まず初めに
本コンテンツは新人の営業マンがエンタープライズストレージを60点で説明できることを目標として重要なポイントをぎゅっと絞って作られたコンテンツです。
簡易版の動画もあるので是非そちらも合わせてご覧ください。
そしてエンタープライズストレージがそもそも良くわからないという方は基礎から教えてくれる「ストレージを最初に学ぶ人が見るサイト!」をご確認ください。
3つの視点で考える

新人営業マンの場合、正直エンタープライズストレージはインフラの中でも高価かつ様式が沢山あるので、苦手意識を持つている方も多いと思います。
機能や仕組みから入るとなかなかイメージが付きづらく、難しいのも事実です。そんな時にはお客様ご提案の際には、お客様が何を求めているのか?
下記の3つの視点で要望を伺うとシンプルでわかりやすいです。
実はエンドユーザーの情報システム室、担当者もストレージは苦手意識が多い人が多くあまり難しいことを営業マンに質問されてもわからない場合があります。 まずはシンプルに確認しましょう!
視点1:接続方式からストレージを選定する
お客様にストレージを提案する際に、まずは下記を確認してください。
もしお客様の接続方式が既に決まっているなら以下3つのパターンでどれが当てはまるか?確認してください。
比較表で接続方式の違いを知ろう!
視点1:やりたい事から接続方式を決めるストレージを選定するのまとめとして比較表を作成しました。よーく確認しておきましょう!
NAS(ナス) (Network Attached Storage) |
DAS(ダス) (Direct Attached Storage) |
SAN(サン) (Storage Area Network) |
|
---|---|---|---|
接続方式 | ファイルアクセス | ブロックアクセス | ブロックアクセス |
プロトコル | CIFS/NFS | iSCSI/FC/SAS/ATA | iSCSI/FC/FCoE |
メリット | ・既存のLANを利用し導入コストが比較的安価 ・異なるOSでファイル共有が可能 |
・専門知識不要で簡単に導入 ・導入コストが安価 ・1対1接続の為他の通信の影響がない |
・ストレージ専用のネットワークを 構成するため、高速アクセスが可能 |
デメリット | ・既存のネットワーク帯域が上限となり 負荷が高くなると速度低下につながる |
・複数サーバーでストレージを 共有することができない |
・専用のスイッチ&ケーブルが必要で 導入コストが高い ・高度な専門知識が必要 |
主な利用用途 | ファイルサーバー/バックアップデータ保存先 | 特定のサーバーのデータ保管場所 | 複数のサーバーのデータ保管場所 |
接続イメージ | ![]() |
![]() |
![]() |
ここが
ポイント!
接続方式の違いを知ろう!
NASって結局何なの?
ファイルやフォルダー単位でデータを管理

他の人とファイルを共有するためのストレージです。
異なる端末や異なるOSからもファイルのダウンロードやアップロードが可能です。つまりは簡単に言うとファイルサーバーです。
接続方式はCIFS/NFSと呼ばれるプロトコルで接続します。
エンタープライズ用に利用されるNASは主に以下のメリットがあります。
メリット1:電源やファンやディスク、コントローラー等が沢山のパーツが冗長化されていて対障害性が高い
メリット2:大きな要領まで拡張できる。容量が足りなくなったらシェルフといわれるデータを入れる箱を追加できる
メリット3:重複排除機能などにより、超しているデータをブロック単位で排除してデータの保存容量を増やせる
メリット4:災害対策として別の同じ機種などにミラーリングすることが可能
メリット5:パフォーマンスを必要とする場合にはコントローラーを変更や追加することでパフォーマンスをアップできる
NAS(ナス)の見え方
ファイルやフォルダー単位で表示

クライアントPCやサーバーからは図のようにファイル/フォルダ単位で見えます。社内に存在している、俗に言われるファイルサーバーというものが代表的な利用方法です。きっと皆さんも意識せずに利用しています。
Windowsファイルサーバーと何が違うの?


皆さんの中でじゃあWindowsのファイルサーバーではダメなのか?
という疑問を持たれた方もいると思います。 NASは見え方はWindowsファイルサーバーと一見同じですが、上記にも記載がある様に 冗長性・拡張性・管理性等メリットが沢山あります。
詳細を知りたい方は「ストレージを最初に学ぶ人が見るサイト! 」をご覧ください。
ここが
ポイント!
接続方式の違いを知ろう!
DASって結局何なの?

