Veeamさんって、スタンが起きづらいのが特徴なんですって。
…いまいちスタンが理解できない。
だからその特徴もうまく説明できないよ…
どうしよう!そうだ!スタンガンで理解しよう!
ということで、Networldマーケ担当わたくし木全、スタンガン持ってきました!
果たして理解できるのか!ていうか掲載できるのか!
ネットワールド木全
「バチバチッ」
Veeam四本
「うぉっ!!なに持ってきてるんですか?木全さん!!」
ネットワールド木全
「えっ…スタンガンですけど」
Veeam四本
「いやなんでスタンガンなんて持ってきてるんですか!早くしまってくださいよ。怖いなもう!」
ネットワールド木全
「いや違うんですよ、このスタンガンもVeeamさんに関係するんですよ」
Veeam四本
「ウチに!?ど、どういうことでしょう?」
ネットワールド木全
「スタンってあるじゃないですか」
Veeam四本
「スタンって、スナップショットを削除するときに起こりやすい、仮想マシンが一時的に停止してしまう現象の、スタンですか?」
ネットワールド木全
「そう、そのスタン。Veeamさんはスタンがほとんど起こらないっていうのが特徴の一つですけど…なんかその特徴がいまいちうまく説明できなくて」
Veeam四本
「まあ、ストレージとのAPI連携とか、ちょっとくわしい知識を知っていないと、ちゃんと理解するのはなかなか難しいかもしれませんね」
ネットワールド木全
「他社さんの製品だと、バックアップ中にアプリが落ちるとか、システムがフリーズするって声をいただくこともあるんです。」
Veeam四本
「仮想マシン稼働中にバックアップをとっている企業様もいらっしゃると思うので、ぜひ理解しておいていただきたいところですね」
ネットワールド木全
「だから、スタンガンでスタンを理解しようと思って」
Veeam四本
「それがいちばん理解できない」
ネットワールド木全
「いやでも役に立つと思うんです、ほら」
Veeam四本
「ちょちょちょっ!アアアアーーーー!!…って、そ、そんなに痛くない…」
ネットワールド木全
「これ、おもちゃですよ。もう、Veeamさんたら大げさなんだから」
Veeam四本
「いやビリっとはきますよ!なにウインクしてるんですか腹立つなあ!」
ネットワールド木全
「でも、たしかにVeeamさんが一瞬止まってた。これが…スタン…!」
Veeam四本
「これが…スタン…!じゃないですよ…わたしがちゃんとわかりやすく説明するから、スタンガンしまって!」
ネットワールド木全
「スタンがなんで発生するのか知りたいのよ、わたしは」
Veeam四本
「その顔でスタンガン見つめるのやめてよ…もういいやこの人ほっとこう。まず、スタンという現象の概要について解説しますね。スタンというのは、文字どおり仮想マシンの『麻痺』を意味します。VMのスナップショットを削除するときに、I/O(インプット/アウトプット)が頻繁に発生しているほど、ホストに負荷がかかって起こってしまう、VM一時停止の現象です」
ネットワールド木全
「うーん」
Veeam四本
「つまり、ログのマージ(統合)が長いほどスタンが発生しやすくなります。言い換えれば、ログのマージを短くできれば、スタンはより発生しにくくなります」
ネットワールド木全
「ああーちょっと難しいです。スタンガンで例えてください」
Veeam四本
「ええ?うーん…ス、スタンガンで例えると、まあ、スタンガンの電源をオンにしている時間が短いほど、スタンが発生しにくいってことですね。当たり前ですけど」
ネットワールド木全
「なるほど。つまり、スタンガンの電源をオンにしている時間=バックアップにかかる時間だとして、その時間が短いほどスタンが発生しにくく(バチッ)」
Veeam四本
「いたっ」
ネットワールド木全
「電源オンという時間が長いほど、スタンが発生しやすい(バチチチッ)」
Veeam四本
「いたたたたたたっ!」
ネットワールド木全
「ってことですね」
Veeam四本
「いやわかるでしょやらなくても!そう言ったでしょ!」
ネットワールド木全
「いかにスタンガンの電源オン時間を短くできるかってことか。Veeamさんは、どうやって電源オンの時間を短くしてるんですか?」
Veeam四本
「もういいでしょスタンガンに例えるのは…大雑把に言えば、バックアップの時間を短くすればスタンが発生しにくくなる。でも、バックアップするものの量は変わらない。じゃあ短くするために、どうすべきか。大事なのは、バックアップが完了しているように『見せる』ことです」
