新人ITインフラ営業必見!めざせ”60点”の会話力?100点あえてとらない理由とは

『新人営業マン必見 60点の会話ができるようになる為のストレージ講座!』動画では文字通り、新人営業のみなさんが、お客さまと”ある程度のレベルの会話”を交わせるようになるためのストレージの基本をお伝えしています。

こちらの動画を社内の営業マンに見てレビューをしてもらっているんですが…

中には『なんでそもそも100点の内容を教えてくれないの!?』と不審に思われる営業もいるみたいで。

…それはごもっとも!ということで急遽、動画でも登壇いただいたネットワールド営業の頼れるスーパーエース塚田さんに取材の時間を頂戴して、”なぜ新人ITインフラ営業は60点の会話をめざすべきなのか”を徹底的にお話いただきました。

そこにあった超納得の理由とは?
新人営業マンさんは、まずこの記事を読んでから、動画を観ることをオススメします!

新人ITインフラ営業は100点より、60点満点をめざせ

野田

野田

「さっそくですけど塚田さん、新人ITインフラ営業のみなさんは60点の会話ができるレベルをめざすべきというのは本当なのでしょうか?」

塚田

塚田

「本当です。60点の会話というと少し語弊がありますが…」

野田

野田

「でも、最初から100点をめざさないって、なんかもやもやするというか…」

塚田

塚田

「そうですね…じゃあたとえば、野田さんが考える100点のITインフラ営業ってどんなものだと思いますか?」

野田

野田

「うーん…製品知識を隅々まで理解して、それを伝えてくれること…ですかね?」

塚田

塚田

「ふむふむ」

野田

野田

「もしくは、お客さんから『一緒にゴルフどう?』と誘われる人とか?」

塚田

塚田

「ははは、”気に入られ力”もその人の魅力ですけどね」

野田

野田

「うーん、100点て言われると難しいですね。人によって100点の基準が変わりそうな…」

塚田

塚田

「そう、そういうことなんです。自分が100点だと思うレベルって、実はお客さまにとっては100点じゃないことって往々にしてあるんです。違う方向に努力を重ねて、結果につながらなかったら、会社的にも自分的にもダメージ大きいですよね」

野田

野田

「うっ…苦い記憶がよみがえる…たしかに重ねた努力の分だけキますね…」

塚田

塚田

「僕にももちろんその苦い記憶あります(笑)そういう経験を積むことも大切ですけどね。でも100点なんてないって気づくのは、早い方がいい。つまり、新人営業マンがまずやるべきことって、自分の設定した100点を疑うことなんです」

野田

野田

「自分の100点を疑う…ふむふむ」

塚田

塚田

「お客さまが求めているのは、『失敗しないこと』=製品の知識を間違いなく伝えてくれることだけじゃない。もちろんとんでもなく間違った情報やウソの情報を伝えられても困りますが、一番大切なのは、課題を解決するためにちゃんと寄り添った支援をしてくれるかということなんです。


そのうえで今回のストレージ基本動画で最も伝えたいことを、ひとことで言うならば、『60点の会話ができるレベルをめざすべき』というよりかは『60点”満点”の会話ができるレベルをめざすべき』ということなんです」

野田

野田

「うーむなるほど、これはちょっと深い話になりそうな予感です。もう少し詳しく教えてください!」

60点満点をめざすべき理由①IT業界ではすべての知識を覚えきることは難しい

塚田

塚田

「製品知識をくまなく覚えて、それを伝えられること=営業の100点に設定したとしましょう。IT業界において、100点を取ることは可能だと思いますか?」

野田

野田

「無理!!!絶対に無理!!!ですね」

塚田

塚田

「そんなにすごい剣幕で言わなくても・・・なんか過去にあったんですか?(‘◇’)ゞ。それはそれとして、確かにIT業界において、そういう意味での100点を取ること自体、非常に難しいといえます。もしかしたら中には、とんでもない天才ですべてを完璧に網羅して伝えられる人もいるかもしれませんが…毎日のように新しいテクノロジーが生まれるこの業界においては、多くの人にとって、すべてを覚えて正確に伝えきることは困難でしょう。


今回の動画テーマである『ストレージ』分野だけでみても、ある調査結果によるとその市場規模は2023年で2400億ドル超、2030年には7700億ドル超に成長すると予測されています。
興味がある人は「ストレージ 成長予想」などのデータでググってみてください。つまり、ストレージ分野のテクノロジーは今後加速度的に拡大していくといえます。そんな状況の市場で、あらゆる知識を網羅し続けることはほぼ不可能です」

野田

野田

「AIなどの最新技術が絡んだり、セキュリティ面も考慮する必要が出てきたりして、ストレージひとつとっても、その知識を全部覚えようと思ったらキリがないですもんね。ただでさえNASがどうでSANがどうだとか、やれファイルサーバーがとか仮想化がとか、基本部分も覚える言葉が多いのに…(この言葉の意味がまったくわからない人は、ぜひ『新人営業マン必見 60点の会話ができるようになる為のストレージ講座!』動画をチェックしてみてください!)」

塚田

塚田

「そうです。メーカーにおける製品のコモディティ化(=各メーカーの製品価値が大差なく横並びになっている状態)の脱却も進んでいる昨今においては、多種多様な製品仕様がありすべて覚えるのは不可能です。ストレージの以外のサーバー仮想化やネットワーク、クラウド、セキュリテイ対策等覚えることが沢山あるITインフラ系の営業マンはいわゆる” 知識ガワ”だけ覚えるしかないでしょう。


あとの配分は、お客さまの課題をストーリーとしてとらえて、その解決策となるゴールまでどう導いていくかを、営業は重視すべきです。お客さまの環境に合ったメーカーや製品は絶対にあるはずなので、そこはエンジニアとお客さまと一緒に探しつつ…」

野田

野田

「基本の知識は押さえつつも、各製品の最新技術や細部技術など複雑な部分は、専任のSEや先輩ベテラン営業に頼ってしまうことも大事ということですね」

塚田

塚田

「最初は特にそうですね。わからないことだらけの中で、わからないことを追い続けても時間の無駄です。お客さまと基本の会話ができるレベルにまでなれば、おのずとお客さまの課題のはしっこが見えてくるはずなので、あとはそこをひも解いていくための知識を深堀りしていけばいいだけです」

60点満点をめざすべき理由②利益をより多く上げられるのは60点満点?