大容量だったり、高パフォーマンス等のデータ領域を必要とするサーバーに直接ブロックストレージを接続することでサーバーの内部ディスクだけでは実現できなかった大容量かつ高パフォーマンスなデータ領域の作成が可能です。
しかし、高価なブロックストレージを一台で占有するのは無駄が多いので、近年では次のページで紹介するSANストレージがブロックストレージの主流となります。
その他、エンタープライズ用に利用されるDASは主に以下のメリットがあります。
メリット1:電源やファンやディスク、コントローラー等が沢山のパーツが冗長化されていて対障害性が高い
メリット2:大きな要領まで拡張できる。容量が足りなくなったらシェルフといわれるデータを入れる箱を追加できる
メリット3:重複排除機能などにより、超しているデータをブロック単位で排除してデータの保存容量を増やせる
メリット4:災害対策として別の同じ機種などにミラーリングすることが可能
メリット5:パフォーマンスを必要とする場合にはコントローラーを変更や追加することでパフォーマンスをアップできる
DASの見え方
ファイルやフォルダー単位で表示

クライアントPCやサーバーからは図のようにドライブ単位で見えます。俗に言われるDドライブやEドライブです。きっと皆さんも意識せずに利用しています。
Windowsの内部ディスクではダメなの?


皆さんの中でじゃあWindowsの内部ディスクではダメなのか?
という疑問を持たれた方もいると思います。 DASは見え方はWindowsのDドライブなどと一見同じですが、上記にも記載がある様に 冗長性・拡張性・管理性等メリットが沢山あります。
詳細を知りたい方は「ストレージを最初に学ぶ人が見るサイト! 」をご覧ください。
ここが
ポイント!
接続方式の違いを知ろう!
SANって結局何なの?

サーバーがから内蔵のディスクを自由に増やしたり、減らしたりできるイメージです。ストレージからそのサーバー専用に割り当てた領域を安全かつ高速利用できます。また他のサーバーと一つの大きなストレージを論理的に分けて利用できるため無駄なくストレージを利用することができ、効率的です。以前は容量を増やすために前ページで紹介したDASが主流でしたが現在はこのSANストレージがブロックストレージのジャンルでは主流です。接続方式はiSCSI/FC(FiberChannel)といったプロトコルで接続します。
エンタープライズ用に利用されるSANは主に以下のメリットがあります。
メリット1:電源やファンやディスク、コントローラー等が沢山のパーツが冗長化されていて対障害性が高い
メリット2:大きな要領まで拡張できる。容量が足りなくなったらシェルフといわれるデータを入れる箱を追加できる
メリット3:重複排除機能などにより、超しているデータをブロック単位で排除してデータの保存容量を増やせる
メリット4:災害対策として別の同じ機種などにミラーリングすることが可能
メリット5:パフォーマンスを必要とする場合にはコントローラーを変更や追加することでパフォーマンスをアップできる
SANの見え方
ドライブ単位で管理

サーバーからは図のようにドライブレターとしてDトライブのようなイメージで見えます。またSANもDASも特定のサーバーの領域として見えるためにNASのように共有されてネットワーク上からは見えません。
サーバー内蔵ディスクと違いが理解できない・・・


ドライブで両方見えるのは理解できたけど、Windowsサーバーに搭載されている内蔵ディスクじゃダメなの?と思われた方もいると思います。もちろんSANやDASにもNASと同じように冗長性・拡張性・管理性等メリットが沢山あります。
詳細を知りたい方は「ストレージを最初に学ぶ人が見るサイト!」をご覧ください。
ここが
ポイント!
共通のメリットを知ろう
気づきましたか?共通のメリットを!