ネットワールド木全
「完了しているように見せる?」
Veeam四本
「はい。具体的には、我々Veeamの製品は、ストレージとVMwareのスナップショットを連携させることによって、スナップショット削除時にホストにかかる負荷を軽減しています。簡単な図でお伝えしましょう」
Veeam四本
「これは、VMwareのスナップショットを簡単に表した図です。
①VMのスナップショットを発行
↓
②バックアップを実行
↓
③バックアップデータ転送終了
↓
④稼働中に発生したREDOログをマージ
↓
⑤スナップショットを削除
という順番でスナップショットによる復元が行われますが、これだとバックアップが実際にかかった時間だけ及び、スナップショットをコミットするタイミングでログが十分にたまってしまいます。結果I/Oが頻繁に行われるため負荷がかかって、スタンが発生する可能性が高くなってしまいます」
ネットワールド木全
「ほうほう」
Veeam四本
「対して、こちらはストレージとVMwareのスナップショットをAPI連携した場合の図です。
①VMのスナップショットを発行
↓
②ストレージスナップショットを即発行
↓
③VMスナップショットを即削除
この場合、VMスナップショットの作成から削除までの時間がかなり短縮できる=REDOログ発生時間をかなり短縮できます。つまり、I/Oが行われる回数を減らせるというわけです。結果としてホストにかかる負荷も軽減されるため、よりスタンが発生しにくくなります」
ネットワールド木全
「なるほど。実際にはバックアップにかかる時間は同じでも、VMwareからすると、②の時点ですでにバックアップが終わっているように見えるってことですね」
Veeam四本
「そういうことです!API連携に優れたわが社だからこそのテクノロジーです!」
Veeam四本
「もうちょっとだけ掘り下げるために、ストレージとのAPI連携を一枚絵に起こしてみました。さっきの図の詳細verだと考えてください。
①分析 ジョブ内のどのVMがサポートされているか分析
↓
②スナップショット ストレージボリュームに配置されているすべてのVMハイパーバイザーのスナップショットを実行
↓
③スナップショット すべてのVMのスナップショットが実行されたら、ストレージボリュームのスナップショットを実行
↓
④取得 VMスナップショットのCBT情報を取得
↓
⑤削除 VM上のvSphereスナップショットを削除
↓
⑥マウント SAN接続のプロキシサーバにストレージスナップショットをマウント
↓
⑦転送 仮想ディスクの変更されたブロックデータをストレージスナップショットから読み取り、バックアップリポジトリに転送
↓
⑧削除 バックアップ完了後、ストレージスナップショットを削除
このような流れで連携がなされています」
ネットワールド木全
「かなり複雑な作業をしてくれてるんだ…」
Veeam四本
「そうですね。でも、ともかくストレージスナップショット連携によって、スタンを起こりにくくしているという点は、わが社の製品における大きな特長ということです」
ネットワールド木全
「なんとなく、スタンについてわかりましたVeeamさん。ありがとうございます」
Veeam四本
「よかった。ストレージスナップショット連携は、バックアップが長時間に及ぶ場合や、VMを止められない環境にはぴったりです。ぜひお悩みの企業様はご検討していただけると幸いです」
ネットワールド木全
「もう少し詳しく知りたい方は、ぜひNetworldまで!」
Veeam四本
「しかし、スタンガンなんていらなかったんですよ、最初から」
ネットワールド木全
「いいんですか、ビリビリちょっとクセになってるんじゃないですか?」
Veeam四本
「なるわけないでしょ!スタンは起こらないに越したことはないんですから」
ネットワールド木全
「そのとおりですね。バチッ」
Veeam四本
「痛い!もうほんとにやめてくださいよ~!」
ネットワールド木全
「なんでちょっと嬉しそうなんですか…」
Veeamさんのテクノロジーがあってこそ、VMwareスナップショットの課題であるスタンを抑えることができているようです。頼もしいですね。
これで、スタンに悩まされるエンドユーザーさまがいても、安心してサポートできそうです!お困りなら、いつでもNetworldまでご相談ください!あと、皆さんはスタンガンを正しく使用してくださいね!