ここまではストレージとは?について勉強してきたが、
第2章からはストレージの様々な機能について見ていくぞ。
博士・・・了解です。いよいよ2章で レベルアップ ですね!
データを守る機能❶
スナップショット・レプリケーション
まずは データを守る機能 からじゃ!
データを守るのはRAIDじゃないんですか?
うむ。RAIDもデータを守る重要な技術じゃったな。
ただし、RAIDは「ドライブ障害から」データの損失を防ぐのであって、
それ以外の場合、例えば君が誤って作業中にストレージ上から
重要なデータを消してしまったとすると・・・
そうか、それも立派なデータ損失なんですね!
立派かどうかは置いておいて。
ここで様々なデータ保護方法について紹介しよう。
データ保護方法は大きく以下の3種類に分類できる。
バックアップ
レプリケーション
アーカイブ
目的
データ復旧
データ復旧
システムの継続
データを安全に
長期保管・再利用
大事なデータが
消えてしまったので、
元に戻したい
本番ストレージが災害で
使えなくなった際に
継続して使用したい
法律である年数の保存を
義務付けられた書類を、
改ざんされることなく保存したい
保存頻度
定期的
定期的/リアルタイム
長期期間
データの編集
可能
可能
不可能
バックアップとは、データを定期的に保存することじゃな。
ストレージのバックアップにおいて代表的なのが
スナップショット という機能じゃ。
スナップショット? 写真のことですか?
うむ。ある時点でのデータ領域を、まるで写真を撮るように素早く、
そしてそのままの状態を保存する、というバックアップ機能じゃ。
スナップショット
とは言え、実際に毎回本番ボリュームを丸ごとコピーしている訳ではない。
それだとすぐに容量がいっぱいになってしまうからのう。
本番ボリュームからの差分を保存して、仮想的に スナップショット作成時点の
ボリュームのように見せているんじゃ。
なるほど、バックアップと言っても同じストレージの中に保存している
ということですね。ということは、本番側のストレージが壊れたら
バックアップもなくなっちゃうんでしょうか?
いいところに気づいたのう。
通常、企業向けのストレージが完全に壊れるということはなかなかないが、
災害などが発生すればどうなるか分からない。
よって、さらにデータを別の場所にバックアップし、データを守ることが多い。
そのバックアップ先として代表的なのが、ディスクテープ、そして クラウド じゃ。
Disk-to-Diskだから、略してD2Dですね。ちょっとカッコいいですね!
そのD2Dでよく使われるのが、先程も少し出てきた レプリケーション じゃ。
複製(レプリカ)を作るという意味なんじゃが、その名の通り別のストレージに
データを複製する機能なんじゃ。つまり、本番ストレージ上と別のストレージ上
のボリュームを同期させるイメージじゃな。
レプリケーション
なるほど!
遠く離れた場所に複製したデータをおいておけるから、
万が一災害が発生して本番ストレージのデータが使えなくなったとしても、
データの損失を防ぐことができるということですね。
うむ、レプリケーションはこのようにデータの遠隔地保管でも使用されるが、
本当の意味での「災害(DR)対策」を実現するためにはストレージだけではなく、
システム全体を遠隔地に構築することも検討が必要じゃ。
その場合、DRサイトにも本番サイトと同様の機器やアプリケーションが
必要となるが、いざという時に、DRサイトでシステムを立ち上げることができる。
でも、お高いんでしょう・・・??
DRサイトは、いざという時に最低限使えればいいという要件なら
本番サイトよりサーバー台数を減らしたり、多少コストを抑えることができるが
もちろん遠隔地保管と比較するとコストはかかるのう。
データの遠隔地保管だけでいいのか、DR対策まで必要なのか、
要件とコストをよく考えて、構成を検討 することが大事じゃ。
今は地震も多いし、最低でもデータの遠隔地保管は考えたほうが良さそうですね・・・
そういえばD2TやD2C、テープやクラウドへのバックアップだと
安くなったりしないんですか?
初期コストを少しでも抑えたいということであれば、テープメディアや、
安いストレージにバックアップを取るというのも1つの手じゃな。
しかし、遠隔地保管が目的の場合、今度はテープの輸送が必要になるので
その運用や配送に関わるコストや手間も考慮する必要がある。
クラウドへのバックアップも、もちろん選択肢の1つじゃな。
ただしクラウドは従量課金。データが増える程、コストは増える。
バックアップデータは基本的には増え続けるものなので、本当にクラウドが
安くなるかどうかはしっかりと試算をする必要がある。
う~ん。
データを守るためには、色んな所でコストがかかるものなんですね。
まあそう落ち込まんでくれ。
とは言え、ストレージ機能によるレプリケーションであれば
そのストレージの機能を最大限に使えるため、メリットも多い。
コストが許せば、同じメーカー、同じシリーズのストレージ 2台で
レプリケーション構成にするのがオススメじゃ。

株式会社ネットワールドについて

社名 株式会社ネットワールド
設立 1990年8月1日
代表者 代表取締役社長 森田 晶一
所在地 [本社] 東京都千代田区神田神保町2-11-15 住友商事神保町ビル
事業内容 ネットワーク製品のソリューション・ディストリビュータ
Microsoft社を始めとする様々なネットワークベンダー(メーカー)の主要ディストリビュータであり、300以上のベンダー、3万点以上の商品を取り扱い、どんなユーザーにも、最適なシステム構築を提供できる製品を品揃えしています。

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