ここまでNAS/DAS/SANの違いを見てきてきずきましたか?下記の利用用途は違えど下記のメリットがは同じです。
つまりエンタープライズストレージを利用するメリットは下記が主な理由です。
メリット1:電源やファンやディスク、コントローラー等が沢山のパーツが冗長化されていて対障害性が高い
メリット2:大きな要領まで拡張できる。容量が足りなくなったらシェルフといわれるデータを入れる箱を追加できる
メリット3:重複排除機能などにより、超しているデータをブロック単位で排除してデータの保存容量を増やせる
メリット4:災害対策として別の同じ機種などにミラーリングすることが可能
メリット5:パフォーマンスを必要とする場合にはコントローラーを変更や追加することでパフォーマンスをアップできる
視点2:サーバーの利用用途からストレージを選定する
お客様にストレージを提案する際に、もしお客様がストレージの利用用途が決まっていれば 以下4つのパターンのどれに当てはまるか確認してください。
ここが
ポイント!
一般的にはファイルサーバーはNAS 仮想化やDBはブロックストレージ
NASではブロックストレージの代わりにはならないの?
お客様にストレージを提案する際に、NASではダメなの?と聞かれることがあるかもしれません。確かにNASでも技術的にはDBのデータ保存場所としての利用や仮想サーバーのデータ保管場所としての利用が可能です。(近年では仮想化サーバーのデータはNASに置くことが多々あります)
本コンテンツでは新人営業マンがまずは60点を獲得してお客様に適切な提案をできる事を目的手しているため、あえてここでは一般的に使われる概念として「NAS=ファイルサーバー/仮想化やDB=ブロックストレージ」とさせていただきます。
これにはいろんな理由は有ります。例えばNASは階層構造化されていて人間がファイルを置いたときに見えやすいメリットやそもそもデータ共有をメイン開発されているためにファイルサーバーとして利用がメリットがあります。一方ブロックストレージ(DAS/SAN)は各ファイルやフォルダが小さなデータのブロックとして扱われ、各ブロックの複数のコピーがSAN内のさまざまなドライブやデバイスに分散される。この方式は1つのドライブで障害が発生しても、引き続きデータにアクセスできるためデータの信頼性が向上することでDBのデータ保管場所や仮想サーバーのデータ保管場所として利用されることが一般的となっています。
サーバーの利用用途からストレージを選定するまとめ
視点2:サーバーの利用用途からストレージを選定するのまとめとして比較表を作成しました。よーく確認しておきましょう!
ファイルサーバー (Network Attached Storage) |
データベース (Storage Area Network) |
仮想化データストア (Direct Attached Storage) |
バックアップ | |
---|---|---|---|---|
目的 | 他の人とファイルを 共有するためのストレージ。 異なる端末からファイルの ダウンロードやアップロード が可能。 |
大量のデータを検索 しやすいように 整理したデータ。 高速な検索を実現する 為には、処理速度の 速いストレージの 活用が必要となる。 |
仮想マシンを格納する為の 領域。 共有ストレージをデータ ストアにすることでHA、 vMotion構成が可能で、 仮想化環境の可用性が向上。 |
バックアップデータの保存先。 専用製品を利用すれば、 重複排除機能などを活用し、 バックアップ時間の短縮が 可能。 |
ストレージ 種別 |
NAS | SAN/DAS ※NASも可能だが非推奨 |
SAN/NAS | SAN/DAS/NAS |
求められ る機能 |
容量が増えていくことが あるので基本的には シェルフと呼ばれる ディスクの装置を追加 できる機能が必須。 また企業の大切なデータを 保管するため遠隔地に データが飛ばせる ミラーリング機能も必須。 |
瞬時の検索を行うデーター ベースサーバーにはオール フラッシュモデルを 利用されることが多い。 企業規模によってはオール フラッシュモデル等は 入れらない場合には SSDとHDDのハイブリッド モデルがお勧め |
近年の企業内アプリは ほぼ仮想サーバー上に配置 される。 そのため仮想サーバーとの スナップショット連携などの 機能は必須。 |
ただデータを保管する だけでなくバックアップ サーバーとの連携できる 重複排除機能が必須。 またランサムウェア 対策として書き換えが できないイミュータブル 機能も必要 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
視点3:必要なパフォーマンスや容量などスペックからストレージを選定する
お客様にストレージを提案する際に、もしお客様がストレージに大体の必要なパフォーマンスがわかればの利用用途が決まっていれば、 以下3つのパターンのどれに当てはまるか確認してください。

①安価に大きな要領が必要。
パフォーマンスは
そこまで重視しない
お客様の悩み
- バックアップデータなどの量が多い
- データの保管にあまり費用がかけられない
- DRサイト先は縮退運転で安価にしたい



