いつになく真剣に悩む木全
Microsoft 365もVeeamでバックアップできるって、ご存じでした?
あれ?でもMicrosoft 365って標準でバックアップとかリストアできるんじゃ…
デフォルトでサポートを受けられるMicrosoft 365でも、サードパーティによるバックアップって意味あるのでしょうか。
Veeamの策略なんじゃないかと疑うNetworldマーケ担当わたくし木全が、先日Microsoft 365案件を初受注した、弊社Veeam担当SE河村さんにあれこれ聞いてみました。
果たしてMicrosoft 365のバックアップをVeeamで取得するメリットとは!?
木全
「聞いたよ河村さん、はちゅじゅちゅうしたらしいじゃないですか」
河村
「あっ、木全さんおはようございます。…えっ?な、なんて?」
木全
「いや、Microsoft 365案件はちゅじゅちゅうおめでとうって言いたくて」
河村
「あっ、初受注…(めっちゃ噛んでる…)。ありがとうございます!」
木全
「一生懸命がんばっててえらいですね。なにか手伝えることあったら、いつでも言ってくださいね?」
河村
「はい、助かります!」
木全
「………」
河村
「………」
木全
「…………………」
河村
「……えっ?」
木全
「ん?」
河村
「あっ、今?今は別に…大丈夫です」
木全
「あっ…そう?」
河村
「はい!今は特に」
木全
「……………………」
河村
「…………いや、ほんとに…」
助けが必要だと勝手に勘違いする木全
木全
「でもほら…あの~…Microsoft 365のバックアップってことは河村さんが365日休まずバックアップとらなきゃいけないから大変じゃないですか?」
河村
「いやMicrosoft 365の『365』はそういうネガティブな意味じゃなくて…365日いつでも気軽に使えますよって意味で…」
木全
「えっ、そうなんですか?」
河村
「はい」
木全
「えっ、じゃあ河村さん何するんですか? Microsoft 365ってバックアップサポートあるよね?Veeamでバックアップ取る意味ないんじゃない?」
河村
「もちろん意味ありますよ!な、なんですかその疑ってる顔は…」
木全
「ほんとかなあ~なんか匂うなあ~」
河村
「嫌なマーケだなこの人!…わかりました。せっかくなので、VeeamでMicrosoft 365のバックアップを取ることについて、くわしく説明させてください」
河村
「まあ結論からいうとですね、『Microsoftは何を守っているのか』を理解しておかないと、痛い目に遭うってことをお伝えしたいんですよ」
木全
「ほうほう」
河村
「まず、大前提として、Microsoftが優先すべき責任はインフラストラクチャレベルにあります」
木全
「インフラレベルに責任がある、ふむ」
河村
「そうです。たとえば、ハードウェア障害やデータセンター停止など、SaaS提供がストップしてしまうリスクを排除して、インフラ稼働の維持にこそ全力で努めなければなりません」
木全
「つまり、Microsoft 365自体のサービス維持に努めるってことですね」
河村
「そういうことです。この責任を果たすために、Microsoft 365ではデータセンターから別のデータセンターへの冗長性をもった、データレプリケーションを提供する仕組みがとられています」
MS365のバックアップ責任範囲を説明する河村
木全
「そうなんですね!じゃあMicrosoftのデータセンターで何か問題が発生したときも、フェイルオーバーしてくれてるってことですか?」
河村
「そうです!ただし注意したいのは、Microsoftのデータセンターが行っているのはあくまでレプリケーションであって、バックアップではありません」
木全
「なるほど。破損したデータがあれば、そのまま復元されちゃうってことか」
河村
「そのとおりです。データを完全に保護するには、レプリケーションに加えてバックアップも取得する必要があります。ここで重要になるのが、ユーザー側の責任です。ユーザーは、所持するすべてのデータを完全にコントロールして保護しなければなりません」
木全
「なるほどね。まあでも、ここまではなんとなくわかりますよ。いわゆる『クラウドの共同責任モデル』ってことですよね?でもそれだけじゃMicrosoft 365をVeeamでバックアップする必要があるとはいえないじゃん!そもそも、Microsoft 365にもデータバックアップ機能があるんですし」
興奮して声を荒げる木全
河村
