ストレージを効率よく使用する機能❷
階層化
引き続き、「ストレージを効率よく使用する」機能じゃが、今度はアクセス頻度に
応じて、データを最適な場所に配置する「階層化」について紹介しよう。
一般的に、データアクセスのうち80%は、ストレージ内のデータの20%に
集中していると言われているんじゃ。
そこで、よく使われるデータはSSD上など
高速にアクセスできる場所へ、
あまり使われないデータは、コストを抑えて
配置できる場所へ
配置するのが階層化じゃ。
層を意味する「tier」から、ティアリングとも言われるぞ。
全てのデータをSSD上に置くとコストが高くついてしまうけど、あまり使われないデータは SSDじゃないところに置くことで全体のコストを下げられる、ということですね。
階層化(ティアリング)
最下層は、クラウドのオブジェクトストレージの場合もあるんですね。
うむ。クラウドへの階層化が可能なストレージの場合、アクセス頻度の
少ないデータをクラウド上に保管することも検討可能じゃ。
またストレージが "自動で" データを判別して最適な階層に配置することが
できるストレージの場合は特に、「自動階層化」と言われるぞ。

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