③ある程度の速度も容量も必要。そこまでコストはかけられない
お客様の悩み
- 高速な処理が必要だがコストがかけられない
- ときおり高速な処理が存在する
- HDDとSSDのいいところ取りしたい


case
01:お勧めのNASストレージはこちらPowerVault ME5![]() |
Unity XT![]() |
PowerScale![]() |
|
サーバ | 必須 | 不要 | 不要 |
費用感 | 200万~ | 500万~ | 1,000万~ |
規模感 | 1~100人 | 100~300人 | 300人~ |
提案の キーワード |
容量単価、コスパ◎ | SAN/NASを併用したい | 大容量のNAS |
![]() |
![]() |
![]() |
|
case
02:お勧めのDASストレージPowerVault ME5![]() |
Unity XT![]() |
|
接 続 | ブロック | ユニファイド |
費用感 | 200万~ | 500万~ |
構 成 | HDD/SSD | HDD/SSD |
提案の キーワード |
コストパフォーマンス | 重複排除 |
![]() |
![]() |
|
case
03:お勧めのSANストレージPowerVault ME5![]() |
Unity XT![]() |
PowerStore![]() |
|
接 続 | ブロック | ブロック | ブロック |
費用感 | 200万~ | 500万~ | 700万~ |
プロトコル | iSCSI/FC | iSCSI/FC | iSCSI/FC/NVMe |
構 成 | HDD/SSD | HDD/SSD | SSD |
![]() |
![]() |
![]() |
|
case
04:ネットワールドお勧めのファイルサーバーはこちらPowerVault ME5![]() |
Unity XT![]() |
PowerScale![]() |
|
サーバ | 必須(ブロック) | 不要 | 不要 |
費用感 | 200万~ | 500万~ | 1,000万~ |
規模感 | 1~100人 | 100~300人 | 300人 |
提案の キーワード |
容量単価、コスパ◎ | ファイルサーバ以外の 用途でも使いたい |
大容量のNAS |
![]() |
![]() |
![]() |
|
case
05:お勧めのデータベース用ストレージPowerVault ME5![]() |
PowerStore![]() |
|
接 続 | ブロック | ブロック |
費用感 | 400万~ | 700万~ |
構 成 | SSD | SSD |
提案の キーワード |
低価格でオールフラッシュ | 性能がリニアに向上する |
![]() |
![]() |
|
case
06:お勧めの仮想化用ストレージPowerVault ME5![]() |
Unity XT![]() |
PowerStore![]() |
|
接 続 | ブロック | ユニファイド | ユニファイド |
費用感 | 300万~ | 500万~ | 700万~ |
構 成 | HDD/SSD | HDD/SSD | SSD |
提案の キーワード |
低価格で オールフラッシュ |
データベース以外でも 利用可能 |
性能がリニアに向上 スケールアウト |
![]() |
![]() |
![]() |
|
case
07:お勧めのバックアップ用ストレージPowerVault ME5![]() |
PowerProtect DD![]() |
|
接 続 | ブロック | ファイル・独自アクセス |
費用感 | 200万~ (10TB前後) |
200万~ (4TB前後) |
構 成 | SAS/iSCSI/FC | CIFS/NFS/DD Boost |
提案の キーワード |
無し(バックアップソフト側で実施) | 重複排除、イミュータブル等 |
![]() |
![]() |
|
case
08:お勧めのHDDストレージPowerVault ME5![]() |
PowerScale![]() |
|
接 続 | 必須(ブロック) | 不要 |
費用感 | 200万~ | 1,000万~ |
拡張性 | 最大8PB | 最大100PB |
提案の キーワード |
SAN,DAS 性能よりも容量重視 |
NAS専用、大容量 |
![]() |
![]() |
|
case
09:お勧めのオールフラッシュストレージPowerVault ME5![]() |
Unity XT![]() |
PowerStore![]() |
|
接 続 | DAS, SAN | DAS, SAN, NAS | SAN |
費用感 | 300万~ | 600万~ | 600万~ |
プロトコル | SAS/iSCSI/FC | CIFS/NFS/iSCSI/FC | CIFS/NFS/iSCSI/FC/ NVMe |
提案の キーワード |
容量単価、コスパ◎ | 重複排除、ユニファイド | ユニファイド、より効果の高い 重複排除、より高い拡張性 |
![]() |
![]() |
![]() |
|
case
10:お勧めのハイブリッドストレージPowerVault ME5![]() |
Unity XT![]() |
PowerScale![]() |
|
接 続 | DAS, SAN | DAS, SAN, NAS | NAS |
費用感 | 300万~ | 600万~ | 1,000万~ |
プロトコル | SAS/iSCSI/FC | CIFS/NFS/iSCSI/FC | CIFS/NFS |
提案の キーワード |
容量単価、コスパ◎ | SAN/NASを併用したい | 大容量のNAS |
![]() |
![]() |
![]() |
|
PowerVault ME5
最小構成は非常に低価格のエントリー向けストレージ
シンプル、低コスト 小規模環境から活躍
構築資格不要のエントリー向けストレージです。最小構成であれば非常に低価格で導入することができ、最大8PBの容量、そして日本語対応のGUIで簡単に構成可能です。
- ①シンプル・・・
- インストール/構成が簡単、管理が容易、プロアクティブなストレージ分析、PowerEdge対応
- ②低コスト・・・
- 安価な構成価格とTCO、維持がしやすいオールインワンSW、成長に応じた支払い

