IaaS
IaaS・・・ IaaSは「Infrastructure as a Service」の頭文字を取った略語で
「イァース」 と読むことはもちろんすでに知っているじゃろう。
情報システムの稼動に必要な仮想サーバー等のインフラを、ユーザーが自分で必要なハードウェアのスペックやOSを自由に選定して利用することが可能である。Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)やAzure Virtual Machines の上に利用したいOSをインストールして利用するサービスじゃ。バックアップ的な観点からはここは基本的にはオンプレの仮想サーバーと同じ観点からの保護が必要となる。
クラウド利用者が構築、
管理するもの
クラウド事業者が提供、
管理するもの
PaaSやSaaSの場合
IaaSの場合
環境に制限がある
環境を好きに構築できる!
メリット
必要なインフラを自由に構築できる。
使った分だけ支払うため、オンプレミスより
初期コストが安い。スケールアップが容易。
デメリット
PaaSやSaaSに比べ、
管理サーバーのスキルが求められる。
つまりここはオンプレの仮想マシンと同じでしょうか?
具体的にはIaaSで用意した仮想マシン(インスタンス)に
エージェントを入れて、バックアップを取るイメージですか?
うーん、50点じゃ。
例えばオンプレの仮想マシンに一つずつバックアップのエージェントをインストールする方法も確かにある。でもそれでは非常に手間もかかるし。オンプレでもハイパーバイザーと連携して、仮想マシン本体はエージェントレスでバックアップを取得する方法があるじゃろ? それと同じじゃ。
クラウド独自のハイパーバイザー上のインスタンスでバックアップする方法もあるんじゃ。
エージェントレスバックアップ
IaaSのバックアップ
えー、でもAmazonやAzureなどで同じことを実現するのは すごーく大変
なんじゃないですか?
通常、クラウドベンダーのハイパーバイザーは操作できないと聞きましたが…
そうじゃ。だからAWSやAzureのマーケットプレイスから、バックアップソフトを選択することでそれを実現するんじゃ。
例えばAWSのマーケットプレイスに提供しているバックアップメーカーは、本来ユーザーが行うと非常に面倒で複雑なAmazon APIと連携してバックアップを簡単にするインスタンス(AMI)を提供している。ユーザーはそのインスタンスを立ち上げて、簡単なGUIの操作画面でバックアップの取得頻度やポリシー設定を行うことができるんじゃ。
AWS Marketplaceを利用しない場合
AWS Marketplaceを利用する場合
難しいことを考えずに操作できるのは確かにうれしいですね。
まだまだIaaSで注意しなければいけないことがあるぞ。
IaaSはOSを選択して利用するじゃろ。
その際に、バックアップメーカーのサポートがLinuxのディストリビューションの
対応している種類が充実しているかも重要じゃ。
ただLinuxに対応しているだけだと問題がある。RHEL、CentOS、Ubuntuは最低限必要で、それ以外のクラウドが用意する独自のディストリビューション、例えばAWSで言えばAmazon Linuxなどが対応しているかも考える必要がある。
博士・・・ なぜAmazon Linuxを利用するんですか?
確かAmazon LinuxはRed Had系と聞いた事があります。
RHELやCentOSなど同じ系列のディストリビューションではダメなのでしょうか?
ふむ、いい質問じゃ。
確かにEC2上では、他のLinuxのディストリビューションも選択可能だが、Amazon Linuxを利用した場合との違い、つまりメリットを考えてほしい。CentOSでは存在するコマンドがAmazon Linuxでは存在しないなどのデメリットが多少はあるが、全体的にはメリットが大きい。
例えばこんなことが主なメリットじゃ。
メリット1
メリット2
メリット3
メリット4
Amazon社が開発しているためサポートを受けやすい 。
Red Hatベースであるため、Red Hat系のディストリビューションを多く扱う人であれば難なく扱うことが可能。
Amazon Web Servicesの各種サービスとの親和性が良い。
Amazon LinuxはAmazon Web Servicesと連携できるコマンドが多数ある。
確かにEC2上で動かすのであれば、AWSとの連携は重要ですね。

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