ストレージの保守
冗長化やRAIDなど、壊れても使い続けられる仕組みを紹介してきたが、
万が一壊れた場合も迅速に修理するための保守について解説しよう。
保守・・・実は先日ストレージの見積をもらったんですが、
機器とは別に「オンサイト保守」の費用が記載されていて、
それが結構高いなーって。
家電につけられる「●年間保証」みたいなものですか?
故障した際にその費用内で修理をしてもらえる、という意味では同じじゃな。
「オンサイト保守」というのは、「オンサイト=現場・その場所」という意味が
あるように、保守員が現地に来て、届いた部品を使って修理をしてくれるんじゃ。

下記のように、色々な保守サービスがあるが、オンサイト保守は人が来てくれる分、
他とくらべると少々高価な場合が多いかのう。
メーカーや製品によって選択できる保守は異なるので注意が必要じゃよ。
色々な保守
オンサイト保守
センドバック保守
リモート保守
機器の設置先に
保守員が駆けつけて対応
メーカーや保守会社が
交換用部品を送付し、
故障品を送り返す
(自身で交換対応が必要)
インターネット経由で障害対応を実施
(インターネットに接続できない機器の
場合は利用できない)
ま、良いものはその分高いってことですね。
でもプロが駆けつけて対応してくれるなら、安心ですね。
壊れたら保守会社に連絡すればいいんですか?
そうじゃな、メーカーや契約内容について異なる場合もあるが、
基本的には電話やメール、専用のWeb等から連絡するのが一般的じゃ。
機器が障害を検知したら自動で保守会社や、管理者など任意の宛先に
通知を飛ばす仕組みをもったストレージもあるぞ。
それは安心ですね!
見積に、平日9-17時保守
24時間365日保守
2つの費用が載っていますが、
これは対応時間ということですか?
そうじゃ、見たまんまじゃが、平日(月~金)の9-17時だけ対応してくれる契約と、
平日以外の土日祝も含んだ365日、24時間中対応してくれる契約のことじゃ。
オンサイト保守は、大体この2パターンを提供しているメーカー・保守会社が多い。
ストレージに障害が発生した場合、1分1秒でも早く復旧させる必要がある場合は
24時間365日保守を契約する必要があるが、その分平日保守より金額も高い。
例えば、バックアップ用途で使用しているなど、そこまで急いで復旧せずとも大丈夫
という場合であれば、平日保守を選択して抑えるのも手じゃ。
ちなみに平日保守と一言で言っても、受付時間や対応時間は、メーカーや
保守会社によって様々なので、必ず保守の仕様書を確認しておくようにしよう。
保守仕様書に、詳細な対応時間や条件が記載されているんですね。
必ず確認して、お客さんの要件に合う保守を提案するようにします!

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