あらゆる用途に利用可能

SAN、DAS用のストレージとして仮想化環境や小規模なVDI基盤、大容量データのアーカイブ先等様々な用途でご利用いただけます。
豊富な機能(ライセンス)が最初から全部込み
レプリケーション
コピー

ポイント
ME4からME5に変わって機能が大幅アップ!
項目 | PowerVault ME4 | PowerVault ME5 | |
---|---|---|---|
CPU | インテル Xeon 2C | インテル Xeon 4C | |
IOPS | 320K(1)(100%ランダムリード 16Kブロック) | 640K(100%ランダムリード 16Kブロック) | |
読み取りスループット | 7GB/秒 | 12GB/秒 | |
書き込みスループット | 5.5GB/秒 | 10GB/秒 | |
エンクロージャ/拡張 | 2U12, 2U24, 5U84 / ME412, ME424, ME484; 12Gb SAS バックエンド | 2U12, 2U24, 5U84 / ME412, ME424, ME484; 12Gb SAS バックエンド | |
アレイ間の非同期レプリケーション | ME4 to ME4, ME4 to ME5 | ME5 to ME5, ME5 to ME4,ME4 to ME5 | |
インターフェース コントローラー あたり4ポート | ファイバー・チャネル | 8/16Gb | 16/32Gb |
iSCSI(SFP) | 10Gb | 10/25Gb | |
iSCSI(10GbaseT) | 10Gb | 10Gb | |
SAS | 12Gb | 12Gb | |
マルチプロトコルサポート | はい | いいえ | |
コントローラーあたりのメモリ | 8GB | 16GB | |
仮想プール最大サイズ(合計利用可能な容量) | コントローラーあたり1PB(合計2PB) | コントローラーあたり4PB(合計8PB) | |
最大ぼりゅ―0ムサイズ | 128TB | 128TB | |
標準密度 | 2U12,2U24 | 2U12,2U24 | |
高密度/最大ドライブ | 5U84 / 336 | 5U84 / 336 | |
容量 | 4PB | 8PB(2) | |
ユーザーインターフェース | ウェブベースHTML | GUIの向上 - 容量とアクティブなIOモニタリング | |
組み込みサポート・アシスト | Phone Home | デルのストレージポータルに統合されたESE | |
キー管理 | (FIPS)ドライブ・レベル | (FIPS)ドライブ・レベル | |
電源 | AC | AC(3) |
(2) ME5ファームウェアは、より大容量のドライブで8PBをサポートするように設計されています。6PB@RTS
(3) DC電源ポスト RTS(2U デュアルコントローラーのみ)
金額例
製品名 | ドライブ構成 | 目安実行容量 | 購入単位 | 参考定価 |
---|---|---|---|---|
PowerVault ME5012 | RAID5(2+1) HS×1 SAS HDD1.2TB×4本 | 2.04TB | 1筐体(2U) | ¥4,461,475 |
PowerVault ME5012 | RAID5(2+1) HS×1 1.6TB HDD×4本 | 2.72TB | 1筐体(2U) | ¥5,560,426 |
概要スペック
製品名 | 対応状況 |
---|---|
ストレージOS | - |
対応プロトコル | FC, iSCSI, SAS |
対応ドライブ | NL SAS, SAS, SSD |
対応RAID | RAID0, 1, 5, 6, 10, ADAPT |
クラウド連携 | - |
よく使用される用途 | 仮想化, アーカイブなど |
Unity XT
エントリー価格で高機能!コスパ最強ストレージ
SAN・NAS両方使えるユニファイドストレージ

複数のプロトコルをサポートするストレージで一台でSAN、NAS、のに対応するストレージ製品です。一つの筐体内で一元的に管理できるので物理的な設置スペース、管理コスト、電気代等を削減可能です。
安心シンプルで使いやすい管理ツール

