Azure | ● | ● | ||
APEX Protection Storage for Public Cloud | DDVE | AWS/Azure/GCP /Aliba/Vmware | APEX サブスクリプションサービス経由 | ● | ● | |
Dell APEX ハイブリットクラウド&インテグレーション | APEX Cloud Platform for Azure | Azureとの共同開発された ターンキーソリューション | オンプレミス/DC先 | APEX サブスクリプションサービス経由 | ● | ● |
APEX Cloud Platform for RH | Red Hatとの共同開発された ターンキーソリューション | オンプレミス/DC先 | APEX サブスクリプションサービス経由 | ● | ● | |
Dell APEX tool | APEX AIOps Infrastructure Observability | 旧CloudIQ | SaaS | 無償 | ||
APEX AIOps Application Observability & Incident Management | アップデート予定 | |||||
APEX Navigator |
Dell APEXにはサブスクリプションサービスポートフォリオの他、APEX forパブリッククラウドやAEPXサービスをより使いやすくするためのAPEX tool等、様々なカテゴリが存在します。日々新しいサービスや機能がアップデートされていきます。
保守は機器到着から2か月後にスタートします。導入作業はネットワールド or メーカー作業が選択可能です。※
従量課金は保守開始から1か月後よりスタートします。
毎月1月~月末分の使用状況を元に料金が算出されます。翌月中旬頃に料金の案内をネットワールドからパートナー様へ行います。翌月末を目途にご請求書を発行します