ふと思った…バックアップって、取れればよくない?
どの製品使っても同じじゃん!
単位と同じじゃん!取れればいいじゃん!
Networldマーケ担当わたくし木全、そんなことを思ってしまい、急いで金髪ウィッグを仕込んでVeeamギャルになりました。バックアップはほんとに取るだけでいいの?Veeam先生、教えてよ。
果たしてバックアップを取るだけで、ちゃんと卒業できるのか!
ネットワールド木全
「えっ、てかバックアップなんて取れればよくないですか?」
Veeam四本
「めっちゃギャルになってる…」
ネットワールド木全
「単位と同じじゃん。取れればいいっしょ」
Veeam四本
「……」
ネットワールド木全
「まじ必死になってバックアップしてるの草w」
Veeam四本
「バカヤロウ!!」
ネットワールド木全
「!!!」
Veeam四本
「そんなバックアップに対する考え方じゃ、大事な俺たちのデータを守れねえんだよ!!!」
ネットワールド木全
「(めっちゃスイッチ入ってる…)ヴィ、Veeamせんせー…」
Veeam四本
「いいか、今やITの環境はどんどん変わっているんだ。同じように、悪いやつらもどんどん進化してしまっている」
ネットワールド木全
「そ、そうなんだ…」
Veeam四本
「特にランサムウェアに関しては、しっかりと対策をとらなきゃならないんだ。そんな中で、ただバックアップを取ればいいだけなわけがないだろ!!」
ネットワールド木全
「しゅん…」
Veeam四本
「はあ、いいか木全。安心しろ、今からおまえがただバックアップを取れればいいわけじゃないってことが完璧にわかるまで、ちゃんとイチから説明してやる!!」
ネットワールド木全
「さっすがVeeamせんせー!」
ネットワールド木全
「で、さっそくなんだけど、ランサムウェアってなに?Veeam先生」
Veeam四本
「(えっ、役で言ってるよな?本気で言ってるならNetworldのマーケ担当としてかなりやばいけど…)そうだな、まずはそこから説明しておこう」
ネットワールド木全
「お願いしまーす!」
Veeam四本
「ランサムウェアっていうのは、ひとことで言えば『身代金誘拐犯』のことだ」
ネットワールド木全
「サイテーじゃん」
Veeam四本
「そうだ木全。ランサムウェアはサイテーだ」
ネットワールド木全
「ランサムウェアはサイテーっと…」
Veeam四本
「もう少し詳しく説明しよう。まず、ランサムウェアとは、その名のとおり「ランサム(身代金)」+「ソフトウェア」を組み合わせた造語なんだ」
ネットワールド木全
「ふむふむ」
Veeam四本
「ランサムウェアに感染すると、端末のデータが暗号化されてしまう。かんたんにいえば、アクセスできない状態になってしまうんだ。暗号化を解くには多くの場合、キーが必要となる。そのキーを渡す代わりに金銭を要求してくるのが、ランサムウェアの正体だ!」
ネットワールド木全
「えっ、でもVeeamせんせー。質問」
Veeam四本
「なんだ!」
ネットワールド木全
「ほんとにお金を払ったからといって、そのキーを渡してくれるの?怪しい…」
Veeam四本
「するどい!そう、支払いに応じたからといって確実にデータが復旧するわけではないんだ」
ネットワールド木全
「やっぱサイテーじゃんランサムウェア」
Veeam四本
「それでも、企業運営を揺るがしかねない大事なデータを暗号化されてしまうと、判断が鈍って支払いに応じてしまう被害者もいるんだ。木全も大事な友達とのやり取りや写真データが見られなくなったら、いやだろ?」
ネットワールド木全
「そうかも…めっちゃ腹立ってきた」
Veeam四本
「最近では、業務にスマホを使うケースも増えてきているため、スマホを狙ったランサムウェアも増えている。この場合、管理者権限を奪われて、デバイス自体にロックをかけてしまうものが多い。そうなると、デバイス自体を変更せざるを得なくなってしまう、なんてこともある」
ネットワールド木全
「許せないねランサムウェア!」
Veeam四本
「そうだ、許せないんだランサムウェアは」
ネットワールド木全
「ランサムウェアは許せないっと…でもVeeamせんせー、そしたらやっぱりバックアップってただ取っておけばいいんじゃないの?ランサムウェア感染しちゃったーけどバックアップ取ってあるからデータ戻せばあんしーんみたいな」
Veeam四本
「木全。先生最初になんて言ったか覚えてるか?」
ネットワールド木全
「えっ?バカヤロウって言ったこと?それはもちろん覚えてるよ、あとで教育委員会に報告するつもりだからね」
Veeam四本
「えっ、ちょっ…それはごめんなさいやめて…」
ネットワールド木全