エントリー向けでメリット多数!
全てのライセンスが標準搭載
ソフトウェアパッケージ | ソフトウェアパッケージ | All Flash / Flash Pool (Hybrid) | Hybrid |
---|---|---|---|
管理機能 | Unisphere&Central, Proactive Assist,QoS, ESA Adapter,CloudIQ | ● | ● |
統合型プロトコル | File, Block,VVOL | ● | ● |
ローカル保護 | 暗号化,ウイルス対策,ローカルコピー(スナップショット) | ● | ● |
Remote Protection | リモートレプリケーション, RecoverPoint Basic | ● | ● |
パフォーマンス の最適化 | FAS Cache(キャッシュ) | ✖ | ● |
FAST VP(自動化) | ✖ | ● | |
Data Redaction(圧縮/重複排除) | ● | ▲※1 | |
エコシステムの統合 | VMware,Microsoft,OpenStack | ● | ● |
リモートサポート標準対応
SCG(Secure Connect Gataway)
SCG( Secure Connect Gateway )とは設置されたUnity XTにトラブルが生じた際に、Dell Technologiesサポートへ通知が飛ぶことで、問題の早期解決を実現する機能です。 IPネットワークを基盤とした安全で信頼性の高いリモートサポートが提供されます。

Secure Connect Gateway でできること
- ハードウェアやソフトウェアのアラートに対するプロアクティブなモニタリング
- テクニカルサポートへの連絡といった煩雑になりがちな障害対応の初動対応を迅速化
- 定期的・不定期にログを回収しログ収集作業を自動化
- テクニカルサポートのエンジニアによるリモートアクセスによる切り分け、ソフトウェア修正作業の実施
ポイント
お客様環境に合わせて豊富なラインナップから選択可能
![]() | ||||
オールフラッシュ | Unity XT 380F | Unity XT 480F | Unity XT 680F | Unity XT 880F |
---|---|---|---|---|
ハイブリッド | Unity XT 380 | Unity XT 480 | Unity XT 680 | Unity XT 880 |
最小U数 | 2U | |||
最大容量 (未フォーマット時) | 2.4PB | 4.0PB | 8.0PB | 16.0PB |
CPU (システムあたり) | 12コア シングルソケット × 2 1.7GHz | 32コア デュアルソケット × 2 1.8GHz | 48コア デュアルソケット × 2 2.1GHz | 64コア デュアルソケット × 2 2.1GHz |
メモリー (システムあたり) | 128GB | 192GB | 384GB | 768GB |
最大ドライブ数 | 500 | 750 | 1000 | 1500 |
金額例
製品名 | ドライブ構成 | 目安実行容量 | 購入単位 | 参考定価 |
---|---|---|---|---|
Unity XT380 | RAID5(4+1) 400GB×6本 +600GB×6本 | 2.62TB | 1筐体(2U) | ¥7,393,620 |
Unity XT380F | RAID5(8+1) 800GB×10本 | 3.99TB | 1筐体(2U) | ¥13,415,857 |
概要スペック
製品名 | 対応状況 |
---|---|
ストレージOS | Unity OE |
対応プロトコル | CIFS, NFS, iSCSI, FC, FTP, SFTP |
対応ドライブ | NL-SAS, SAS, SSD |
対応RAID | RAID6, RAID5, RAID10, |
クラウド連携 | AWS, Microsoft Azure等 |
よく使用される用途 | サーバー仮想化, ファイルサーバー, データベース 等 |
PowerStore
最新テクノロジー搭載の次世代ストレージ!
SCM/NVMe対応ハイパフォーマンスストレージ
NVMe対応ストレージ
PowerStoreはNVMe SCMやNVMe SSDも搭載可能で高いIOを求める環境に対応可能なストレージです。

データのオートバランス機能でデータ移行不要

次世代・上位のコントローラにアップグレード可能!
PowerStoreのAnytime Upgradeオプションにより、コントローラの増強や次世代モデルへのアップグレードが可能です
Standard | Select:完全な柔軟性と選択肢 | |
---|---|---|
ノードのアップグレード | ノードのアップグレード | ...または新しい アプライアンスの追加 |
![]() | ![]() | ![]() |
次世代へのアップグレード | 次世代モデルおよび 上位モデル | またはスケールアウト |
アップグレードは請求日の180日後以降に利用可能になります。
Anytime Upgradeプログラムのご利用は国やセグメントによって異なる場合がありますので詳細についてはお問い合わせください。
ポイント
お客様環境に合わせて豊富なラインナップから選択可能
PowerStoreはスケールアップとスケールアウト両方に対応
コントローラーとストレージを同時に拡張はもちろん運用状況・環境に応じてストレージ部分のみの増設も可能

