アプライアンスの種類
 スケールアップ型・スケールアウト型
まずアプライアンスは、スケールアップ型とスケールアウト型
の大きく2種類がある。
それぞれのメリット・デメリットについてみて行こう。
スケールアップとスケールアウトの違いは分かっておるな?
もし忘れていたらストレージ編基礎勉強のやり直しじゃ。
はい!ばっちりです!
ストレージの詳細について勉強したい人は、「最初に学ぶ人が読む」シリーズの第二巻、わしの弟「ストレージ博士」が紹介する「ストレージを最初に学ぶ人が読む冊子!」を是非読んでみてほしい。
いきなり誰に話しかけてるんですか!? でもその冊子ぼくも読みました!
ストレージの基本から詳しい機能まで解説してあってわかりやすかったな~。
読んだことない人はネットワールドに問い合わせて入手するべきですね!
CPUとメモリは
足りてるから容量
だけ追加しよう!
では守くん、スケールアウト型のメリットはなんじゃ?
スケールアウト型の場合、保存するデータの容量が増えることに
応じて、CPU やメモリーなども増強されるので、ディスク容量の増設時
にパフォーマンスを考えてシステムを構築する必要がないこと…
がメリット でしょうか?
スケールアウト型
パフォーマンス
劣化のリスクを
考えなくていい!
そうじゃな。良く出来た。ではスケールアップ型はどうじゃ?
スケールアウト型とは異なり、パフォーマンスが劣化しないよう
システム構成を考える必要がありますが、これは逆を言えば
必要な部分だけ増やせる事がメリットです。
必要な部分というのをもう少し詳しく説明したまえ。
はい。状況によって容量だけ足りないけど、CPUやメモリーなどの
リソースがまだまだ空いている場合には
ストレージ部分だけを増設する事で、拡張の際のコストを抑える事が
できます。(ドヤ)
スケールアップ型
なるほど。よく説明できた。ではCPUやメモリーの
処理が足りなくなったらどうするんじゃ?
その場合は上位モデルにコントローラー交換します。
よってある程度余裕をもって交換することをお客様にはおすすめしています。
じゃあ、5年後のデータを予測するのが難しい場合は、
スケールアウト型のほうがいいのかな??
えーと・・・
実はなんだかその辺がよくわかっていないんです。詳しく教えてください。
実際にはそんな簡単に どちらのタイプがいいか? は決められないんじゃ。
スケールアウト型は、アプライアンスを追加する際に各種制限や最小のノード数などの決まりが多くある。
例えば最小3ノードから購入可能などじゃ。
この場合のノードとは、CPUやメモリーが入ったコントローラーと考えてもらっていい。
そうなるとコストがそれなりにかかり、安いタイプでも1000万を超える商材がメインとなってくる。
このようなコスト面からSMB企業ではスケールアップ型の物が選択される事が多い。
スケールアウト型
スケールアップと言っても最小で数TB〜数百TB程度までのバックアップが可能なものが揃っているので、大体5年後の容量が超えない範囲を予測して機器を選択する事が可能じゃ。
先程データが飛躍的に増え続ける中で5年後のデータ容量を見極めるのは難しいと話をしたが、少し容量やパフォーマンスが上位の機種を選択しておくことで、拡張性が広がり、自分で機器を組み上げるよりは、圧倒的に拡張が容易なのも事実である。
スケールアップ型
なかなか奥が深いですね。
でもアプライアンスは、どこのメーカーも非常に高価なため、100名以下の
SMB企業や地方の支店には向かない気がするんですがどうでしょうか?
そうじゃな。
確かに過去の事例からすると、特にスケールアウト型のアプライアンスは大企業に入る事が多い。だが各社より拠点向けや小規模事業者向けに、スケールアウトしないエントリーモデルもたくさん出ているぞ。
これは拡張性こそ無いが、HW/SW一括サポートや、システム構築が不要など、アプライアンスならではのメリットが豊富じゃ。
今後データがどのような勢いで急増するか、技術の進歩はどのように変化するかは簡単に予測できない。絶対とは言えないが、企業のデータ容量に応じて、導入されるモデルをざっくり下記のようにも分けるのもありじゃな。(2020年6月時点)
容量 ~4TB
サーバー内蔵ディスクを利用
容量20〜300TB
スケールアップ
容量2〜30TB
エントリーモデル
容量 50TB~
スケールアウト
アプライアンス型って他にもメリットあるんですか?
例えばこんなメリットがある。
①有事の際にストレージリソースとしての利用
②冗長性の違い
③REST APIによる開発チームとの連携
④アプライアンス特別ライセンス

などじゃ。順番に見ていこう!

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