Pure Storageは、高性能なオールフラッシュストレージソリューションを提供する企業です。でも沢山あるエンタープライズストレージベンダーの中でもなぜPure Storageなのでしょうか?
Pure Storageはデータの高速アクセスと効率的なストレージ管理を実現し、ビジネスの革新を支援しています。信頼性とシンプルさに重点を置き、多くの企業に選ばれているその本当の理由を本WEBでは解説していきます。
登場人物

Pure Storage初心者。
ストレージを調達しなくてはいけなくなった情シス。
疑うことを知らないピュアなブタ。
3度の飯よりPure Storageが好きなPure Storage博士。
好きすぎて製品説明が爆速の
マシンガントークになることも。


実は我が社は新しくストレージを調達しなきゃいけなくなったんだけど、今売れ筋らしい Pure Storage っていうストレージを提案されたんだブー。
Pureのことを詳しく教えてブー!
Pure Storageのことならなんでも聞いてピョン。ではまずPureのことを紐解く前に、そもそもPureがどうやって生まれたのか知ってるかピョン?

Chapter01
Pure Storageとは?
Pure Storageの歴史
Pure Storageは、2009年創業、米国カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、エンタープライズ・ストレージのハードウェア、ソフトウェア、およびソリューションを提供している、オールフラッシュ・ストレージにおいて最も成長しているストレージベンダーです。
2009年、「ディスクは限界に達していて、次のメディアに移行する必要がある」と考えた John Colgrove(ジョン・コルグローブ)が、オールフラッシュ・ストレージ専門のピュア・ストレージを創業しました。現在、コルグローブはCVOを務めています。
コルグローブは、ハードウェアではなくソフトウェアの視点から、既存のストレージの課題を解決しようと試みました。2009年から3年にわたって一から基礎研究を行い、モジュール拡張方式の採用、重複排除・圧縮機能の搭載、デュアルパリティRAIDの開発など、フラッシュメモリ向けのアーキテクチャを開発しました。2012年、これらの技術を搭載した初めてのオールフラッシュ・ストレージとしてFlashArray FA-300/320が登場しました。
そして、まったく新しいストレージ・ビジネスモデルであるEvergreen Storageプログラムが登場したのは、2014年のことです。それから現在に至るまで、毎年ピュア・ストレージは新しい製品を生み出しています。 2019年にスウェーデンのCompuverde社を買収したことにより、今後は、従来のブロック・ストレージに加えてファイル・ストレージにも注力しています。
現在はストレージデバイスをSSDからPure Storage独自開発のDirectFlash Module(DFM)へと移行しており、これによりデバイス外のソフトウェアで様々なNAND型フラッシュメモリ制御をシステムレベルで全体最適化することが可能になりました。(SSDはデバイス内コントローラによる個別最適化)
そして近年、「Hard drives are dead. SSDs are not the answer. DFM is answer. (ハードディスクは死んだ。SSDは答えではない。DFMが答えだ。)」というメッセージを掲げ、業界最大容量の75TBのDFMを開発するなどその進化はとどまるところを知りません。
創業:2009年、カリフォルニア州マウンテンビュー市にてソフトウェア・エンジニアにより創業
製品:2012年より FlashArray シリーズ、2017年より FlashBlade の販売を開始、2019年 FlashArray シリーズを拡充
導入実績:全世界17,000台以上/顧客数8,150社以上/国内700台以上
テクノロジー:特許300件以上(申請中のものを含む)
日本での展開:2013年2月ピュア・ストレージ・ジャパン設立
販売拠点:米国、欧州、日本、韓国、シンガポール、オーストラリアなど世界27カ国

製品開発のこだわり
2009年にOs76 Inc.というコードネームで創設されたピュア・ストレージの沿革は、サッター・ヒル・ベンチャーズ(Sutter Hill Ventures)のオフィスから始まります。
ストレージ領域のベテランであるジョン・「コズ」・コルグローブ(John "Coz" Colgrove)と、Yahoo! 社の元 CTO であるジョン・ヘイズ(John Hayes)が意気投合し、エンタープライズ向けデータ・ストレージの変革を目指しました。
John “Coz” Colgrove (ジョン「コズ」コルグローブ) 創業者 兼 チーフ・ビジョナリー・オフィサー(CVO)
開発ポリシー
ピュア・ストレージの創設者たちはエンタープライズ向けストレージ・ソリューションの開発を行ううえで、次の事柄を目指しました。
- IOPS(1秒あたりに処理できるI/Oアクセス数)とディスクベースのストレージの比較とは桁違いな機能を含む、フラッシュ・ストレージの性能を無駄なく活かすこと
- エンタープライズ向けストレージ・アプリケーションの運用時のギガバイト単位のストレージ価格に競争力があること
- データの冗長性、耐障害性、セキュリティをビルトインすること
- デプロイ、保守、アップグレードが容易に、無停止で実施できる、シンプルで柔軟性の高いストレージ管理システムを提供すること