ポイント
・PowerStoreはスケールアップもスケールアウトも両方OK!
・スケールアップで初めて容量が不足でエンクロージャ(ストレージ部分)を追加。
・パフォーマンスが足りなくなったらスケールアウトでコントローラーを追加。
・スケールアウトは違うコントローラーを混在可能。
・AIエンジンで各ノードの負荷を常に確認してデータを利用率の低いノードに再配置。この機能により新規にノードを追加した際にも自動でデータを再配置してくれるので追加増設もらくらく。
金額例
製品名 | ドライブ構成 | 目安実行容量 | 購入単位 | 参考定価 |
---|---|---|---|---|
PowerStore500T | SSD 1.92TB×6 | 5.95TB | 1筐体(2U) | ¥17,328,333 |
PowerStore1200T | SSD 1.92TB×6 | 5.92TB | 1筐体(2U) | ¥24,157,546 |
概要スペック
製品名 | 対応状況 |
---|---|
ストレージOS | PowerStore OS |
対応プロトコル | FC, iSCSI, VVols, NFS, CIFS, FTP, SFTP ※Xモデルはブロックのみ |
対応ドライブ | NVMe SCM, NVMe SSD, SAS SSD ※モデルによって対応ドライブは異なります。 |
対応RAID | RAID5 |
クラウド連携 | ー |
よく使用される用途 | 仮想化,データベース,コンテナ(Kubernetes)等 |
Power Scale
スケールアウトNAS「Isilon」がPowerScaleになって新登場!
増え続けるデータに柔軟に対応するスケールアウト
PowerScaleではOneFSと呼ばれるOS、クラスタシステムを使用し、ボリュームサイズ制限などを意識せずに容易に管理可能です。またOneFSでは独自保護システム(RAID等ではない)を採用し、ノード(筐体)間でのデータ保護が可能です。
スケールアウトでシームレスに拡張

・ノード(コントローラ+ディスク)追加により拡張が可能で
I/Oが分散できるため増加するほどパフォーマンが向上
・ノード追加時にシステム停止・データ移行なく拡張可能
データのオートバランス機能でデータ移行不要
PowerScaleでは世代やシリーズが異なるノード(筐体)同士でも1つのボリュームとして管理が可能です。そのため筐体の増設時にも停止やマウントポイントの変更は不要です。またリプレース時のデータ移行もオートバランス機能で新ノードに自動で再配置を行うので不要です。もちろん旧ノードの撤去時にもサービス停止は不要です。
・シングルボリュームを維持
・ノードは1分以内にオンラインで増設可能
・設定、パスの変更も不要
・オンラインでの旧ノードを削除可能


同一ボリュームまたはクラウドへ自動階層化!
SmartPoolsやCloudPoolsと呼ばれる自動階層化機能を利用することで、利用頻度の低いデータをコストの安いストレージに転送しコストカットを実現します。階層化先のストレージは世代やモデルが異なる場合やパブリッククラウドにも階層化可能です。

ポイント
お客様環境に合わせて豊富なラインナップから選択可能

金額例
製品名 | ドライブ構成 | 目安実行容量 | 購入単位 | 参考定価 |
---|---|---|---|---|
PowerScaleF200 | SAS SSD9 60GB×4本 | 7.55TB | 最小3ノード | ¥30,769,500 |
PowerScaleA300 | NL-SAS 2TB×15本 | 75.54TB | 最小4ノード | ¥67,538,763 |
概要スペック
製品名 | 対応状況 |
---|---|
ストレージOS | OneFS |
対応プロトコル | SMB, FTP, NFS, NDMP, HTTP, SWIFT, REST, HDFS |
対応ドライブ | SATA, SAS, SSD, NVMe ※モデルによって対応ドライブは異なります。 |
対応RAID | 独自技術(RAIDではない) |
クラウド連携 | AWS, Azure, GCP, Virtustream, Alibaba Cloud |
よく使用される用途 | ファイルサーバー, 動画処理,アーカイブ,HDFS 等 |
PowerProtect DD
バックアップデータの保管専用、元祖重複排除ストレージ
業界トップクラスの重複排除機能
PowerProtect DDといえば、高性能な重複排除機能が最大の特徴です。DDが採用しているインライン方式の重複排除では、ディスクにデータを書き込む前に重複排除を行い、処理後のデータだけをディスクに書き込むことが可能なので、物理的なディスクスペースの削減と一次書き込み・再読み込みにかかる時間を短縮できます。

