6GHz帯に対応したAPであっても、一つのAPに接続が集中すると、チャンネルの利用効率が落ちてしまいます。例えば接続端末数が50以上の場合スループットは20%程度低下しますが、これはAPの処理能力とは関係なく起こります。

そこで、空いているAPに動的に接続させる、負荷分散の機能が重要です。

HPE Arubaは、ClientMatchによるダイナミックな負荷分散機能を実現しました。

電波の往復する時間で距離を測り、位置を特定（FTM）。たとえAPに接続済みでも、場所、デバイスタイム、輻輳、干渉状況から動的に最適なAPへ再接続します。もちろん、利用者はそのことにはまったく気が付きません。

オフィスの中には、業務端末、スマートフォン、お客様のゲスト端末、私物の端末などなど、さまざまな端末がWi-Fiにつながっています。これらの端末がWi-Fiの帯域を取り合うことになれば、重要な業務が滞るなどの障害が発生する可能性があります。

Wi-Fiに接続する端末に、重要度や優先度をつける機能が重要です。

HPE Arubaはステートフルファイアーウォール機能により、Roleベースのアクセス制御が可能です。つまり、SSIDで帯域制限をかけて重要なSSIDの帯域を保護したり、デバイス単位でのアクセス制限をかけることができます。また、アプリケーション単位で帯域制限をかけることができるので、業務への障害を最小限に抑えます。