塚田

塚田

「時間に関する話が出たので、もうひとつ。情報が絶えずアップデートされる昨今では、お客さまの課題を解決するスピードも重要です。なぜなら、どんどん新しい課題が顕在化するからです」

野田

野田

「たしかに。たとえばクラウドストレージもかなり一般的になりましたが、導入して課題を解決できたと思ったら、今度はそのセキュリティや運用に頭を抱えているなんて話はよくあることですもんね」

塚田

塚田

「そう。でもそんなときに、『Aというソリューションはこんな特長があって、でもデメリットとしてこういう点もあって…あれ?よく調べてみると、こんな新しい技術が使われていて…事例はあるのか?じゃあBは、Cは…ともかくいろいろ調べてから営業していかないと迷惑になってしまうよな…』なんていう”100点のやり取り”をめざすことばかりに集中していると、どうなると思いますか?」

野田

野田

「その分だけ時間をとられてしまう?」

塚田

塚田

「そうです。100点満点で時間をかけることによって、最高級の営業クオリティを発揮することはできますが、その分対応できるお客さまの絶対数も減ってしまいます。60点満点でそれなりのクオリティを発揮できるのにも関わらず、です。


誤解のないようにお伝えしておくと、リサーチするなということでは決してありません。いかに限られた時間の中でインフラ全体のトータルソリューションの最高点をめざせるかが重要ということです。

野田

野田

「まさに60点”満点”な考え方ですね」

塚田

塚田

「課題解決できるスピードが速いということは、その分利益を上げられるスピードが速いともいえますから、評価されるスピードも速いので、自分にとってもメリットは大きいですしね」

野田

野田

「これは営業さんがぜひ押さえておきたい観点ですね。60点をめざすことは、実は100点をめざすよりも、利益や自身の評価を上げられる可能性が高い、と」

塚田

塚田

「こだわりが強いのは大事ですが、こだわりが強すぎるとかえって非効率になりがちですし、そのこだわりは実はお客さまには見えなかったりもします。


新人営業マンの方はよく見落としがちですが、生産性を上げるという意識はITインフラの営業でも他業種の営業と同じく非常に重要です。60点の会話で生産性が上がるなら、それに越したことはありません。自分も、そしてお客さまも、時間は有限ですからね」

野田

野田

「なるほど…時間の観点でいえば、今回のストレージの基本動画はどれも5分程度で観られて手っ取り早く60点の会話力が得られるので、かなり優秀ではないでしょうか!」

それでも不安ならルーティン化する

塚田

塚田

「それでも『100点のやり取りができないと不安…会話が成り立たなくなってしまった場合を想像すると怖すぎる』という人も多いはずです。僕もそうでしたから」

野田

野田

「まあたしかに、IT業界は専門色の強い世界ですからね…わからない分野は本当にわかりません」

塚田

塚田

「そういう場合は、もうルーティン化しちゃいましょう」

野田

野田

「ふむふむ」

塚田

塚田

「たとえば今回の動画を、お客さまへ営業する前に必ず一回観るとか、僕のセリフを一言一句間違えずに言えるまで毎日、寝る前に必ず動画を観るとか。教材というよりかは、ひとつの安心材料として使うのも手ですね」

野田

野田

「あーそれいいですね!学習動画というよりかは、お守り動画みたいな」

塚田

塚田

「結局、100点分の知識を覚えても、それを30点の会話で伝えてしまっては意味がないですからね。それなら60点分を落ち着いて60点分伝えられるほうが、お客さまにとってもメリットがあります」

野田

野田

「その方法でお客さまの課題を引き出せるなら、それが一番いいですからね」

塚田

塚田

営業ですべてが決まるわけじゃないという意識も大切ですね。システム構築などの技術力が営業をカバーすることもあるし、製品のデメリットを技術的なアイデアでカバーできるときもあるし」

野田

野田

「ITインフラの営業だからって、恐れることはない!ということですね。身構えず、まずは自分がめざせるところまで着実に理解していくことが重要ですね」

塚田

塚田

「そうですね。ぜひ新人営業マンの皆さんには繰り返し動画を観てもらって、紹介しているストレージでどんどんお客さまの課題を解決するお手伝いをしてほしいですね」

いきなり100点なんて難しい!いや…そもそも、100点の営業なんてないのかもしれません。
60点”満点”の会話でお客さまとコミュニケーションをとりつつ、ストーリーとして課題を発掘するところから支援することが大事です。

ぜひ下の動画から、60点満点の会話をめざしましょう!

動画は全部で5本立て!

また「こんな課題を発掘できた!でもどんなストレージが適切かわからない…」、「このストレージを、もう少し詳しく教えてほしい!」などにお悩みの方は、ぜひ一度ネットワールドまでご相談ください。