DD Boostでバックアップ時間をさらに短縮!
DD Boost機能により、重複排除のプロセスをバックアップサーバとDDで分散して処理することができます。バックアップサーバは重複排除済みのデータをDDに転送するので、社内の回線にかかる負荷が軽減され、バックアップ時間をさらに短縮できます。

① バックアップサーバ:ブロック分割、重複判定IPの生成
② PowerProtect DD: 重複判定
③ バックアップサーバ: ユニークデータの圧縮
④ PowerProtect DD: ディスクに保存
独自プロトコルでランサムウェアからデータを守る!

ポイント
小規模から大規模、仮想環境まで 幅広いニーズに応える製品ラインナップ
![]() | ||||||
Virtual Edition | DD3300 | DD6400 | DD6900 | DD9400 | DD9900 | |
---|---|---|---|---|---|---|
バックアップ速度 (DD Boost) | Up to 11.2TB/hr for96TB | Up to 7.0TB/hr | Up to 27.7TB/hr | Up to 33TB/hr | Up to 57TB/hr | Up to 94TB/hr |
論理容量 | Up to 4.8TB/hr | Up to 1.6PB/hr | Up to 11.2PB/hr | Up to 18.7PB/hr | Up to 49.9PB/hr | Up to 97.5PB/hr |
実効容量 | Up to 256TB ※ | Up to 32TB | Up to 172TB | Up to 288TB | Up to 768TB | Up to 1.5PB |
最大50倍の重複排除(DD3300)と最大65X重複排除(DD6400 , DD6900 , DD9400,DD9900)に基づく論理容量は、最大30%の追加のハードウェア支援データ圧縮に基づいています。
実際のスループットはアプリケーションワークロード、重複排除、およびその他の設定によって異なります。
※AWS,GCP,Azureのみ
金額例
製品名 | ドライブ構成 | 目安実行容量 | 購入単位 | 参考定価 |
---|---|---|---|---|
PowerProtect DD3300 | ー | 4TB | 1筐体(2U) | ¥4,461,475 |
PowerProtect DD6400 | ー | 8TB | 1筐体(2U) | ¥7,399,658 |
概要スペック
製品名 | 対応状況 |
---|---|
ストレージOS | DDOS |
対応プロトコル | CIFS, NFS, FC |
対応ドライブ | SAS HDD, SSD |
対応RAID | RAID6 |
クラウド連携 | AWS, Microsoft Azure等 |
よく使用される用途 | バックアップデータの保管先 |
全体比較用途別製品早見表
サーバー用途別比較
製品名 | ファイルサーバ | 仮想化データストア | バックアップ | データベース |
---|---|---|---|---|
PowerVault | ○ | ○ | ○ | △ |
PowerProtect DD | ✕ | ✕ | ◎ | ✕ |
Unity XT | ○ | ○ | ○ | ○ |
PowerScale | ○ | ✕ | ○ | ✕ |
PowerStore | △ | ○ | ○ | ○ |
接続方式別比較
製品名 | ユニファイド | プロトコル | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
PowerVault | ✕ | iSCSI | FC | - | - | - |
PowerProtect DD | ✕ | - | FC (VTL) | CIFS | NFS | DD Boost |
Unity XT | ○ | iSCSI | FC | CIFS | NFS | - |
PowerScale | ✕ | - | - | CIFS | NFS | - |
PowerStore | ○ | iSCSI | FC | CIFS | NFS | - |
HDD/SSD別製品早見表
製品名 | HDD | SSD | 最大容量 | 備考 |
---|---|---|---|---|
PowerVaultME5 | SAS, NL-SAS | SSD | 最大8PB | 別途サーバ必須 |
PowerProtect DD | SAS | SSD | 最大1.5PB | 通常ストレージ利用NG |
Unity XT | SAS, NL-SAS | SSD | 最大16PB | 予算に応じて複数の ディスクを構成可能 |
PowerScale | SATA, SAS, NL-SAS | SSD, NVMe SSD | 最大100PB | Fシリーズ:SSD Hシリーズ: SSD+HDD Aシリーズ:HDD |
PowerStore | - | SSD, NVMe SSD | 最大11.3PB | NVMe-oF対応 |