ストレージとコンバージドインフラ/
HCIの関係
色々なストレージがあることが分かりましたが、
接続するサーバーやスイッチは好きなものを選んでいいんでしょうか?
残念ながら、なんでもOKという訳にはいかないんじゃ。
コンパチの確認」 って聞いたことはないかの?
Compatibleの略で、「互換性がある」という意味じゃ。
互換性のある構成(サーバー・OS・HBA・スイッチなど)の
リストを各ストレージメーカーが提供しているので、
特にFC接続の場合は必ず確認が必要じゃ。
なんでもいいわけじゃないんですね。ちょっと面倒ですね。
さらにハードウェア的に互換性がある構成であっても、
その上に仮想化製品やアプリケーションを載せた際、
思ったように性能が出なかった・・なんてこともなくはない。
そんな不安を解消するのが 「コンバージドインフラ」 じゃ!
メーカーがしっかりと検証をして、「この構成なら大丈夫」という
お墨付きの構成じゃ。
コンバージドインフラ
●サーバー・ストレージ・ネットワーク・
 仮想化ソフトウェアなどをまとめたもの
●メーカーが検証済みのお墨付き構成
●ハードウェア部分は、同一メーカーで
 統一されているものの他に、複数メーカー
 製品を組み合わせたものもある
メーカーが検証してくれているのは安心です!
最近「ハイパーコンバージドインフラ(HCI)」なんて言葉も
よく耳にしますが、何がハイパーなんでしょう?
ふむ。
コンバージド(Converged)とは、「集中した」「収束した」という意味じゃが、
ハイパーということで、さらに集中・収束したということで・・・こういうことじゃ!
コンバージドインフラ(HCI)
●サーバー・ストレージ・
 ネットワークを1筐体に
 統合したもの
●省スペース
●導入・運用が簡単
ストレージは、
Software Defined Storage(SDS)
を共有ストレージとして利用しているため
物理的なストレージ筐体はない
わっ!すごくコンパクトになった上に、機器の台数も減って楽そうですね!
じゃあこれからはもう全部HCIにしちゃえばいいんじゃないですか~?
だがしかし!
HCIでは統合されているがゆえのデメリットもある。
やはり柔軟性や性能面においては、従来型のシステムのほうが有利じゃ。
例えば、性能が足りないがストレージ容量は十分に足りている、
という場合でもHCIではHCIノード丸ごと追加しなくてはいけない。

これも結局はお客様が何を重視しているかによって
HCIがいいのか、従来型がいいのかを判断しなくてはいかんぞ。

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