「冗談だよ、なんて言ったっけ?」
Veeam四本
「悪いやつらは、進化しているってことです!!」
ネットワールド木全
「(急に敬語使ってる…ダサっ)そうだった…つまり、それってどういうことなの?」
Veeam四本
「木全がランサムウェアを作った側だったとして、バックアップでデータが戻せるとわかったら、どうする?」
ネットワールド木全
「えっ?わたしだったら…まあ、ランサムウェアなんて作るのやめて、メイクめっちゃ勉強するかな」
Veeam四本
「う、うん更生してえらいぞ。先生応援するぞ」
ネットワールド木全
「でしょ?うち黄味肌のブルべだったの、だから最近ようやく似合う色がわかってきた感じ!」
Veeam四本
「き、黄味肌?ブルべ??…そ、そうか。メイクの話はあとで聞くとして…ランサムウェアを作った側からすれば、バックアップでデータがかんたんに戻せるとしたら、金銭を要求できなくなってしまうだろ?だから、最近ではバックアップデータも狙うランサムウェアが増えているんだ」
ネットワールド木全
「えーしつこ!まじきもいランサム!そんなのどうしようもないじゃん…」
Veeam四本
「ふっ…木全よ。それを防ぐのが、我々Veeamだ!」
ネットワールド木全
「ええ、Veeam先生やるじゃん!どうやって防ぐの?」
Veeam四本
「それを実現するのが『イミュータブル機能』だ!」
ネットワールド木全
「イミュータブル、つまり不変という意味だね。バックアップの世界では、『(データの)書き換え不可』といえる。Veeamの場合、設定した日数分はいかなる書き換えも不可にできる。設定方法も簡単で、Amazon S3などのオブジェクトストレージを登録するときに、イミュータブル設定をONにして、書き換え不可となる日数を指定するだけで完了だ」
Veeam四本
「えー急にめっちゃ物知りー!!!」
ネットワールド木全
「Veeam先生、これもVeeamのAPI連携があってこそなんだよね」
Veeam四本
「そうだ。以前はAPI連携に優れているという話をしたけど、これも、VeeamがクラウドとのオブジェクトロックAPI連携に優れているから実現できるんだ。木全、WORMってわかるか?」
ネットワールド木全
「WORM?」
Veeam四本
「そう。Write Once Read Many、略してWORM機能。つまり、書き込みは一回だが、読み込みは何回でもできるというオブジェクトストレージのイチ機能がある。Veeamはこの機能と連携して、イミュータブルデータとして書き換え不可な状態でバックアップできるってわけだ」
ネットワールド木全
「なるほど!だからランサムウェアにも対応できちゃうってことか!」
Veeam四本
「もちろん、VeeamはAPI連携によるランサムウェア対策以外にも、さまざまな方法でデータを守っている。たとえば、仮想マシンが異常なCPU利用率を記録している場合にアラートを出したり(ランサムウェアは暗号化の際、仮想マシンのCPU利用率を一時的に向上させる)、データ保存先からデータを戻すときに最新のウイルススキャンをかけ、万が一感染していた場合には、リストアを停止させたりすることもできるんだ」
ネットワールド木全
「いろんな方法で守ってくれてるんだ。見直したよ、Veeam先生」
Veeam四本
「そ、そお?」
ネットワールド木全
「Veeam先生、バックアップはただ取るだけじゃダメなんだね。ようやくわかったよ…でも、最後に質問」
Veeam四本
「なんだ!」
ネットワールド木全
「先生、悪いやつらは進化してるって言ったよね?じゃあこれからまた悪いやつらも対応してくるんじゃないの?」
Veeam四本
「そのとおり。残念な話だが、ランサムウェア含むマルウェアは、これからも進化してしまう可能性がある」
ネットワールド木全
「じゃあやばいじゃん…」
Veeam四本
「だからこそAPI連携強化など、アップデートを繰り返すVeeamが必要なんだ。Veeamだから、相手が進化してしまおうとそのたびに強力な技術力を持って、即座に対応できるってわけだ」
ネットワールド木全
「アップデートして、こっちも悪いやつらに負けないくらいにパワーアップするってことね」
Veeam四本
「そうだけど、それだけじゃ満点じゃない。Veeamは、パワーアップが強くて早いってことだ!」
ネットワールド木全
「さすがVeeam先生!好き!」
照れてるVeeam先生、キモ。でも、わたしたちのデータを、いつでも守ってくれてるんだね。ありがとうVeeam先生。先生のおかげで、バックアップはただとるだけじゃだめだってわかったよ。
でも、まだまだ勉強が足りないから、卒業はもうちょっと先だね。Veeam先生。