「おっしゃるとおりです。Microsoft 365にはデータ復元機能がデフォルトでついています」
木全
「な、なんか言いたげに勝ち誇ってる…」
河村
「重要なのは、バックアップというのが『最後の砦』だという考え方です」
木全
「さ、最後の砦…?」
河村
「木全さん、Microsoft 365の各サービスにおいて、削除されたデータがゴミ箱に残っている期間はいつまでかわかりますか?」
木全
「うっ…えーっと、Exchange Onlineが30日、いや2週間…?いやSharePointが30日間か…?」
河村
「ふふふ…」
木全が回答できないのを見て、笑いを嚙み殺す河村
木全
「な、なに笑てんねん!!」
河村
「いやすみません。ちなみにExchangeは14日間(管理者は最大30日間)、SharePointは93日間、OneDriveは個人で30日間・職場や学校用なら93日間、そしてTeamsは30日間です!」
木全
「完璧に覚えている…」
河村
「ふっ、担当SEの知識として当然ですよ。まあ要するに、いずれ完全に消去されてしまうデータは、バックアップやDRだけでなく、セキュリティの観点から見ても不十分ということです」
木全
「そうか。悪意のあるユーザーがデータ削除したときも、証拠としてバックアップデータが活きることもありますね」
河村
「そうです。Microsoft 365のデフォルトデータ保護機能だと、バックアップは単なる日常的なデータ保護の域を越えません。バックアップを企業戦略の最後の砦と考え、ポリシーに準ずる形でデータ保護をするとき、短期的なデータ回復ではその役割を完全には果たせないのです」
木全
「なるほど…まあなんとなくわかってきましたよ。でも、じゃあなんでVeeamでMicrosoft 365のバックアップをするべきなんですか?」
河村
「VBO (Veeam Backup for Microsoft Office365)のメリットを見ておきましょうか。まずは、やはりAPI連携に優れていることが挙げられます。最近ではv5で追加されたTeams専用のバックアップサポートが話題になりました。特定のチャネルや設定も含めて、Teamsのデータを完全に保護できます。保存先も、APIに優れているからこそ、オンプレミスやパブリッククラウドなど、あらゆる場所を選択可能です」
木全
「VeeamはAPI連携すごいですもんね。おかげでスタンも発生しませんし」
河村
「もちろん、各Microsoft 365サービスもネイティブMicrosoftの形式でバックアップできます。また、40以上のオプションでリストアも柔軟に可能です」
木全
「バックアップばかりに目がいきがちだけど、リストアこそ重要ですよね」
河村
「お伝えしたように、データがなんらかの証拠となるケースがありますが、Veeamは高度な検索機能と柔軟なリストアでかんたんにデータを復元できちゃいます。復元に時間がかかると、そのぶんコストもかかりますから、コストメリットの面からみてもVeeamは最適ですね」
木全
「すばらしい!」
最後には分かち合い笑顔で写真撮影する二人
河村
「膨大なデータが生まれている昨今では、さまざまなデータを管理・保護し、そして活用しなければなりません。企業の生命線ともいえるデータは、レプリケーションだけでなくバックアップも必要です。Veeamを活用して、2 in 1でMicrosoft 365をバックアップしていただきたいですね」
木全
「何か起こったときのデータバックアップ。多くの企業が使うMicrosoft 365なら、なおさら必要ですね!」
河村
「こんなところでしょうか」
木全
「ありがとうございます!河村さんとVeeamを信用することにしました」
河村
「トゲのある言い方…まあでも、Veeamで困ったことがあったらいつでもいってください!」
木全
「期待のエースの河村さんが、お客様のピンチに駆けつけてくれるってことね!ぜひよろしくお願いしますよ!」
本当の意味でMicrosoft 365を365日安心して使うなら、Veeam Backup for Microsoft Office 365(VBO)は欠かせません。
Microsoft製品なら安心でしょ?と思い込んでいるみなさん。ぜひ、Microsoft 365バックアップの重要性を改めて認識してはいかがでしょうか?弊社SE河村が、喜んで対応します!
ちなみに、VBOは先日新バージョン(v6)がリリースされたばかりです!v6の内容を知りたいかたは、こちらもお楽しみください!