自動化、なんていい響きだ。
IaCツール“Ansible”とも連携するVeeam。
でもAnsibleを活用すると具体的にどんなメリットがあるの?もしかして…コード打ってザ・エンジニア感出したいだけじゃ…?
Networldマーケ担当わたくし木全、そんな疑惑を払拭するべく、Veeam×Ansibleの魅力に迫りました!
果たしてVeeam×Ansibleでなにが生まれるのか!?
木全
「海野さん、なにやってるんですか?」
海野
「えっ!? ああ、木全さん」
「いや、VBOの新バージョンVB365(Veeam Backup for Microsoft 365)v6がリリースされたじゃないですか?」
木全
「ああ、みたいですね。この前河村さんに解説してもらっちゃいました」
海野
「あっ、そうなんだ」
木全
「ええ、なかなかわかりやすかったですよ。で、そのv6がどうしたんですか?解散を思い出して悲しくなっちゃいました?」
海野
「いやそのV6さんは関係ないけど…いやね、VB365だけに限らないんだけど、新しいバージョンがリリースされるたびに、さまざまな環境で新機能が正常に動作するかどうかを確認したいんですよ。でもバージョンなんてたくさんあるじゃないですか?」
木全
「まあ、ベータ、RC、RTM、そこから本番リリース後のバージョンアップデート、アップグレード、いろいろありますからね」
海野
「そうでしょ?VBRがいくらカンタンに環境構築できると言ったって、そんなの毎回はやってられないわけですよ。だからいい機会だと思って、Veeam環境の構築やジョブ実行をAnsibleでIaC化しちゃおうかなと思って」
木全
「…Ansible?IaC?なに急に横文字でかっこつけてるんですか?Veeamビーム出しますよ?」
※Veeamをこよなく愛する木全は、その熱い想いから目からビームを出せるようになった(妄想です)
海野
「えっえっ、なにVeeamビームって!急に怖いやめて!!」
木全
「まったく…で、なんですかその…おいしそうな名前のやつは?」
海野
「人があんなに目を光らせるとこ初めて見た………これは、Ansibleです!Infrastructure as Code(IaC)、つまりインフラの構築をコードで行えるツールです。これがあれば、さまざまな環境でインフラ構築を自動化させたり、複製できたりするんですよ」
木全
「じ、自動化…わたしの大好物なワード…くわしく教えてください!」
海野
「たとえば、本番のインフラ環境をコードで記述することで、同じ構成のテスト環境をかんたんに再現したり、あるいはちょっと書き換えて、ちがう構成にすぐ変更したりできるんです」
木全
「ほほう、アップデートの多いVeeamにぴったりじゃないですか!」
海野
「そうですね。コードの変更点もツールを使えばかんたんに追跡できるから、ヒューマンエラーも起こりにくい。GUIだと変更点やどうやって設定したかを、わざわざスクショに残さなきゃいけないですからね」
木全
「手順書を都度用意する手間がはぶけるってこと。じゃあ極端な話、わたしがコードをコピペして、違う場所にVeeam環境を構築できるってことですよね?」
海野
「まあ大雑把に言うと、そうですね。AnsibleはYAMLというデータ形式を使っているので、新規で環境を作る場合にはある程度の知識が必要ですが、これも慣れです。公式ドキュメントでも見れば、できちゃうと思います。あるいは、GitHubリポジトリにもVeeam環境デプロイのためのコードが並んでいるので、それを参考にすれば学ぶことも多いはずです」
木全
「ああ~なるほど、GitHubでかんたんに共有もできるのか!それは楽!」
木全
「ふむ、まあなんとなくわかりました。Veeam×Ansibleなら、バックアップジョブの構築や実行もより楽になるってことですね!」
海野
「そうです!だからAnsible使って構築しようかなと」
木全
「でもまだ信じられないので勝負しましょ」
海野
「えっ?」
木全
「GUI対Ansibleで、VBRを組み込んだ本番・ステージング環境構築スピード勝負しましょ」
海野
「いやぼく今までGUIでやってて懲りたからAnsible使うんですけど…」
木全
「はいいきますよ!よーい スタート!」
海野
「えぇ…」
木全
「まずはAWSにログインして…」
海野
「まったくもう…カタカタカタカタカタカタ……」
木全
「えっと手順書を参考に…Windows Serverをインストールして、ファイアウォール構成して、ISOをダウンロードして、Veeamのパッチがうんたらかんたら…」
海野
「カタカタカタカタカタカタ……」
木全
「……めっちゃカタカタうるさい…」
海野
「カタカタカタ…よし、コピペで同じ環境構築、hostsファイルだけ変更して…」
木全
「あれ、今の工程をまたやらなきゃいけないのか……あの~…海野さん、これ、正しいか見てくれますか?手順書の画面に漏れがあるのか、微妙に違ってて…さっきは勘でやったら上手くいったんですけど…」
海野
「カタカタカタ…こちらは…カタカタ…GitHubにアップしてコードレビューできるので…カタカタ…そちらはそちらでやってください……カタカタ…」
木全
「くそ…メガネ上げながら言ってくるの腹立つな!」
海野
「カタカタカタ…ッターーーーーン!!!!!」
木全
「はっ!!!」
海野
「はい、できました」
木全
「ぐぐっ…………ふっ、よかったですね。これでVeeamのバージョンアップがきても、すぐ機能検証できますよ。わたしは海野さんが楽しくコードを打てるように、わざと負けてあげたんですよ気づきました?」
海野
「変な負け惜しみやめてください」
木全
「………参りましたー!!!」
IaCツール“Ansible”でも構築できちゃうVeeam!これで繰り返すアップデートにもばっちり対応できますね。
新たな機能を間違いなく利用するためにも、ぜひVeeam×Ansibleでバックアップジョブを自動化&IaC化してみてはいかがでしょうか!